福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2025/01/22/Wednesday
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6月のレシピ/ローズ
2009/06/10/Wednesday
6月のレシピ/ローズ
ながらくのお休みをいただきありがとうございました。お客様にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
ようやくのことで平常営業を再開しております。正直何から手をつけていいのか茫然自失の状態ではありますが、新しいことも色々はじめて行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
遅くなってしまいましたが6月のレシピです。例年ならば梅雨のジメジメ対策…、などをやるんでしょうが、いまだ脳内はグラースのバラ祭りの只中というわたくしですから今月のレシピはバラ以外考えられないのです。お付き合いいただけると嬉しく思います。
摘み取られて麻袋に入れられたバラ(Rosa centifolia)。これから工場に運ばれ精油が採取されます。
ローズ Rosa centifolia / Rosa damascena バラ科
※他にも精油を採るバラはいくつかあるようですが、代表的なのはcentifoliaとdamascenaです
●蒸留部位:花
●蒸留方法:水蒸気蒸留、溶剤抽出
●主な産地:ブルガリア、トルコ、イラン
ローズの場合、水蒸気蒸留法のもの(ローズオットーという商品名がついていたらこちら)と溶剤抽出(ローズ・アブソリュート、ローズ・ド・メイなどと呼ばれています)のものの2種類あります。
アロマテラピーで使用するのは水蒸気蒸留のものが多く、溶剤抽出のものは嫌われる傾向にあります(私は好きなので使いますが)。
昔からなんとなく、Rosa damascenaは水蒸気蒸留で、Rosa centifoliaは溶剤抽出法で精油を採取すると区別されてきたように思いますが、現在はその限りでもなくなっているようです。溶剤抽出されたRosa damascenaも見かけたことがありますし、これまで訪ねたピエモンテやグラースの精油工場ではRosa centifoliaを水蒸気蒸留することもあるようです。ただ精油を抽出するまでには至らず、芳香蒸留水の採取が主な目的のようですが(Rosa centifoliaは精油の収率がdamascenaほど良くないようですね)。
ローズに限らず溶剤抽出法で採取されるアブソリュートはたくさんありますが、それらを精油と認めず人体に塗布するものに一切使用しない、というセラピストさんもいらっしゃいます。なんでそこまで嫌われるかといいますと、溶剤抽出法ではヘキサンという薬剤を用いて精油を取り出します。その後アルコールでの処理によりヘキサンが除去されるのですが、それでも精油内に微量残留する可能性があり、それが人体に害を及ぼすかもしれない、というのが理由です。しかしこのことに関しては「そんなに心配するほどの量じゃない」という声も多いです。精油メーカーからもそういう回答を貰ったことがありますし、先日のセミナーでも「昔ならいざ知らず、最近の工場は残留させるようなヘマするとこはない」というお話を聞きました。なので大量に常用するようなことでもない限り個人的には大丈夫ではないかと思っています。
さて、精油の採取法が異なると香りが大きく異なります。当然内容成分にも違いが出ます。
それぞれの主要成分は下記の通り。ローズの香りは大変複雑なので両方とも微量成分が沢山あるのですが、ややこしいのでここでは割愛。
●主要有効成分:
◇水蒸気蒸留法で採取されたもの◇
モノテルペンアルコール類
シトロネロール30~60%
ゲラニオール10~20%
ネロール2~10%
◇溶剤抽出法で採取されたもの(アブソリュート)◇
モノテルペンアルコール類
フェニールエチルアルコール 50~60%
シトロネロール 10~15%
アブソリュートに沢山含まれている「フェニールエチルアルコール」が1つの鍵です。この成分は咲いている薔薇の香りに近い香りがします
水蒸気蒸留のローズはトーンが高くフレッシュな香りなのに対し、アブソリュートが甘くまろやかで「より薔薇らしい」香りであるのはフェニールエチルアルコールによるものです。
ではレシピです。
●化粧水
用意するもの:トータルで20ml、精油は1滴を0.05mlと計算して全体の1%の量です。
無水エタノール 2ml
グリセリン 2ml
精製水 16ml
精油 4滴
作り方:無水エタノールに精油を加えてよく混ぜ、グリセリン、精製水の順に加えてさらによく混ぜる。
ガラスの遮光壜で保存、なるべく早く使いきる。
レモン 1滴
ローズ 1滴
パルマローザ 2滴
疲れた肌用。
※レモン精油には光毒性(つけたまま日光に当たるとシミになる作用)があるため、夜のお手入れに使用する。
●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
ベルガモット 2滴
ローズ 1滴
サンダルウッド 1滴
トリートメントオイルにしても良いブレンド。サンダルウッドの代わりに乳香(フランキンセンス)でも。
※ベルガモット精油には光毒性(つけたまま日光に当たるとシミになる作用)があるため、夜の入浴のみに使用する。
●練香水
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/149/
オレンジ 3滴
ローズ 1滴
カモミール・ローマン 2滴
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ようやくのことで平常営業を再開しております。正直何から手をつけていいのか茫然自失の状態ではありますが、新しいことも色々はじめて行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
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摘み取られて麻袋に入れられたバラ(Rosa centifolia)。これから工場に運ばれ精油が採取されます。
ローズ Rosa centifolia / Rosa damascena バラ科
※他にも精油を採るバラはいくつかあるようですが、代表的なのはcentifoliaとdamascenaです
●蒸留部位:花
●蒸留方法:水蒸気蒸留、溶剤抽出
●主な産地:ブルガリア、トルコ、イラン
ローズの場合、水蒸気蒸留法のもの(ローズオットーという商品名がついていたらこちら)と溶剤抽出(ローズ・アブソリュート、ローズ・ド・メイなどと呼ばれています)のものの2種類あります。
アロマテラピーで使用するのは水蒸気蒸留のものが多く、溶剤抽出のものは嫌われる傾向にあります(私は好きなので使いますが)。
昔からなんとなく、Rosa damascenaは水蒸気蒸留で、Rosa centifoliaは溶剤抽出法で精油を採取すると区別されてきたように思いますが、現在はその限りでもなくなっているようです。溶剤抽出されたRosa damascenaも見かけたことがありますし、これまで訪ねたピエモンテやグラースの精油工場ではRosa centifoliaを水蒸気蒸留することもあるようです。ただ精油を抽出するまでには至らず、芳香蒸留水の採取が主な目的のようですが(Rosa centifoliaは精油の収率がdamascenaほど良くないようですね)。
ローズに限らず溶剤抽出法で採取されるアブソリュートはたくさんありますが、それらを精油と認めず人体に塗布するものに一切使用しない、というセラピストさんもいらっしゃいます。なんでそこまで嫌われるかといいますと、溶剤抽出法ではヘキサンという薬剤を用いて精油を取り出します。その後アルコールでの処理によりヘキサンが除去されるのですが、それでも精油内に微量残留する可能性があり、それが人体に害を及ぼすかもしれない、というのが理由です。しかしこのことに関しては「そんなに心配するほどの量じゃない」という声も多いです。精油メーカーからもそういう回答を貰ったことがありますし、先日のセミナーでも「昔ならいざ知らず、最近の工場は残留させるようなヘマするとこはない」というお話を聞きました。なので大量に常用するようなことでもない限り個人的には大丈夫ではないかと思っています。
さて、精油の採取法が異なると香りが大きく異なります。当然内容成分にも違いが出ます。
それぞれの主要成分は下記の通り。ローズの香りは大変複雑なので両方とも微量成分が沢山あるのですが、ややこしいのでここでは割愛。
●主要有効成分:
◇水蒸気蒸留法で採取されたもの◇
モノテルペンアルコール類
シトロネロール30~60%
ゲラニオール10~20%
ネロール2~10%
◇溶剤抽出法で採取されたもの(アブソリュート)◇
モノテルペンアルコール類
フェニールエチルアルコール 50~60%
シトロネロール 10~15%
アブソリュートに沢山含まれている「フェニールエチルアルコール」が1つの鍵です。この成分は咲いている薔薇の香りに近い香りがします
水蒸気蒸留のローズはトーンが高くフレッシュな香りなのに対し、アブソリュートが甘くまろやかで「より薔薇らしい」香りであるのはフェニールエチルアルコールによるものです。
