福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/22/Friday
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イタリア研修旅行報告/その3
2008/07/17/Thursday
やっとイタリア旅行記本編の続きです。脱線したり他の記事書いたりとグズグズしてるものですからわたくしのやる気をお疑いの方も多いかと思われますが絶対完結させますから!やるときゃやりますから!(やらないときはなんもやらんのですがね…)
今回の目的は、イタリアのオーガニック農業共同体であるAGRONATURAの農場を訪問すること。1986年に設立されたこの組合には現在約50軒ほどの農家が加入しており、ピエモンテ州スピーニョ・モンフェラートを拠点として計400ヘクタール以上に及ぶ農地で有機農法を実践しています。そこで栽培される香料植物は最も審査が厳しいといわれるデメーター認定をクリアし、世界各国で高評価を得ているのです。その主要な取引先がドイツのPrimavera Life。17年に及ぶパートナーシップを結んでいます。
この研修旅行はPrimavera Lifeとその日本の総代理店である㈱ヴィーゼの共同企画により実現しました。なので講師の先生はドイツ人。当然セミナーはドイツ語、時々どこの国に居るのかわからなくなったものでした。まあわけがわからんのは何語でも同じなんですけれどね。
ここで我々は精油の蒸留所を見学したりあちこちの畑を訪ね歩いて香料植物をみたり、と様々な貴重な体験をさせてもらったわけですが、中でも特筆すべきなのが香料用バラの摘みとりをさせてもらったこと!興味のない方には「だから何?」ってことなんでしょうが、この道の方だったら一度でいいから体験してみたいことの1つです。本来予定には入っていなかったのですが天候などの諸条件がうまく一致しやらせていただけることとなったのです。もうこのために来た!っていうかこのために生きてきた!とばかりに盛り上がったのは言うまでもありません。
バラの畑です。ゆるい丘陵にありました。園芸用よりずっと小さいピンクの花が見え隠れしています。これを摘むのです!
貴重な4ショット。
右からAnusati Thumm氏(Primavera Life講師)、㈱ヴィーゼの手塚千史氏(ドイツ語通訳)、AGRONATURAのボスであるPiercarlo Dappino氏、左端の女性がイタリア語⇔ドイツ語の通訳さん(すいませんお名前を失念してしまいました)。
畑の解説をしてくださるのはもちろんPiercarlo Dappino氏ですが、英語はあまりお得意でないのかこの日だけ通訳さんを依頼されたのです。なのですべてイタリア語→ドイツ語→日本語という順序。面倒な伝言ゲームであったことと思われます…。
今回摘んだのはローザ・センティフォーリア Rosa centifolia。
はさみなどは使わず素手で花の根元を持ち軽く折り取るようにして摘みます。
みんな夢中で摘んでいます。わたくしも夢中でしたので写真があんまりありません。
Piercarlo Dappino氏が別の畑からロサ・ダマセナ Rosa damascenaをとってきて見せてくださいました。
バラの摘み取りは精油成分の揮発を考慮し早朝行われるというイメージがありますが、我々が現地に到着したのはすでに朝9時すぎ(10時近かったかも)。それからの摘み取りで大丈夫なのかと思いましたが、センティフォーリアはこれくらいの時間に摘んでもちゃんと精油成分は残るのだそうです。ダマセナはやはり早朝でないと駄目だとのこと。
工場へ運ぶため、皆が摘んだ花を集めています。それはもう素晴らしい甘い香りで、このカゴ1つ奪って逃げ出したいほどでした(何処へだ)。
こちらは別の日に工場で見ました、ドライになった薔薇のつぼみ。
ハーブティーやポプリ、バスハーブの材料にするためのものです。
一昔前までは水蒸気蒸留するのがダマセナで、センティフォーリアは溶剤抽出みたいな区別があった気がするのですが今はかなり曖昧なようですね。こちらの工場でもセンティフォーリアを水蒸気蒸留されていました。主に芳香蒸留水を採るためのようで、精油の採取も試験的に行ってはおられるもののまだ商品化には至ってない様子です。
