福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2025/02/02/Sunday
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イタリア研修旅行報告/その2
2008/07/01/Tuesday
生活が昼夜逆転してしまい少し焦っています。時差ぼけというより睡眠リズムが崩れてしまった感じ。今夜こそ早く眠れるようにしなくては。
今回はイタリアで出会いました美しいユリ、マドンナリリーについて少し書こうと思います。時系列で言いますと旅行後半の話になるのですが、気分的に盛り上がっているうちに書いておきたいのです。少しお付き合いいただければ嬉しく思います。
「ホテルから少し下ったところにラヴェンダーの咲いている斜面があるのよ。そこの花は摘んでもいいの」とドイツ人の先生にうかがったのがそもそもの発端でした。
わーそんなところがあるんだこれは行ってみなきゃ、と翌朝勇んで出かけたのはいいのですが「もっともらしい顔をして聞いてはいるもののその実二割程度しか理解していない」というわたくしの英語力の悲しさ、初手から思いっきり道を間違えまして車道にまで出てしまい、途中で遭遇したTさんを巻き添えにして降りなくて良い道を更に下ってしまったのですね…。後からバスで遡ってこんなに歩いたのかと驚きました。
当然行けども行けどもそれらしい場所はありません。次の曲がり角こそ、の期待もむなしくみなハズレ、そろそろ戻らなくては、あそこまで行ったら引き返そうと話しつつたどり着いた民家の前にはお爺ちゃんが1人。
都会なら知らん顔で通り過ぎるところですがやはり旅先です。「ぼんじょるの」の挨拶のあとイタリア語と英語でかみ合ってないような、でも何となく意味は通じる会話を少しばかり交わした後、引き返そうとした我々は庭先のユリの花に目を留めました。
フェンス越しの写真なのであまりはっきりご覧いただけないのが残念です。
日本ではあまりみないタイプのユリだと思いました。花が小さめですし茎も細い。種類によっては花の重さに耐えかねて倒れてしまったりしますが、このユリは添え木なしでしゃんと立っていました。顔を近づけてみますと日本のユリとはまったく違う涼やかで甘い香りがします。昔精油を採取していたのはこういうユリだったに違いないと思わせてくれる香りでした。
この写真を撮れただけで十分満足だと思っていたのですが、立ち去ろうとしていたお爺ちゃんが戻ってこられましてそばの門をあけてくれました。もっとよく見せてくれるつもりなのかと思いきや、無造作にユリを折って我々にプレゼントしてくれたのです!なんて親切!感激のあまり、どうお礼を言ったのかろくに覚えていません。
驚きはさらに続きます。
ホテルに持ち帰ってセミナールームに生けてあった野花と一緒に飾りましたら、ドイツ人の先生が「これはマドンナリリーというのよ」と仰るではないですか!これがあの!
聖母マリアの象徴とされ、様々な宗教画(有名なところではダ・ヴィンチの「受胎告知」)に描かれているマドンナリリーだったのです。またこの花のエキスはプリマライフの化粧品、ナチュラルバランスシリーズのアイトリートメントに使われています。エキスには肌の弾力を高める作用があるのだそうで、とても評判のよいクリームです(しかし残念ながらまだうちでは取扱しておりません…。お値段が…)。確かにあの美しいイメージ写真と同じ姿、この花にここで会えるとは!しかもこんなに素晴らしい香りだったなんて!