ではレシピです。
●化粧水
用意するもの:トータルで20ml、精油は1滴を0.05mlと計算して全体の1%の量です。
無水エタノール 2ml
グリセリン 2ml
精製水 16ml
精油 4滴
作り方:無水エタノールに精油を加えてよく混ぜ、グリセリン、精製水の順に加えてさらによく混ぜる。
ガラスの遮光壜で保存、なるべく早く使いきる。
レモン 1滴
ローズ 1滴
パルマローザ 2滴
疲れた肌用。
※レモン精油には光毒性(つけたまま日光に当たるとシミになる作用)があるため、夜のお手入れに使用する。
●アロマバス
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ベルガモット 2滴
ローズ 1滴
サンダルウッド 1滴
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ブルーサイプレスのジェルリンス
2009/05/14/Thursday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
時々書いております通り私は髪の毛を自家製石鹸で洗っています。1泊や2泊程度の旅行ならばホテル備え付けのシャンプーで済ませてしまうこともありますが、少し長めになる場合は石鹸を持参します(やっぱりあまり長いこと合成シャンプーを使いたくないのです)。そこで面倒になるのがリンスのこと。クエン酸リンス(これも自家製)は洗面器のお湯に溶いて髪の毛にかけることになりますので、洗面器のないホテルのユニットバスでは不便なのですね。
なのでそういう時にはジェルリンスにして持って行きます。洗った後の髪に馴染ませてシャワーで流せばいいので楽です。
来週からのフランス旅行にそなえ久しぶりに作りました。覚書も兼ねてレシピを載せておきます。
いいかげんにやったので予想よりゆるめ、しかもだまが出来てるっぽいのですが、まあクエン酸が混ざってればそれでいいのです(こういう姿勢は真似なさらぬよう)。
材料と作り方:
水(お湯) 150ml
クエン酸 小さじ2
グリセリン 小さじ1
椿油 小さじ1/2
キサンタンガム 小さじ1/2
精油 6滴
1)お湯にクエン酸を溶かす
2)グリセリンに精油を加える
3)2にキサンタンガムを加えよく混ぜる
4)3に少しずつ1を加えながらよく混ぜる。その途中で椿油も混ぜる
私は何でもがっつり香りをつけますので、他の方のレシピに比べたら精油の量が多めかもしれません。
今回の精油ブレンドです。
ペパーミント 2滴
グレープフルーツ 2滴
ブルーサイプレス 2滴
最近入手したブルーサイプレスCallitris intratropicaの精油を使ってみました。
アトランタ五輪の際選手たちがグレープフルーツと合わせてスプレーにした、というティーツリーファームズさんの記事を読みその組み合わせを試してみたかったのです。それにちょっとスッキリ感が欲しいなと思ってペパーミントを加えました。現地で使用するのが楽しみです。
ブルーサイプレスはサイプレスとはまったく違い、スパイシーな中にいかにも「オーストラリア精油らしい香り」がします。抽象的な表現になってしまって恐縮ですが、オーストラリアものを使い慣れている方には共感していただけるはず。レモンユーカリとかロザリーナとかそこらへんに共通するものがあるのです。
「ブルー」と名前がついているだけあり、美しいブルーの精油です。ティーツリーファームズさんの写真ではかなり濃い、青インクのようなブルーですが、今回購入したラ・フロリーナのブルーサイプレスは少し薄めで透明感のある青でした。
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時々書いております通り私は髪の毛を自家製石鹸で洗っています。1泊や2泊程度の旅行ならばホテル備え付けのシャンプーで済ませてしまうこともありますが、少し長めになる場合は石鹸を持参します(やっぱりあまり長いこと合成シャンプーを使いたくないのです)。そこで面倒になるのがリンスのこと。クエン酸リンス(これも自家製)は洗面器のお湯に溶いて髪の毛にかけることになりますので、洗面器のないホテルのユニットバスでは不便なのですね。
なのでそういう時にはジェルリンスにして持って行きます。洗った後の髪に馴染ませてシャワーで流せばいいので楽です。
来週からのフランス旅行にそなえ久しぶりに作りました。覚書も兼ねてレシピを載せておきます。
いいかげんにやったので予想よりゆるめ、しかもだまが出来てるっぽいのですが、まあクエン酸が混ざってればそれでいいのです(こういう姿勢は真似なさらぬよう)。
材料と作り方:
水(お湯) 150ml
クエン酸 小さじ2
グリセリン 小さじ1
椿油 小さじ1/2
キサンタンガム 小さじ1/2
精油 6滴
1)お湯にクエン酸を溶かす
2)グリセリンに精油を加える
3)2にキサンタンガムを加えよく混ぜる
4)3に少しずつ1を加えながらよく混ぜる。その途中で椿油も混ぜる
私は何でもがっつり香りをつけますので、他の方のレシピに比べたら精油の量が多めかもしれません。
今回の精油ブレンドです。
ペパーミント 2滴
グレープフルーツ 2滴
ブルーサイプレス 2滴
最近入手したブルーサイプレスCallitris intratropicaの精油を使ってみました。
アトランタ五輪の際選手たちがグレープフルーツと合わせてスプレーにした、というティーツリーファームズさんの記事を読みその組み合わせを試してみたかったのです。それにちょっとスッキリ感が欲しいなと思ってペパーミントを加えました。現地で使用するのが楽しみです。
ブルーサイプレスはサイプレスとはまったく違い、スパイシーな中にいかにも「オーストラリア精油らしい香り」がします。抽象的な表現になってしまって恐縮ですが、オーストラリアものを使い慣れている方には共感していただけるはず。レモンユーカリとかロザリーナとかそこらへんに共通するものがあるのです。
「ブルー」と名前がついているだけあり、美しいブルーの精油です。ティーツリーファームズさんの写真ではかなり濃い、青インクのようなブルーですが、今回購入したラ・フロリーナのブルーサイプレスは少し薄めで透明感のある青でした。
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5月のレシピ/抗ウイルス作用の精油
2009/05/03/Sunday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
ぎうぎう第二段真っ最中~(また有名猫ブロガーさんの真似)。
最近遅れたばかりで申し訳ありません!5月のレシピアップです。今回は少し趣向を変えまして、抗ウイルス作用のあるブレンド精油のレシピをお届けします。
新型インフルエンザが猛威をふるっています。感染者がまだいない日本で必要以上に怯えることはないのでしょうが、既存のワクチンも効果が無いらしいですし今後の動きが心配なところです。精油には抗菌、抗ウイルス作用を持つものが沢山ありますので、対策のひとつとして生活に取り入れていただけると嬉しく思います。
今回は作用優先のレシピですが、その中でもなるべく香りのバランスが良くなるように考えました。アロマランプで芳香浴をしたり、アルコールで希釈してルームスプレーにしたり、外出時にマスクに垂らしたりと色々使えます。皮膚刺激の強いものも含まれますので基本的に芳香浴用です。どうしてもお風呂などに使いたい場合は量を少なめにしてください。
抗ウイルス作用を持つ芳香分子類は以下の通りです。
それらを比較的多く含む精油でレシピを組みました。
・モノテルペンアルコール類
・モノテルペン炭化水素類
・ラクトン類
・酸化物類
・芳香族アルデヒド類
・フェノール類
これらの中でも酸化物類の1.8シネオール(イチハチシネオールと読みます)という成分は抗ウイルス作用と共に免疫調整作用も持ちますので、インフルエンザ対策にはとても適しています。
数字は比率です。滴数ではありません。
( )内はその精油に含まれている抗ウイルス作用を持つ成分です。
●NO.1
レモン 3
(モノテルペン炭化水素類/リモネン)
タイム・チモール 3
(フェノール類/チモール)
ティーツリー 4
(酸化物類/1.8シネオール)
●NO.2
ラベンサラ 3
(酸化物類/1.8シネオール、モノテルペン炭化水素類/リモネン、モノテルペンアルコール類/α-テルピネオール)
ラベンダー・アングスティフォリア 5
(モノテルペンアルコール類/リナロール)
サイプレス 2
(モノテルペン炭化水素類/α-ピネン)
●NO.3
オレンジ 4
(モノテルペン炭化水素類/リモネン)
パルマローザ 3
(モノテルペンアルコール類/ゲラニオール)
シナモン・カッシア 3
(芳香族アルデヒド類/ケイ皮アルデヒド)
●NO.4
リトセア(リツェア) 4
(テルペン系アルデヒド類/シトラール、モノテルペン炭化水素類/リモネン)
ローレル 3
(酸化物類/1.8シネオール、モノテルペン炭化水素類/α-ピネン)
クローブ 2
(フェノール類/オイゲノール)
ブレンドした精油はガラスの遮光ビンで保存してください。
使い方:
アロマランプ・・・2~3滴
ルームスプレー・・・アルコール20mlに対して10滴ほど