AGRONATURAのブログにこのときの様子が掲載されています。この日はラヴェンダーの畑にも行ったのですが、その話はまた後日。暑がって帽子や上着を脱いでしまった私の姿も小さく写っております。
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今回の目的は、イタリアのオーガニック農業共同体であるAGRONATURAの農場を訪問すること。1986年に設立されたこの組合には現在約50軒ほどの農家が加入しており、ピエモンテ州スピーニョ・モンフェラートを拠点として計400ヘクタール以上に及ぶ農地で有機農法を実践しています。そこで栽培される香料植物は最も審査が厳しいといわれるデメーター認定をクリアし、世界各国で高評価を得ているのです。その主要な取引先がドイツのPrimavera Life。17年に及ぶパートナーシップを結んでいます。
この研修旅行はPrimavera Lifeとその日本の総代理店である㈱ヴィーゼの共同企画により実現しました。なので講師の先生はドイツ人。当然セミナーはドイツ語、時々どこの国に居るのかわからなくなったものでした。まあわけがわからんのは何語でも同じなんですけれどね。
ここで我々は精油の蒸留所を見学したりあちこちの畑を訪ね歩いて香料植物をみたり、と様々な貴重な体験をさせてもらったわけですが、中でも特筆すべきなのが香料用バラの摘みとりをさせてもらったこと!興味のない方には「だから何?」ってことなんでしょうが、この道の方だったら一度でいいから体験してみたいことの1つです。本来予定には入っていなかったのですが天候などの諸条件がうまく一致しやらせていただけることとなったのです。もうこのために来た!っていうかこのために生きてきた!とばかりに盛り上がったのは言うまでもありません。
バラの畑です。ゆるい丘陵にありました。園芸用よりずっと小さいピンクの花が見え隠れしています。これを摘むのです!
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右からAnusati Thumm氏(Primavera Life講師)、㈱ヴィーゼの手塚千史氏(ドイツ語通訳)、AGRONATURAのボスであるPiercarlo Dappino氏、左端の女性がイタリア語⇔ドイツ語の通訳さん(すいませんお名前を失念してしまいました)。
畑の解説をしてくださるのはもちろんPiercarlo Dappino氏ですが、英語はあまりお得意でないのかこの日だけ通訳さんを依頼されたのです。なのですべてイタリア語→ドイツ語→日本語という順序。面倒な伝言ゲームであったことと思われます…。
今回摘んだのはローザ・センティフォーリア Rosa centifolia。
はさみなどは使わず素手で花の根元を持ち軽く折り取るようにして摘みます。
みんな夢中で摘んでいます。わたくしも夢中でしたので写真があんまりありません。
Piercarlo Dappino氏が別の畑からロサ・ダマセナ Rosa damascenaをとってきて見せてくださいました。
バラの摘み取りは精油成分の揮発を考慮し早朝行われるというイメージがありますが、我々が現地に到着したのはすでに朝9時すぎ(10時近かったかも)。それからの摘み取りで大丈夫なのかと思いましたが、センティフォーリアはこれくらいの時間に摘んでもちゃんと精油成分は残るのだそうです。ダマセナはやはり早朝でないと駄目だとのこと。
工場へ運ぶため、皆が摘んだ花を集めています。それはもう素晴らしい甘い香りで、このカゴ1つ奪って逃げ出したいほどでした(何処へだ)。
こちらは別の日に工場で見ました、ドライになった薔薇のつぼみ。
ハーブティーやポプリ、バスハーブの材料にするためのものです。
一昔前までは水蒸気蒸留するのがダマセナで、センティフォーリアは溶剤抽出みたいな区別があった気がするのですが今はかなり曖昧なようですね。こちらの工場でもセンティフォーリアを水蒸気蒸留されていました。主に芳香蒸留水を採るためのようで、精油の採取も試験的に行ってはおられるもののまだ商品化には至ってない様子です。
AGRONATURAのブログにこのときの様子が掲載されています。この日はラヴェンダーの畑にも行ったのですが、その話はまた後日。暑がって帽子や上着を脱いでしまった私の姿も小さく写っております。
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