後に聞いたところによると、日本ではどうも育てにくいものらしくあまり球根や苗も販売されていないのだとか。道理で馴染みがなかったわけです。
しかし帰国して検索してみましたら意外なところでみつかりました。旅行記からはちょっと横道に逸れますが、次回は日本での(というより福岡での)マドンナリリーを探す旅について書きたいと思います。
ちなみに、最初に探していたラヴェンダーの斜面はその帰り道にあっさり見つかりました。自分で自分を殴りたくなるほど簡単な場所でありました。しかしこのミステイクがマドンナリリーに導いてくれたのですから、たまにはわたくしのお間抜けも役に立つのだなと思ったことでした
(帰りの坂道はちょっとハードでしたけれどね…。特に朝ごはん前だったし)。
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(もしできることなら1日1回。どこまでもあつかましい)
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●安価で高品質なティーツリーファームズ精油のお求めはこちらから
●ラヴェンダー祭りやります(7/9~16のどこか3日間)
●セラピストのお茶会やります(7/8)。
今回はイタリアで出会いました美しいユリ、マドンナリリーについて少し書こうと思います。時系列で言いますと旅行後半の話になるのですが、気分的に盛り上がっているうちに書いておきたいのです。少しお付き合いいただければ嬉しく思います。
「ホテルから少し下ったところにラヴェンダーの咲いている斜面があるのよ。そこの花は摘んでもいいの」とドイツ人の先生にうかがったのがそもそもの発端でした。
わーそんなところがあるんだこれは行ってみなきゃ、と翌朝勇んで出かけたのはいいのですが「もっともらしい顔をして聞いてはいるもののその実二割程度しか理解していない」というわたくしの英語力の悲しさ、初手から思いっきり道を間違えまして車道にまで出てしまい、途中で遭遇したTさんを巻き添えにして降りなくて良い道を更に下ってしまったのですね…。後からバスで遡ってこんなに歩いたのかと驚きました。
当然行けども行けどもそれらしい場所はありません。次の曲がり角こそ、の期待もむなしくみなハズレ、そろそろ戻らなくては、あそこまで行ったら引き返そうと話しつつたどり着いた民家の前にはお爺ちゃんが1人。
都会なら知らん顔で通り過ぎるところですがやはり旅先です。「ぼんじょるの」の挨拶のあとイタリア語と英語でかみ合ってないような、でも何となく意味は通じる会話を少しばかり交わした後、引き返そうとした我々は庭先のユリの花に目を留めました。
フェンス越しの写真なのであまりはっきりご覧いただけないのが残念です。
日本ではあまりみないタイプのユリだと思いました。花が小さめですし茎も細い。種類によっては花の重さに耐えかねて倒れてしまったりしますが、このユリは添え木なしでしゃんと立っていました。顔を近づけてみますと日本のユリとはまったく違う涼やかで甘い香りがします。昔精油を採取していたのはこういうユリだったに違いないと思わせてくれる香りでした。
この写真を撮れただけで十分満足だと思っていたのですが、立ち去ろうとしていたお爺ちゃんが戻ってこられましてそばの門をあけてくれました。もっとよく見せてくれるつもりなのかと思いきや、無造作にユリを折って我々にプレゼントしてくれたのです!なんて親切!感激のあまり、どうお礼を言ったのかろくに覚えていません。
驚きはさらに続きます。
ホテルに持ち帰ってセミナールームに生けてあった野花と一緒に飾りましたら、ドイツ人の先生が「これはマドンナリリーというのよ」と仰るではないですか!これがあの!
聖母マリアの象徴とされ、様々な宗教画(有名なところではダ・ヴィンチの「受胎告知」)に描かれているマドンナリリーだったのです。またこの花のエキスはプリマライフの化粧品、ナチュラルバランスシリーズのアイトリートメントに使われています。エキスには肌の弾力を高める作用があるのだそうで、とても評判のよいクリームです(しかし残念ながらまだうちでは取扱しておりません…。お値段が…)。確かにあの美しいイメージ写真と同じ姿、この花にここで会えるとは!しかもこんなに素晴らしい香りだったなんて!
後に聞いたところによると、日本ではどうも育てにくいものらしくあまり球根や苗も販売されていないのだとか。道理で馴染みがなかったわけです。
しかし帰国して検索してみましたら意外なところでみつかりました。旅行記からはちょっと横道に逸れますが、次回は日本での(というより福岡での)マドンナリリーを探す旅について書きたいと思います。
ちなみに、最初に探していたラヴェンダーの斜面はその帰り道にあっさり見つかりました。自分で自分を殴りたくなるほど簡単な場所でありました。しかしこのミステイクがマドンナリリーに導いてくれたのですから、たまにはわたくしのお間抜けも役に立つのだなと思ったことでした
(帰りの坂道はちょっとハードでしたけれどね…。特に朝ごはん前だったし)。
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イタリア研修旅行報告/その1
2008/06/30/Monday
いつまでも時差ぼけとか言って甘えてられないのですが、帰国して以来睡眠サイクルが狂いっぱなし。夜中にぽかーんと目がさえてしまったり、昼間(特に夕方近く!)に眠くてたまらなくなったりとまことにだらしない日々を送っています。イタリアで朝5時に起きてお散歩していたわたくしはどこにいったのでしょう。このままではいけません。生活を元に戻すと共に、旅行の思い出はきちんと整理しなくては(ついでに荷物もね…)。
昨年のドイツ旅行では「セミナー編」「食事編」などのようにカテゴリを作ったのですが、今回はそこまできっちり分けず綴っていこうかなと思います。