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/
外出時、マスクに1滴落としたり、ティッシュに垂らして胸ポケットに入れておくと自然に吸入ができます。
またもや大人の事情のお勧め精油:
抗ウイルス作用、免疫調整作用を持ちます1.8シネオールを沢山含んだティーツリー精油、こちらのサイトで扱っています。50mlボトルがなんと1500円という破格のお値段。お財布を気にせずじゃんじゃん使えますね。抗菌作用に特化した「メディフレグランス」という珍しいラインナップにも注目です。
※インフルエンザの防御に関してはまず厚生労働省のガイドラインにあるような対策(手洗い、マスク)を徹底し、万一感染が疑われる場合は保健所等の指示を仰ぐことが最重要です。上記のレシピで100%感染が防げるわけではありません。あくまで補助的なものであることを認識しておいてください。
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ぎうぎう第二段真っ最中~(また有名猫ブロガーさんの真似)。
最近遅れたばかりで申し訳ありません!5月のレシピアップです。今回は少し趣向を変えまして、抗ウイルス作用のあるブレンド精油のレシピをお届けします。
新型インフルエンザが猛威をふるっています。感染者がまだいない日本で必要以上に怯えることはないのでしょうが、既存のワクチンも効果が無いらしいですし今後の動きが心配なところです。精油には抗菌、抗ウイルス作用を持つものが沢山ありますので、対策のひとつとして生活に取り入れていただけると嬉しく思います。
今回は作用優先のレシピですが、その中でもなるべく香りのバランスが良くなるように考えました。アロマランプで芳香浴をしたり、アルコールで希釈してルームスプレーにしたり、外出時にマスクに垂らしたりと色々使えます。皮膚刺激の強いものも含まれますので基本的に芳香浴用です。どうしてもお風呂などに使いたい場合は量を少なめにしてください。
抗ウイルス作用を持つ芳香分子類は以下の通りです。
それらを比較的多く含む精油でレシピを組みました。
・モノテルペンアルコール類
・モノテルペン炭化水素類
・ラクトン類
・酸化物類
・芳香族アルデヒド類
・フェノール類
これらの中でも酸化物類の1.8シネオール(イチハチシネオールと読みます)という成分は抗ウイルス作用と共に免疫調整作用も持ちますので、インフルエンザ対策にはとても適しています。
数字は比率です。滴数ではありません。
( )内はその精油に含まれている抗ウイルス作用を持つ成分です。
●NO.1
レモン 3
(モノテルペン炭化水素類/リモネン)
タイム・チモール 3
(フェノール類/チモール)
ティーツリー 4
(酸化物類/1.8シネオール)
●NO.2
ラベンサラ 3
(酸化物類/1.8シネオール、モノテルペン炭化水素類/リモネン、モノテルペンアルコール類/α-テルピネオール)
ラベンダー・アングスティフォリア 5
(モノテルペンアルコール類/リナロール)
サイプレス 2
(モノテルペン炭化水素類/α-ピネン)
●NO.3
オレンジ 4
(モノテルペン炭化水素類/リモネン)
パルマローザ 3
(モノテルペンアルコール類/ゲラニオール)
シナモン・カッシア 3
(芳香族アルデヒド類/ケイ皮アルデヒド)
●NO.4
リトセア(リツェア) 4
(テルペン系アルデヒド類/シトラール、モノテルペン炭化水素類/リモネン)
ローレル 3
(酸化物類/1.8シネオール、モノテルペン炭化水素類/α-ピネン)
クローブ 2
(フェノール類/オイゲノール)
ブレンドした精油はガラスの遮光ビンで保存してください。
使い方:
アロマランプ・・・2~3滴
ルームスプレー・・・アルコール20mlに対して10滴ほど
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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外出時、マスクに1滴落としたり、ティッシュに垂らして胸ポケットに入れておくと自然に吸入ができます。
またもや大人の事情のお勧め精油:
抗ウイルス作用、免疫調整作用を持ちます1.8シネオールを沢山含んだティーツリー精油、こちらのサイトで扱っています。50mlボトルがなんと1500円という破格のお値段。お財布を気にせずじゃんじゃん使えますね。抗菌作用に特化した「メディフレグランス」という珍しいラインナップにも注目です。
※インフルエンザの防御に関してはまず厚生労働省のガイドラインにあるような対策(手洗い、マスク)を徹底し、万一感染が疑われる場合は保健所等の指示を仰ぐことが最重要です。上記のレシピで100%感染が防げるわけではありません。あくまで補助的なものであることを認識しておいてください。
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4月のレシピ/オレンジ・スイート
2009/04/08/Wednesday
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ぎうぎう一段落~(有名猫ブロガーさんの真似)。
またもや遅くなりました!やっと4月のレシピアップです。
オレンジ・スイート Citrus sinensis 科名 :ミカン科
phpto:http://eyes-art.com/pic/
メジャーな植物だとフリー写真素材がたくさんあっていいなあ!
●蒸留部位:果皮
●蒸留方法:圧搾
●主な産地:イタリア、ブラジル、モロッコ
●主要有効成分
・モノテルペン炭化水素類
d-リモネン:95~98%
α-ピネン:微量~5%
β-ピネン:微量~5%
主成分がモノテルペン炭化水素類のd-リモネンであることは他の柑橘系精油と共通していますが、微量ながら脂肪族アルデヒドのオクタナール及びデカナールという芳香分子を含みます。これがオレンジ・スイートの香りの決め手となるのです。
知らない方はほとんど居ないと言っても良いくらい身近な香りであり、大抵の方に好まれますのでたいへん使用頻度が高い精油です。オレンジの皮の部分に精油が含まれますので、私はオレンジを食べたあとの皮を乾燥させ(白い部分は取り除いて)、ミルサーなどで粉末にしてお風呂用の重曹に混ぜたりしています。
柑橘系の精油は光毒性(使用後日光に当たるとシミになる)を持つフロクマリンという成分があるため、日差しが強くなる季節には皮膚への使用を控えなくてはなりませんが、オレンジ・スイートはこの成分を持たないので夏でも使える精油の一つです。
※この問題は難しく、オレンジ・スイートにも光毒性があると主張している方もいらっしゃるようです。しかし私の所属している協会からは上記のような見解が出ていますのでそれに従っています。現在のところ、このことが原因でシミが出たという報告はありません。
●トリートメントオイル
材料:
スイートアーモンドなどの植物油 15ml(大さじ1杯)
精油 3滴
植物油に精油を加えてよくかき混ぜ、1度で使いきれない場合は遮光ビンで保存します。
2週間程度で使ってしまうようにしてください。
オレンジ 1滴
ジュニパー 1滴
レモングラス 1滴
オレンジ 2滴
サイプレス 1滴
オレンジの主成分であるモノテルペン炭化水素類は鬱滞除去作用があるので、むくみのケアによく使用されます。
現在月一で大阪での精油化学セミナーに通っていますが、高速バスで一晩過ごした後の足のむくみはそれはもうすごいことになっています。帰宅しましたら入浴後にこれらのブレンドでトリートメントをするのが習慣です。
●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
オレンジ 4滴
安息香(ベンゾイン) 2滴
ヴァニラのような香りを持つ安息香にオレンジはとてもよくマッチします。トリートメント用のブレンドにも人気の高い香りです。
オレンジ 3滴
ゼラニウム 2滴
アンゼリカ 1滴
ドイツアロマテラピーで良く使われるアンゼリカは苦味のある香りですので、オレンジなどと合わせるとやわらかくなり良い感じです。風邪のひきはじめなどで少しパワーをつけたい時にはこのブレンドで入浴してすぐ眠ることにしています。
<<おとなの事情のおすすめ商品>>
ティーツリーファームズのブレンド精油、
メディフレグランスのオレンジ・スイート
25ml入りボトル 2,980円
抗菌作用による空気清浄を目的としたブレンド精油です。
オレンジ精油にティーツリーから抽出したテルピネン-4-オールという芳香分子がブレンドされていますが、ほとんどティーツリーの香りはせず、ブレンド精油であることを意識しない仕上がりになっているのだそうです。つまりオレンジそのものの香りを楽しみながら、より高い空気の殺菌効果を期待できるオイルなのです。ディフューザーでの使用を主とし、皮膚塗布はお勧めではないようです。
ご購入はこちらから
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ぎうぎう一段落~(有名猫ブロガーさんの真似)。
またもや遅くなりました!やっと4月のレシピアップです。
オレンジ・スイート Citrus sinensis 科名 :ミカン科
phpto:http://eyes-art.com/pic/
メジャーな植物だとフリー写真素材がたくさんあっていいなあ!
●蒸留部位:果皮
●蒸留方法:圧搾
●主な産地:イタリア、ブラジル、モロッコ
●主要有効成分
・モノテルペン炭化水素類
d-リモネン:95~98%
α-ピネン:微量~5%
β-ピネン:微量~5%
主成分がモノテルペン炭化水素類のd-リモネンであることは他の柑橘系精油と共通していますが、微量ながら脂肪族アルデヒドのオクタナール及びデカナールという芳香分子を含みます。これがオレンジ・スイートの香りの決め手となるのです。
知らない方はほとんど居ないと言っても良いくらい身近な香りであり、大抵の方に好まれますのでたいへん使用頻度が高い精油です。オレンジの皮の部分に精油が含まれますので、私はオレンジを食べたあとの皮を乾燥させ(白い部分は取り除いて)、ミルサーなどで粉末にしてお風呂用の重曹に混ぜたりしています。
柑橘系の精油は光毒性(使用後日光に当たるとシミになる)を持つフロクマリンという成分があるため、日差しが強くなる季節には皮膚への使用を控えなくてはなりませんが、オレンジ・スイートはこの成分を持たないので夏でも使える精油の一つです。
※この問題は難しく、オレンジ・スイートにも光毒性があると主張している方もいらっしゃるようです。しかし私の所属している協会からは上記のような見解が出ていますのでそれに従っています。現在のところ、このことが原因でシミが出たという報告はありません。
●トリートメントオイル
材料:
スイートアーモンドなどの植物油 15ml(大さじ1杯)
精油 3滴
植物油に精油を加えてよくかき混ぜ、1度で使いきれない場合は遮光ビンで保存します。
2週間程度で使ってしまうようにしてください。
オレンジ 1滴
ジュニパー 1滴
レモングラス 1滴
オレンジ 2滴
サイプレス 1滴
オレンジの主成分であるモノテルペン炭化水素類は鬱滞除去作用があるので、むくみのケアによく使用されます。
現在月一で大阪での精油化学セミナーに通っていますが、高速バスで一晩過ごした後の足のむくみはそれはもうすごいことになっています。帰宅しましたら入浴後にこれらのブレンドでトリートメントをするのが習慣です。
●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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オレンジ 4滴
安息香(ベンゾイン) 2滴
ヴァニラのような香りを持つ安息香にオレンジはとてもよくマッチします。トリートメント用のブレンドにも人気の高い香りです。
オレンジ 3滴
ゼラニウム 2滴
アンゼリカ 1滴
ドイツアロマテラピーで良く使われるアンゼリカは苦味のある香りですので、オレンジなどと合わせるとやわらかくなり良い感じです。風邪のひきはじめなどで少しパワーをつけたい時にはこのブレンドで入浴してすぐ眠ることにしています。
<<おとなの事情のおすすめ商品>>
ティーツリーファームズのブレンド精油、
メディフレグランスのオレンジ・スイート
25ml入りボトル 2,980円
抗菌作用による空気清浄を目的としたブレンド精油です。
オレンジ精油にティーツリーから抽出したテルピネン-4-オールという芳香分子がブレンドされていますが、ほとんどティーツリーの香りはせず、ブレンド精油であることを意識しない仕上がりになっているのだそうです。つまりオレンジそのものの香りを楽しみながら、より高い空気の殺菌効果を期待できるオイルなのです。ディフューザーでの使用を主とし、皮膚塗布はお勧めではないようです。
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3月のレシピ/ラベンサラ
2009/03/04/Wednesday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
またもやグダグダしていて遅くなりました。3月のお勧めレシピをお届けします。
ラベンサラ Cinnamomum camphora クスノキ科
※この精油には呼び名がいくつかありますが、ここでは「ラベンサラ」で統一します。
●蒸留部位:葉つき小枝
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:マダガスカル
●主要有効成分
・酸化物類
1.8シネオール 50~60%
・モノテルペン炭化水素類
サビネン 10~15%
α-ピネン 微量~5%
リモネン 微量~10%
・モノテルペンアルコール類
α-テルピネオール 5~10%
この精油に関しては少々めんどくさいいきさつがあります。
同じCinnamomum camphoraでも主要化学成分が異なる3つのタイプが存在するのです。
◇ラベンサラ・・・主要有効成分は1.8シネオール
◇ホーリーフ・・・主要有効成分はリナロール
◇カンファー・・・主要有効成分はカンファー(ボルネオン)
これに関しては以前こちらで記事にしました。その際ラベンサラの学名の混同についてちょっと触れましたので、今回はそのことを書こうと思います。
ラベンサラの学名はもともとRavensara aromaticaとされてきました。しかし数年前にどうもこれは違うのではないかという説が浮上し、調査や研究が行われた結果、ラベンサラとして流通している精油はRavensara aromaticaから蒸留されたものではなく、Cinnamomum camphoraという植物から採られたものであるという結果が出たのです。
それに伴い各精油メーカーでも表示変更が行われました。
「ラベンサラ」という名前についても、本当にラベンサラと呼べるのはRavensara aromaticaだという観点から、いくつかのメーカーでは「ラビンツァラ」のように名称も変更されました。それに対して、学名表示のみを変更し「ラベンサラ」の名前を使い続けているところもあるようです。なのでこの精油に関しては名称がいくつか存在します。
現在でもRavensara aromaticaとラベルに記しているメーカーがあるようですが、おそらく殆どがCinnamomum camphoraの間違いだと思われます。Ravensara aromaticaの精油が存在しないわけではないようですが、非常にマイナーであり、また含有成分がまったく違うのでアニスのようなスパイシーな香りらしいです。ですからユーカリのようなスーっとした香りならばCinnamomum camphoraと考えていいです。
参考にさせていただいたサイト様
作用としては免疫力をアップし、抗ウイルス、抗菌などの作用もあります。上で「ユーカリのようなスーっとした香り」と書きましたが、個人的にはユーカリよりも柔らかく深みがあるように感じられます。気管支炎、副鼻腔炎に効果をあらわすとされますので風邪やスギ花粉の時期には必須の精油です。神経をリラックスさせる安眠を誘うそうですので眠る前に最適です。リンパ排出促進作用もありますのでお休み前のマッサージもいいですね。
●ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/
ライム 4滴
タイム・リナロール 2滴
ラベンサラ 3滴
空気を殺菌してくれるさわやかな香りです。
グレープフルーツ 3滴
ペパーミント 2滴
ラベンサラ 4滴
フランキンセンス 1滴
呼吸器系への作用を重視したブレンド。あまりメジャーではないのですが、フランキンセンスの代わりにエレミ
という精油もいいと思います。
●トリートメントオイル
材料:
スイートアーモンドなどの植物油 15ml(大さじ1杯)
精油 3滴
植物油に精油を加えてよくかき混ぜ、1度で使いきれない場合は遮光ビンで保存します。
2週間程度で使ってしまうようにしてください。
ラベンサラ 2滴
ラヴェンダー 1滴
レモン 1滴
ティーツリー 1滴
ラベンサラ 1滴
私は風邪のひきはじめなどにこういったブレンドオイルを使います。寝る前にデコルテ部分にすりこんでおくと良く眠れますし、翌朝には喉の痛みなどもスッキリします。
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またもやグダグダしていて遅くなりました。3月のお勧めレシピをお届けします。
ラベンサラ Cinnamomum camphora クスノキ科
※この精油には呼び名がいくつかありますが、ここでは「ラベンサラ」で統一します。
●蒸留部位:葉つき小枝
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:マダガスカル
●主要有効成分
・酸化物類
1.8シネオール 50~60%
・モノテルペン炭化水素類
サビネン 10~15%
α-ピネン 微量~5%
リモネン 微量~10%
・モノテルペンアルコール類
α-テルピネオール 5~10%
この精油に関しては少々めんどくさいいきさつがあります。
同じCinnamomum camphoraでも主要化学成分が異なる3つのタイプが存在するのです。
◇ラベンサラ・・・主要有効成分は1.8シネオール
◇ホーリーフ・・・主要有効成分はリナロール
◇カンファー・・・主要有効成分はカンファー(ボルネオン)
これに関しては以前こちらで記事にしました。その際ラベンサラの学名の混同についてちょっと触れましたので、今回はそのことを書こうと思います。
ラベンサラの学名はもともとRavensara aromaticaとされてきました。しかし数年前にどうもこれは違うのではないかという説が浮上し、調査や研究が行われた結果、ラベンサラとして流通している精油はRavensara aromaticaから蒸留されたものではなく、Cinnamomum camphoraという植物から採られたものであるという結果が出たのです。
それに伴い各精油メーカーでも表示変更が行われました。
「ラベンサラ」という名前についても、本当にラベンサラと呼べるのはRavensara aromaticaだという観点から、いくつかのメーカーでは「ラビンツァラ」のように名称も変更されました。それに対して、学名表示のみを変更し「ラベンサラ」の名前を使い続けているところもあるようです。なのでこの精油に関しては名称がいくつか存在します。
現在でもRavensara aromaticaとラベルに記しているメーカーがあるようですが、おそらく殆どがCinnamomum camphoraの間違いだと思われます。Ravensara aromaticaの精油が存在しないわけではないようですが、非常にマイナーであり、また含有成分がまったく違うのでアニスのようなスパイシーな香りらしいです。ですからユーカリのようなスーっとした香りならばCinnamomum camphoraと考えていいです。