お約束の成田空港。おのぼりさん全開ですから撮らずにはおれないのです(笑)。
6月20日に日本を発ち、同日夜にイタリア着。日本の航空会社だったので機内食にお稲荷さんがでたりしてあんまり海外に行くという気分になれなかったのですが、ミラノの空港に着いてみれば預けた荷物がいつまでたっても出てこない…。全員のスーツケースが揃うまで長かったこと!それまでの日本気分は一気に吹き飛び、イタリアに来たのだといやおうなく思い知らされる一幕でした。
ようやく外に出て、到着ロビーで待っていてくれたバスの運転手さんや先にミラノ入りされていた方々と合流しホテルへ向かいます。
写真はホテルで撮ったものですが、このバスに5日間お世話になりました。運転手さんも同じホテルに宿泊され完全に専属状態。山奥なので通いでは無理なのです。
沈んでいく夕日を眺めながらミラノからホテルまで約3時間のドライブです。山道を行くので結構揺れました。乗り物酔いしやすい私は成田で買っておいたガムにどれだけ助けられたことか。
到着は夜中近く。講師の先生とホテルのスタッフが出迎えてくれました。
イタリアでの最初のお食事はゴルゴンゾーラとサフランソースのパスタ。かかっているのはパルミジャーノ。遅かったのに食事も用意してくれて大感謝です。これにサラダとパン、もちろん赤ワインもついてます。あちらの方々の感覚では「軽食」なのだそうですが我々からみたら立派なディナー…。疲れを忘れてガッツリいただいたのはいうまでもありません。写真を撮り忘れましたが、サラダにかけてくださいと出されたオリーブオイルとバルサミコがワインと見まごうばかりの大瓶で、やっぱりイタリアだなあと感慨にふけったのでした(初日ですからなんでも感動するのです)。
さて、今回のホテルはこちらです。
http://www.cascinabozzetti.it/
農家を改造してホテルにしたもので、小高い丘の上にありますので見晴らしはすばらしいもの。周囲にはラヴェンダーの畑や美しい森があり散策も楽しめます。
実は昨年下見に参加した人からアルプスを越えてバスで下ったと聞いていたので、私はなんとなくスイス国境をイメージしていました。トリノの近くかな~なんて話しておりましたら実際はここ↓。マップ検索して驚きました。
大きな地図で見る
まあトリノからそう離れちゃいませんが…。ジェノヴァというか地中海が近いのですね。
ホテルについたところで今日はこの辺で。今回は一応時系列順に書いてみましたが次からはその限りではありません。何が出てくるかはお楽しみということで(実はまだ決まっていないのです)。
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昨年のドイツ旅行では「セミナー編」「食事編」などのようにカテゴリを作ったのですが、今回はそこまできっちり分けず綴っていこうかなと思います。
お約束の成田空港。おのぼりさん全開ですから撮らずにはおれないのです(笑)。
6月20日に日本を発ち、同日夜にイタリア着。日本の航空会社だったので機内食にお稲荷さんがでたりしてあんまり海外に行くという気分になれなかったのですが、ミラノの空港に着いてみれば預けた荷物がいつまでたっても出てこない…。全員のスーツケースが揃うまで長かったこと!それまでの日本気分は一気に吹き飛び、イタリアに来たのだといやおうなく思い知らされる一幕でした。
ようやく外に出て、到着ロビーで待っていてくれたバスの運転手さんや先にミラノ入りされていた方々と合流しホテルへ向かいます。
写真はホテルで撮ったものですが、このバスに5日間お世話になりました。運転手さんも同じホテルに宿泊され完全に専属状態。山奥なので通いでは無理なのです。
沈んでいく夕日を眺めながらミラノからホテルまで約3時間のドライブです。山道を行くので結構揺れました。乗り物酔いしやすい私は成田で買っておいたガムにどれだけ助けられたことか。
到着は夜中近く。講師の先生とホテルのスタッフが出迎えてくれました。
イタリアでの最初のお食事はゴルゴンゾーラとサフランソースのパスタ。かかっているのはパルミジャーノ。遅かったのに食事も用意してくれて大感謝です。これにサラダとパン、もちろん赤ワインもついてます。あちらの方々の感覚では「軽食」なのだそうですが我々からみたら立派なディナー…。疲れを忘れてガッツリいただいたのはいうまでもありません。写真を撮り忘れましたが、サラダにかけてくださいと出されたオリーブオイルとバルサミコがワインと見まごうばかりの大瓶で、やっぱりイタリアだなあと感慨にふけったのでした(初日ですからなんでも感動するのです)。
さて、今回のホテルはこちらです。
http://www.cascinabozzetti.it/
農家を改造してホテルにしたもので、小高い丘の上にありますので見晴らしはすばらしいもの。周囲にはラヴェンダーの畑や美しい森があり散策も楽しめます。
実は昨年下見に参加した人からアルプスを越えてバスで下ったと聞いていたので、私はなんとなくスイス国境をイメージしていました。トリノの近くかな~なんて話しておりましたら実際はここ↓。マップ検索して驚きました。
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まあトリノからそう離れちゃいませんが…。ジェノヴァというか地中海が近いのですね。
ホテルについたところで今日はこの辺で。今回は一応時系列順に書いてみましたが次からはその限りではありません。何が出てくるかはお楽しみということで(実はまだ決まっていないのです)。
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プロフィール
NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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