参考にさせていただいたサイト様
作用としては免疫力をアップし、抗ウイルス、抗菌などの作用もあります。上で「ユーカリのようなスーっとした香り」と書きましたが、個人的にはユーカリよりも柔らかく深みがあるように感じられます。気管支炎、副鼻腔炎に効果をあらわすとされますので風邪やスギ花粉の時期には必須の精油です。神経をリラックスさせる安眠を誘うそうですので眠る前に最適です。リンパ排出促進作用もありますのでお休み前のマッサージもいいですね。
●ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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ライム 4滴
タイム・リナロール 2滴
ラベンサラ 3滴
空気を殺菌してくれるさわやかな香りです。
グレープフルーツ 3滴
ペパーミント 2滴
ラベンサラ 4滴
フランキンセンス 1滴
呼吸器系への作用を重視したブレンド。あまりメジャーではないのですが、フランキンセンスの代わりにエレミ
という精油もいいと思います。
●トリートメントオイル
材料:
スイートアーモンドなどの植物油 15ml(大さじ1杯)
精油 3滴
植物油に精油を加えてよくかき混ぜ、1度で使いきれない場合は遮光ビンで保存します。
2週間程度で使ってしまうようにしてください。
ラベンサラ 2滴
ラヴェンダー 1滴
レモン 1滴
ティーツリー 1滴
ラベンサラ 1滴
私は風邪のひきはじめなどにこういったブレンドオイルを使います。寝る前にデコルテ部分にすりこんでおくと良く眠れますし、翌朝には喉の痛みなどもスッキリします。
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2月のレシピ/ティーツリー
2009/02/01/Sunday
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遅くなりました。2月のレシピはティーツリーです。
いつも日付が変わると同時にアップ!を目指しているのですが何故こう遅れるのか...。1日早く準備を始めれば良いだけのことなのに。
ティーツリー Melaleuca Alternifolia フトモモ科
昨年枝を刈ってしまったうちのティーツリー。鉢に植わっている時に写真を撮っておくのでした。
●蒸留部位:葉
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:オーストラリア
●主要有効成分
・モノテルペン炭化水素類
γ-テルピネン 15~25%
α-テルピネン 5~15%
パラシメン 微量.~15%
・モノテルペンアルコール類
テルピネン-4-ol 35~45%
・酸化物類
1,8シネオール 微量.~5%
まだまだインフルエンザや風邪には油断のならない季節、それに加えていよいよスギ花粉がやってきます。ご同病のみなさま、迎撃(大げさ...)準備は宜しいでしょうか?昨年のレシピもご参考にどうぞ。
ティーツリー精油の抗菌・抗ウイルス作用は風邪やインフルエンザに、そして免疫調整作用は花粉症などのアレルギーに効果をあらわすとされます。この季節には絶対欠かせない精油と申し上げてもかまいません。
レシピに行く前にちょっと宣伝を。ティーツリー精油のご購入はティーツリーファームズでどうぞ。
ティーツリーオイル50mlボトルがなんと1,500円。他メーカーの精油は5~10mlが普通ですから、それと同じくらいの価格で5~10倍の量が買えるのです。柑橘系などとは違いティーツリーは意外と保ちがよいですし、さまざまなシチュエーションで使用可能ですから「たくさん残ったまま悪くしてしまうんじゃ...」という心配はあまりいりません(もちろん保存状況によって変わってきますけれどね)。
送料も値下がりしています。この機会に是非どうぞ。ティーツリー以外にもスペアミントやユーカリ、他にレモンマートルなど珍しいオイルも扱っています。
宣伝して気が済んだところでレシピ参ります。
●うがい液
材料:
無水エタノール 5ml
精油 10滴程度
よくかき混ぜて遮光ビンで保存します。私は精油用のドロッパーつきビンに入れておき、コップ3分の1くらいの水に10滴程度たらしてうがいしています。上記のレシピにグリセリン小さじ1を加えてマウスウォッシュにすることもあります(その際も使用方法は同じです)。
今回は先日作りましたティーツリーの浸出液をエタノール代わりに使いました。
グレープフルーツ 4滴
ユーカリ 2滴
ティーツリー 3滴
レモン 5滴
マヌカ 2滴
ティーツリー 3滴
●ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/
レモン 4滴
スペアミント 2滴
ティーツリー 3滴
シダーウッド 2滴
ペパーミント 5滴
ラヴェンダー 2滴
ティーツリー 3滴
どちらもさっぱりした香りのレシピです。マスクに一吹きしてもいいですね(その場合は直接皮膚に触れないところにしてください)。
私も先週から抗アレルギー剤を飲みはじめました。そろそろ髪の毛を切りに行かないといけません(花粉がつくので短いほうが良いのです)。あとは使い捨てマスクの大箱と...、他になんか準備あったかな。
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いつも日付が変わると同時にアップ!を目指しているのですが何故こう遅れるのか...。1日早く準備を始めれば良いだけのことなのに。
ティーツリー Melaleuca Alternifolia フトモモ科
昨年枝を刈ってしまったうちのティーツリー。鉢に植わっている時に写真を撮っておくのでした。
●蒸留部位:葉
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:オーストラリア
●主要有効成分
・モノテルペン炭化水素類
γ-テルピネン 15~25%
α-テルピネン 5~15%
パラシメン 微量.~15%
・モノテルペンアルコール類
テルピネン-4-ol 35~45%
・酸化物類
1,8シネオール 微量.~5%
まだまだインフルエンザや風邪には油断のならない季節、それに加えていよいよスギ花粉がやってきます。ご同病のみなさま、迎撃(大げさ...)準備は宜しいでしょうか?昨年のレシピもご参考にどうぞ。
ティーツリー精油の抗菌・抗ウイルス作用は風邪やインフルエンザに、そして免疫調整作用は花粉症などのアレルギーに効果をあらわすとされます。この季節には絶対欠かせない精油と申し上げてもかまいません。
レシピに行く前にちょっと宣伝を。ティーツリー精油のご購入はティーツリーファームズでどうぞ。
ティーツリーオイル50mlボトルがなんと1,500円。他メーカーの精油は5~10mlが普通ですから、それと同じくらいの価格で5~10倍の量が買えるのです。柑橘系などとは違いティーツリーは意外と保ちがよいですし、さまざまなシチュエーションで使用可能ですから「たくさん残ったまま悪くしてしまうんじゃ...」という心配はあまりいりません(もちろん保存状況によって変わってきますけれどね)。
送料も値下がりしています。この機会に是非どうぞ。ティーツリー以外にもスペアミントやユーカリ、他にレモンマートルなど珍しいオイルも扱っています。
宣伝して気が済んだところでレシピ参ります。
●うがい液
材料:
無水エタノール 5ml
精油 10滴程度
よくかき混ぜて遮光ビンで保存します。私は精油用のドロッパーつきビンに入れておき、コップ3分の1くらいの水に10滴程度たらしてうがいしています。上記のレシピにグリセリン小さじ1を加えてマウスウォッシュにすることもあります(その際も使用方法は同じです)。
今回は先日作りましたティーツリーの浸出液をエタノール代わりに使いました。
グレープフルーツ 4滴
ユーカリ 2滴
ティーツリー 3滴
レモン 5滴
マヌカ 2滴
ティーツリー 3滴
●ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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レモン 4滴
スペアミント 2滴
ティーツリー 3滴
シダーウッド 2滴
ペパーミント 5滴
ラヴェンダー 2滴
ティーツリー 3滴
どちらもさっぱりした香りのレシピです。マスクに一吹きしてもいいですね(その場合は直接皮膚に触れないところにしてください)。
私も先週から抗アレルギー剤を飲みはじめました。そろそろ髪の毛を切りに行かないといけません(花粉がつくので短いほうが良いのです)。あとは使い捨てマスクの大箱と...、他になんか準備あったかな。
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1月のレシピ/プチグレン
2009/01/01/Thursday
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新年あけましておめでとうございます。みなさま良いお正月をお過ごしのことと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
かすみ屋はお正月も休まず営業しておりますので、思わぬお暇が出来たら是非どうぞ。1/1~1/8までの期間中は当日予約も承っております。
>>ご予約日程表はこちらから
>>メニューはこちらから
1月のレシピはプチグレンです。実はアドベンドカレンダーのように0時ジャスト更新、を目指していたのですが諸事情により大幅にずれこみました(元旦からこんなことでいいのかと激しく自問自答しつつ)。
プチグレン Citrus aurantium ミカン科
●蒸留部位:葉
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:パラグアイ
●主要有効成分
・エステル類:
酢酸リナリル 40~55% 酢酸ゲラニル 微量~5%
・モノテルペンアルコール類:
リナロール 20~30% α-テルピネオール 2~10%
・モノテルペン炭化水素類:
β-ミルセン 微量~5% trans-β-オシメン 微量~5%
ビターオレンジCitrus aurantiumの葉を水蒸気蒸留して得る精油です。花だとネロリ精油、果皮だとビターオレンジ精油として出回っています。一般的なオレンジ精油はスイートオレンジCitrus sinensisから採取されるので、ちょっと品種が違うのですね。
一般的にビターオレンジの葉を蒸留したものをプチグレンと呼びますが、他の柑橘の葉から得られた精油も存在するようです。以前ドイツで「マンダリン・プチグレン」というのを買ったことがありました。その名の通り、マンダリンの葉を蒸留した精油です。
実は独特の苦味に苦手意識を持っていてあまり使わなかったのですが、最近になって何故か「けっこういい奴じゃない?」と見直すようになってきました。ミカンばっかり食べてるからってわけでもないんでしょうが…。
ネロリと同様に精神安定作用、強化作用を持ち、それに加えて精神高揚作用もあるとのことですので、落ち込んだ時や何かのショックの時のために持っておくと良いかもしれませんね。
●レシピ
・ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/
ライム 3滴
プチグレン 3滴
リツェア 2滴
スコッチパイン 2滴
あんまり甘くはないけれど、眠る前のリラックスに使えそうな香りにしてみました。リツェアは柑橘っぽさを強調するために加えたのですが、なければレモングラスでもOKです(ちょっとニュアンスが変わりますが)。
レモン 3滴
ペパーミント 3滴
プチグレン 2滴
ユーカリ 2滴
こちらはさわやかな目覚め用。ユーカリの代わりにローズマリーでも。よどんだ空気にひと吹きするとリフレッシュできます。
●練香水
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/149/
オレンジ 2
ジャスミン 2
プチグレン 2
乳香 1
ジャスミンの代わりにイランイランやゼラニウムなど、お好きなフローラル精油を使っても構いません。ゆったりした気分になりたい時にどうぞ。
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●年末年始も休まず営業します。
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1月のレシピはプチグレンです。実はアドベンドカレンダーのように0時ジャスト更新、を目指していたのですが諸事情により大幅にずれこみました(元旦からこんなことでいいのかと激しく自問自答しつつ)。
プチグレン Citrus aurantium ミカン科
●蒸留部位:葉
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:パラグアイ
●主要有効成分
・エステル類:
酢酸リナリル 40~55% 酢酸ゲラニル 微量~5%
・モノテルペンアルコール類:
リナロール 20~30% α-テルピネオール 2~10%
・モノテルペン炭化水素類:
β-ミルセン 微量~5% trans-β-オシメン 微量~5%
ビターオレンジCitrus aurantiumの葉を水蒸気蒸留して得る精油です。花だとネロリ精油、果皮だとビターオレンジ精油として出回っています。一般的なオレンジ精油はスイートオレンジCitrus sinensisから採取されるので、ちょっと品種が違うのですね。
一般的にビターオレンジの葉を蒸留したものをプチグレンと呼びますが、他の柑橘の葉から得られた精油も存在するようです。以前ドイツで「マンダリン・プチグレン」というのを買ったことがありました。その名の通り、マンダリンの葉を蒸留した精油です。
実は独特の苦味に苦手意識を持っていてあまり使わなかったのですが、最近になって何故か「けっこういい奴じゃない?」と見直すようになってきました。ミカンばっかり食べてるからってわけでもないんでしょうが…。
ネロリと同様に精神安定作用、強化作用を持ち、それに加えて精神高揚作用もあるとのことですので、落ち込んだ時や何かのショックの時のために持っておくと良いかもしれませんね。
●レシピ
・ルームスプレー
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ライム 3滴
プチグレン 3滴
リツェア 2滴
スコッチパイン 2滴
あんまり甘くはないけれど、眠る前のリラックスに使えそうな香りにしてみました。リツェアは柑橘っぽさを強調するために加えたのですが、なければレモングラスでもOKです(ちょっとニュアンスが変わりますが)。
レモン 3滴
ペパーミント 3滴
プチグレン 2滴
ユーカリ 2滴
こちらはさわやかな目覚め用。ユーカリの代わりにローズマリーでも。よどんだ空気にひと吹きするとリフレッシュできます。
●練香水
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http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/149/
オレンジ 2
ジャスミン 2
プチグレン 2
乳香 1
ジャスミンの代わりにイランイランやゼラニウムなど、お好きなフローラル精油を使っても構いません。ゆったりした気分になりたい時にどうぞ。
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12月のレシピ/シナモン・カッシア
2008/11/30/Sunday
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シナモン・カッシア Cinnamomum cassia クスノキ科
2008年7月聖書植物園にて
●蒸留部位:葉つき小枝
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:ベトナム、中国
●主要有効成分
・芳香族アルデヒド類:
ケイ皮アルデヒド 75~85%
ベンズアルデヒド 2~5%
・ラクトン類:
クマリン 5~10%
「ニッキ」の香りとして昔から日本人にも馴染み深く、お菓子や料理にもさかんに使われていることから知らない人がいないといっても良い香り、活力を与え元気を回復させてくれます。欧米ではクリスマスのお菓子にシナモンなどのスパイスを利かせたものが多いため、この香りでクリスマスを思い出される方も多いようですね。
この精油は強い抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用を持ちますが、皮膚刺激を持ち肌を荒らす危険性もありますのであえて皮膚に使うレシピは紹介しません。ホームケアの範囲ならばそこまでする必然性もないだろうと思います。ルームスプレーにしたり、アロマポットで焚いたりすれば空気を殺菌してくれます。
●レシピ
・ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/
オレンジ 4滴
カモミールローマン 3滴
イランイラン 1滴
シナモン 2滴
フルーティな中にシナモン、正統派クリスマスの香りといってもいいルームスプレー。
ベルガモット 3滴
レモン 2滴
ローズ 1滴
ゼラニウム 2滴
シナモン 1滴
クローブ 1滴
たまには豪華に。ローズ+スパイスで。これはアルコールの量を半分(もしくは精油を倍)にして香水にしてもいいかも。
・重曹歯磨き
他に用意するもの、作り方はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/39/
オレンジ(レモンでも)精油 2滴
シナモンパウダー(*) 耳かき一杯ほど
*精油ではなくドライのパウダー。料理用として販売されています。砂糖の入っていないものに限ります。シナモンは抗菌作用を持ちますので歯みがきにもいいと思います。精油だときつすぎるのでパウダーで代用です。
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●セラピストの練習会を12/9に開催します。
シナモン・カッシア Cinnamomum cassia クスノキ科
2008年7月聖書植物園にて
●蒸留部位:葉つき小枝
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:ベトナム、中国
●主要有効成分
・芳香族アルデヒド類:
ケイ皮アルデヒド 75~85%
ベンズアルデヒド 2~5%
・ラクトン類:
クマリン 5~10%
「ニッキ」の香りとして昔から日本人にも馴染み深く、お菓子や料理にもさかんに使われていることから知らない人がいないといっても良い香り、活力を与え元気を回復させてくれます。欧米ではクリスマスのお菓子にシナモンなどのスパイスを利かせたものが多いため、この香りでクリスマスを思い出される方も多いようですね。
この精油は強い抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用を持ちますが、皮膚刺激を持ち肌を荒らす危険性もありますのであえて皮膚に使うレシピは紹介しません。ホームケアの範囲ならばそこまでする必然性もないだろうと思います。ルームスプレーにしたり、アロマポットで焚いたりすれば空気を殺菌してくれます。
●レシピ
・ルームスプレー
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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オレンジ 4滴
カモミールローマン 3滴
イランイラン 1滴
シナモン 2滴
フルーティな中にシナモン、正統派クリスマスの香りといってもいいルームスプレー。
ベルガモット 3滴
レモン 2滴
ローズ 1滴
ゼラニウム 2滴
シナモン 1滴
クローブ 1滴
たまには豪華に。ローズ+スパイスで。これはアルコールの量を半分(もしくは精油を倍)にして香水にしてもいいかも。
・重曹歯磨き
他に用意するもの、作り方はこちらから
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オレンジ(レモンでも)精油 2滴
シナモンパウダー(*) 耳かき一杯ほど
*精油ではなくドライのパウダー。料理用として販売されています。砂糖の入っていないものに限ります。シナモンは抗菌作用を持ちますので歯みがきにもいいと思います。精油だときつすぎるのでパウダーで代用です。
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11月のレシピ/カモミールローマン
2008/11/05/Wednesday
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11月のレシピはカモミールローマンです。
カモミールローマン Anthemis nobilis キク科
●蒸留部位:花
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:フランス
●主要有効成分
・セスキテルペン炭化水素類:
ゲルマクレンD 15~30% α-ファネッセン 5~15%
β-カリオフィレン 5~15%
・エステル類:
酢酸ゲラニル 2~10% 酢酸ベンジル 2~10%
安息香酸ベンジル 5~10%
・モノテルペンアルコール類:
リナロール 3~20%
・フェノールメチルエーテル類:
パラレゾールメチルエーテル 微量~20%
強い中枢神経鎮静作用を持ちますので、ショックを受けた時や動揺している時、強いストレスを受けている時などに使うとよい精油です。精神のバランスを整えて心を穏やかにし、深いリラックスをもたらしてくれます。
カモミールジャーマンやラヴェンダーなどと同様に、痛みや痒みに効果をあらわしますが、中でも急激に襲ってくる刺すような痛みにはラヴェンダー、ヒリヒリする痛みにはカモミールジャーマンル、しつこい鈍痛にはカモミールローマンを選ぶとよいとされています。
カモミールローマンについてはどこででも「リンゴの香り」と表現されることが多いですね。確かに生花やドライハーブからはリンゴに似た香りがします。しかし精油になると「どこが?」と思ってしまうものも多いのが現実。ものによっては「古くなったドライカモミールの匂い」だったこともありました。メーカーによってかなり差がある精油なので、なるべく店頭で香りを確かめて購入されることをお勧めします。ちなみに手前味噌ですがプリマベラのはかなりリンゴです。
●レシピ
・リップクリーム
用意するもの:
蜜蝋 小さじ1/2
植物油(スイートアーモンド油など) 小さじ1と1/2
オレンジ(レモンやマンダリンでも) 1滴
カモミールローマン 2滴
作り方:
植物油に蜜蝋を加え、溶けるまで湯煎または電子レンジで加熱します。
粗熱がとれたところに精油を加え、容器に流し入れる。冷めて固まったら使用可能。
最近あちこちで見かけるようになったリップクリーム用のスティックに丁度いいくらいの量です。もちろん小さいクリーム容器に入れて指で唇につける形でもOK。柑橘系とリンゴでフルーティなリップクリームが出来ます。精油の分量は逆転しても可。
・トリートメントオイル
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/63/
イランイラン 1滴
カモミールローマン 2滴
鈍痛に良いとのことですので生理痛の際におすすめのブレンドです。
ラヴェンダー 1滴
ネロリ 1滴
カモミールローマン 2滴
眠れない夜にいかがでしょうか。ネロリをプラスしてさらに深いリラックスを誘います。
おまけ:
ちょっと脱線気味のお話を二つ。両方ともカモミールじゃなさそうぬか喜び~というお話です。
カモミールはスペイン語でマンサニージャ(manzanilla)というそうで、それで思い出したのが、オペラ「カルメン」で逮捕されたカルメンが伍長のドン・ホセを誘惑するシーンでした。そこでは「リリアス・パスティアの酒場でマンサニージャ酒を飲もう」と歌うのです。ええ?カモミールのお酒なの!と色めきたって調べたらアンダルシア地方に同名のシェリー酒があるのですね。おそらくそちらのことだと思います。スペルも同じらしいですし。
「マンサニージャ」は「小さいリンゴ」の意とのことですので、きっとこのシェリー酒にはリンゴのような香りがあるのでしょう。多分カモミールを使ったものではないとは思いますが、機会があったら一度飲んでみたいものです。
はずれで残念ではありますが、まあ確かに背徳の男女が「カモミール酒飲もう」ではしまらないですよね。田舎のお母さん思い出して我に返ってしまいそう。
話題は変わって聖書のお話から。
有名な「山上の説教」に以下のような一節があります。
「野の花がどうして育っているか考えてみるがよい。働きもせず紡ぎもしない。」
(マタイによる福音書第6章より抜粋)
この「野の花」は一体どの植物を指すのだろうかと長い間言われてきました。以前は「ユリ」という解釈が多かったようですが、最近ではパレスチナ付近に多くみられる「アネモネ」説が有力です。が、他にもいくつか候補があり、パレスチナ付近に自生する「セイチカミツレ(Anthemis palaestina)」という植物を推している学者もいらっしゃるのです。これは同じキク科であり、カミツレという名をもつことからカモミールの仲間であることがうかがえます。
セイチカミツレの写真はこちらから。
写真を見る限りではカモミールにかなり似ているのですよね。しかしどこをみても大した扱いをされていないので、あの芳香や薬草としての働きはないと思ったほうがいいのでしょう。しかしそれがなおさら「野の花」に例えるにはふさわしい気がするのです。「取るに足らないように見える路傍の草においても神の意志が働いている」という教義を述べているのですから。
園芸的価値を認められているわけでもないようですし、多分日本で見ることはできない花でしょう。いつか現地を訪ねてみたいものです。
おまけが長すぎました…。
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またもや遅くなって申し訳ありません。どうもムラ気でいかんのです。
11月のレシピはカモミールローマンです。
カモミールローマン Anthemis nobilis キク科
●蒸留部位:花
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:フランス
●主要有効成分
・セスキテルペン炭化水素類:
ゲルマクレンD 15~30% α-ファネッセン 5~15%
β-カリオフィレン 5~15%
・エステル類:
酢酸ゲラニル 2~10% 酢酸ベンジル 2~10%
安息香酸ベンジル 5~10%
・モノテルペンアルコール類:
リナロール 3~20%
・フェノールメチルエーテル類:
パラレゾールメチルエーテル 微量~20%
強い中枢神経鎮静作用を持ちますので、ショックを受けた時や動揺している時、強いストレスを受けている時などに使うとよい精油です。精神のバランスを整えて心を穏やかにし、深いリラックスをもたらしてくれます。
カモミールジャーマンやラヴェンダーなどと同様に、痛みや痒みに効果をあらわしますが、中でも急激に襲ってくる刺すような痛みにはラヴェンダー、ヒリヒリする痛みにはカモミールジャーマンル、しつこい鈍痛にはカモミールローマンを選ぶとよいとされています。
カモミールローマンについてはどこででも「リンゴの香り」と表現されることが多いですね。確かに生花やドライハーブからはリンゴに似た香りがします。しかし精油になると「どこが?」と思ってしまうものも多いのが現実。ものによっては「古くなったドライカモミールの匂い」だったこともありました。メーカーによってかなり差がある精油なので、なるべく店頭で香りを確かめて購入されることをお勧めします。ちなみに手前味噌ですがプリマベラのはかなりリンゴです。
●レシピ
・リップクリーム
用意するもの:
蜜蝋 小さじ1/2
植物油(スイートアーモンド油など) 小さじ1と1/2
オレンジ(レモンやマンダリンでも) 1滴
カモミールローマン 2滴
作り方:
植物油に蜜蝋を加え、溶けるまで湯煎または電子レンジで加熱します。
粗熱がとれたところに精油を加え、容器に流し入れる。冷めて固まったら使用可能。
最近あちこちで見かけるようになったリップクリーム用のスティックに丁度いいくらいの量です。もちろん小さいクリーム容器に入れて指で唇につける形でもOK。柑橘系とリンゴでフルーティなリップクリームが出来ます。精油の分量は逆転しても可。
・トリートメントオイル
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/63/
イランイラン 1滴
カモミールローマン 2滴
鈍痛に良いとのことですので生理痛の際におすすめのブレンドです。
ラヴェンダー 1滴
ネロリ 1滴
カモミールローマン 2滴
眠れない夜にいかがでしょうか。ネロリをプラスしてさらに深いリラックスを誘います。
おまけ:
ちょっと脱線気味のお話を二つ。両方ともカモミールじゃなさそうぬか喜び~というお話です。
カモミールはスペイン語でマンサニージャ(manzanilla)というそうで、それで思い出したのが、オペラ「カルメン」で逮捕されたカルメンが伍長のドン・ホセを誘惑するシーンでした。そこでは「リリアス・パスティアの酒場でマンサニージャ酒を飲もう」と歌うのです。ええ?カモミールのお酒なの!と色めきたって調べたらアンダルシア地方に同名のシェリー酒があるのですね。おそらくそちらのことだと思います。スペルも同じらしいですし。
「マンサニージャ」は「小さいリンゴ」の意とのことですので、きっとこのシェリー酒にはリンゴのような香りがあるのでしょう。多分カモミールを使ったものではないとは思いますが、機会があったら一度飲んでみたいものです。
はずれで残念ではありますが、まあ確かに背徳の男女が「カモミール酒飲もう」ではしまらないですよね。田舎のお母さん思い出して我に返ってしまいそう。
話題は変わって聖書のお話から。
有名な「山上の説教」に以下のような一節があります。
「野の花がどうして育っているか考えてみるがよい。働きもせず紡ぎもしない。」
(マタイによる福音書第6章より抜粋)
この「野の花」は一体どの植物を指すのだろうかと長い間言われてきました。以前は「ユリ」という解釈が多かったようですが、最近ではパレスチナ付近に多くみられる「アネモネ」説が有力です。が、他にもいくつか候補があり、パレスチナ付近に自生する「セイチカミツレ(Anthemis palaestina)」という植物を推している学者もいらっしゃるのです。これは同じキク科であり、カミツレという名をもつことからカモミールの仲間であることがうかがえます。
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写真を見る限りではカモミールにかなり似ているのですよね。しかしどこをみても大した扱いをされていないので、あの芳香や薬草としての働きはないと思ったほうがいいのでしょう。しかしそれがなおさら「野の花」に例えるにはふさわしい気がするのです。「取るに足らないように見える路傍の草においても神の意志が働いている」という教義を述べているのですから。
園芸的価値を認められているわけでもないようですし、多分日本で見ることはできない花でしょう。いつか現地を訪ねてみたいものです。
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少しだけハロウィン
2008/10/19/Sunday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
写真暗くてすみません。
ほんのちょっとだけハロウィンの真似事をしてみました。
別に何かやろうというつもりはなかったのですが、久々にロフトに行ってみたら1Fにハロウィンのコーナーが出来ていてなんだかその気になってしまったのです。別に魔女の三角帽子をかぶってお客様をお迎えしたりはしませんのでご安心ください(実は欲しかったらしい)。
さて、この季節のブレンドを何か作ろうと思いまして、折角だからハロウィンの香りってどんなイメージだろうと調べてみたんですがまあだいたいは「お菓子」系になってしまうみたいですね。特に目立って使われるハーブもないようです。じゃあまあそっち系の甘いのでいこうとプリマベラから出ています「ショコバニラ」というブレンド精油を使ってみることにしました。カカオ、バニラ、オレンジなどが使われているあまーいブレンドです。
柑橘系精油が多く入ってしまうのは私の習い性とでもお考えください。
レモン 5滴
グレープフルーツ 4滴
ペパーミント 2滴
ショコバニラ 5滴
安息香(ベンゾイン) 3滴
没薬(ミルラ) 1滴
計20滴
珍しく普段使わない没薬が入っています。
何で今回その気になったのかなと考えていましたら
ミイラ=ミルラ
ということのようでした。ハロウィンコーナーに沢山あったミイラの人形やコスチュームの印象が強かったらしいです。単細胞ですみません。
遮光ビンに直接作ったのでそのまま蓋をして熟成待ちです。うまく化けてくれたらいいなと思っています(いやこれは駄洒落ではなく)。
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キンモクセイ香水づくりワークショップ
効能にとらわれず、またスピリチュアルな観点とも違う、精油を純粋に「香りの素材」として扱うワークショップです。トップ、ミドル、ラストのバランスを考えて、本格的なオーデコロンを作りましょう。
個別ワークショップいたします(10月末日まで)。
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ほんのちょっとだけハロウィンの真似事をしてみました。
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さて、この季節のブレンドを何か作ろうと思いまして、折角だからハロウィンの香りってどんなイメージだろうと調べてみたんですがまあだいたいは「お菓子」系になってしまうみたいですね。特に目立って使われるハーブもないようです。じゃあまあそっち系の甘いのでいこうとプリマベラから出ています「ショコバニラ」というブレンド精油を使ってみることにしました。カカオ、バニラ、オレンジなどが使われているあまーいブレンドです。
柑橘系精油が多く入ってしまうのは私の習い性とでもお考えください。
レモン 5滴
グレープフルーツ 4滴
ペパーミント 2滴
ショコバニラ 5滴
安息香(ベンゾイン) 3滴
没薬(ミルラ) 1滴
計20滴
珍しく普段使わない没薬が入っています。
何で今回その気になったのかなと考えていましたら
ミイラ=ミルラ
ということのようでした。ハロウィンコーナーに沢山あったミイラの人形やコスチュームの印象が強かったらしいです。単細胞ですみません。
遮光ビンに直接作ったのでそのまま蓋をして熟成待ちです。うまく化けてくれたらいいなと思っています(いやこれは駄洒落ではなく)。
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10月のレシピ/ジンジャー
2008/10/07/Tuesday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
アップ遅くなり申し訳ありません!気持ちを切り替えるのに時間がかかるやっかいな体質です。
しばらく続けてまいりましたマンスリーレシピですが、今月からちょっと方針を変えます。
自分の勉強を見直す意味も含めまして毎月1つの精油をとりあげ、それに関するお話ちょこっととレシピを掲載という感じにしていきたいと思っています。
今月のテーマはジンジャーです。急に夜が冷え込むようになりましてにわかに恋しくなりました。
とても体を温めてくれる精油です。
ジンジャー Zingiber officinale ショウガ科
●蒸留部位:根茎
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:中国、ベトナム、インドネシア
●主要有効成分
セスキテルペン炭化水素類:
ジンジベレン 25~35% β-セスキフェランドレン 5~15%
α-ビサボレン 5~10% β-ビサボレン ~5% α-クルクメン ~10%
モノテルペン炭化水素類:
カンフェン 5~10% β-フェランドレン 5~10% α-ピネン ~5% リモネン 微量
●使用上の注意:
皮膚刺激を起こす場合がありますので使いすぎないように注意してください。
妊娠初期には使用を避けましょう。
疲労を回復させる作用がある精油で、疲れきって停滞している時に心と体の両方を温め力づけてくれます。「季節性の鬱を吹き飛ばす一助ともなる」という記述もありました。季節の変わり目に使うにはいいオイルなのかもしれません。特徴として催淫作用も挙げられていますが、日本人としては「え?」という感じです。ショウガ湯とか豚肉ショウガ焼きとかラーメンの薬味とか(これは九州人だけか…)、あまりにも違うもののイメージが大きいですからね。他のものと組み合わせてうまく演出すれば効果が得られるのかもしれません。
アーユルヴェーダではカパを減らすには蜂蜜とともに、ヴァータの症状には塩と共にジンジャーを服用するのだそうです。多分根茎を乾燥粉末などにして用いるのでしょう。精油を飲んだりはしないと思います。
スパイシーな精油は大抵そうですが、胃腸によい働きをもたらし、消化促進、食欲不振、吐き気や便秘などによいとされています。とても体を温めてくれるので寒い時期には重宝する精油です。
私は東京で時間と荷物に余裕があると銀座に駆け込みコンフィチュール・エ・プロバンスのジンジャーシロップを買って帰ります。炭酸で割ると本格的なジンジャーエールになりますし、もちろん水で割るだけでもとても美味しいんですよ。これからの季節はお湯割であたたまります。
●レシピ
・アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
オレンジ 3滴
イランイラン 2滴
ジンジャー 1滴
イランイランをゼラニウムに替えても。
レモン 3滴
安息香(ベンゾイン) 1滴
ジンジャー 1滴
安息香のバニラ様の甘い香りにジンジャーでアクセントをつけた美味しそうな香りになります。レモンの代わりにオレンジやマンダリンでもいいですね。
・トリートメントオイル
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/63/
特にお腹におすすめ。
寒い夜は寝る前にあたたまってください。ぐっすり眠れます。
ネロリ 2滴
ジンジャー 1滴
ネロリを1滴にしてマンダリンを加えてもよい香りです。
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今月のテーマはジンジャーです。急に夜が冷え込むようになりましてにわかに恋しくなりました。
とても体を温めてくれる精油です。
ジンジャー Zingiber officinale ショウガ科
●蒸留部位:根茎
●蒸留方法:水蒸気蒸留
●主要産地:中国、ベトナム、インドネシア
●主要有効成分
セスキテルペン炭化水素類:
ジンジベレン 25~35% β-セスキフェランドレン 5~15%
α-ビサボレン 5~10% β-ビサボレン ~5% α-クルクメン ~10%
モノテルペン炭化水素類:
カンフェン 5~10% β-フェランドレン 5~10% α-ピネン ~5% リモネン 微量
●使用上の注意:
皮膚刺激を起こす場合がありますので使いすぎないように注意してください。
妊娠初期には使用を避けましょう。
疲労を回復させる作用がある精油で、疲れきって停滞している時に心と体の両方を温め力づけてくれます。「季節性の鬱を吹き飛ばす一助ともなる」という記述もありました。季節の変わり目に使うにはいいオイルなのかもしれません。特徴として催淫作用も挙げられていますが、日本人としては「え?」という感じです。ショウガ湯とか豚肉ショウガ焼きとかラーメンの薬味とか(これは九州人だけか…)、あまりにも違うもののイメージが大きいですからね。他のものと組み合わせてうまく演出すれば効果が得られるのかもしれません。
アーユルヴェーダではカパを減らすには蜂蜜とともに、ヴァータの症状には塩と共にジンジャーを服用するのだそうです。多分根茎を乾燥粉末などにして用いるのでしょう。精油を飲んだりはしないと思います。
スパイシーな精油は大抵そうですが、胃腸によい働きをもたらし、消化促進、食欲不振、吐き気や便秘などによいとされています。とても体を温めてくれるので寒い時期には重宝する精油です。
私は東京で時間と荷物に余裕があると銀座に駆け込みコンフィチュール・エ・プロバンスのジンジャーシロップを買って帰ります。炭酸で割ると本格的なジンジャーエールになりますし、もちろん水で割るだけでもとても美味しいんですよ。これからの季節はお湯割であたたまります。
●レシピ
・アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
オレンジ 3滴
イランイラン 2滴
ジンジャー 1滴
イランイランをゼラニウムに替えても。
レモン 3滴
安息香(ベンゾイン) 1滴
ジンジャー 1滴
安息香のバニラ様の甘い香りにジンジャーでアクセントをつけた美味しそうな香りになります。レモンの代わりにオレンジやマンダリンでもいいですね。
・トリートメントオイル
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
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寒い夜は寝る前にあたたまってください。ぐっすり眠れます。
ネロリ 2滴
ジンジャー 1滴
ネロリを1滴にしてマンダリンを加えてもよい香りです。
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