福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/22/Friday
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飲むべきか飲まざるべきか
2009/02/13/Friday
イタリア旅行記のみをお読みになりたい方はこちらのリンクへどうぞ。(ちょっと脱線もありますが)
しばらく放置ですみません。どうもムラ気でいけないのです。
先日ある漢方薬局でやっておられるミニ講座に参加してきました。
テーマは「アレルギー」。スギ花粉が飛び始める季節にタイムリーな話題です。
漢方的にアレルギーは「水毒」と呼ばれ、なんらかの代謝異常で起こると考えられています。身体のどこかに水分のうっ滞(水滞)があり、それが何かの刺激によって表面に出てきて、鼻水、くしゃみ、涙目などの症状になるという理論なのだそうです。
なので講師の先生は「水分の取りすぎに注意すべき」ということを盛んに主張しておられました。食物の中にも水分が含まれているので一日の必要量はほとんどそれでまかなえる、飲み物として摂取するのは1日にコップ2~3杯程度。膀胱炎などで尿量を増やさなければならない人以外はそれで十分とのこと。もちろん喉が渇いたら飲んで良いのであり、飲みたくもないのに体に良いらしいからとがぶ飲みするのが良くないのだそうです。
また、食事中に水分をとることもよくないのだと言われました。食物を水で流し込むことになり消化が遅れる→胃腸内で食物が腐敗しアレルギーの原因物質を作るという悪循環になるのだそうです。
水毒という言葉は以前から知ってはいましたが、何らかの排出のシステムが上手くいかなくなるだけと理解しており「水分を控えるべき」とは思っていなかったのです。水分そのものは体に必要なのだから多めにとったほうがいいというように考えていました。しかしそうではなかったのですね。もともと人間の体にそんなに沢山の水分は必要ないという理論に基づいているのですね。
しかし「水は多く摂った方がいい」という正反対の説も存在します。
アメリカの統合医療の第一人者であるアンドルー・ワイル氏(癒す心、治る力の著者)は著書でこう述べています。
「のむ水の量が少ないと、細胞が血流から水をとり入れはじめる。血液が粘っこくなり、心臓の負担がまし、からだは緊急度の低い部分には血液を送らなくなる。のどの渇きを自覚する前から脱水症状は静かにはじまっている。からだはひじょうな苦痛を強いられる。なぜなら、水分の不足が血液の浄化という腎臓の重要な機能を阻害して、毒物の除去作業ができなくなるからだ。」
アンドリュー・ワイル著 ワイル博士の健康相談 (1) 自然治癒力
あまりの説得力にキッチンにすっとんでいって水をがぶ飲みなさった方がいらしても驚きません...。
ワイル博士が一日に必要とされる量は約1.8リットル(230グラム入りのコップに8杯)とのこと。「気がついたら水をのむという習慣をつけていただきたい」とまで仰っています。うーん一体どっちなんだ!?
多分どちらも間違ってはいないのだと思います。欧米は乾燥しているから水を多く摂るべきだが、湿度の高い日本では控えた方がいいのだという説もとても尤もに思えます。しかし最近は生活様式の変化により空調の中で過ごす時間も増えてきています。ずっとオフィスの中で仕事をしていると、とても喉が渇くものです。また、食事の多様化による影響もあると思います。ご飯は水分が80~90%ほどあるそうなので和食中心の人はそれでまかなえているかもしれませんが、パンの場合はそうはいかないでしょう。
なので非常にぱっとしない結論ですが、ケースバイケースで考えるしかないのではと思っています。
個人的にはちょっと控える方向でいってみようかなと思っています。私はかなりのお茶のみで常に手元に何か飲み物を置いており、花粉症以外にも冷えやむくみなど「水毒」に合致する症状があるのです。ストレスになるほど我慢はしませんが、とりあえず「だらだら飲み」を減らせるよう努力してみます。
今までは「わんこそばか酒席のお酌か」というくらいサロンのお客様にハーブティーをお勧めしておりましたが、これを機会にちょっとおとなしくなるかもしれません。
え?お酒ですか?
...。
アルコールの吸収は早いので滞留はしないってことでひとつ!
ちなみにワイル博士は上記の著書で日本酒を「清浄」な酒として推奨されておられます。「日本酒ならついのみすごしても二日酔いにならない」のだそうです。ひょっとして博士はすごくお強いのでしょうか。それともわたくしが飲みすぎるだけなのでしょうか。
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しばらく放置ですみません。どうもムラ気でいけないのです。
先日ある漢方薬局でやっておられるミニ講座に参加してきました。
テーマは「アレルギー」。スギ花粉が飛び始める季節にタイムリーな話題です。
漢方的にアレルギーは「水毒」と呼ばれ、なんらかの代謝異常で起こると考えられています。身体のどこかに水分のうっ滞(水滞)があり、それが何かの刺激によって表面に出てきて、鼻水、くしゃみ、涙目などの症状になるという理論なのだそうです。
なので講師の先生は「水分の取りすぎに注意すべき」ということを盛んに主張しておられました。食物の中にも水分が含まれているので一日の必要量はほとんどそれでまかなえる、飲み物として摂取するのは1日にコップ2~3杯程度。膀胱炎などで尿量を増やさなければならない人以外はそれで十分とのこと。もちろん喉が渇いたら飲んで良いのであり、飲みたくもないのに体に良いらしいからとがぶ飲みするのが良くないのだそうです。
また、食事中に水分をとることもよくないのだと言われました。食物を水で流し込むことになり消化が遅れる→胃腸内で食物が腐敗しアレルギーの原因物質を作るという悪循環になるのだそうです。
水毒という言葉は以前から知ってはいましたが、何らかの排出のシステムが上手くいかなくなるだけと理解しており「水分を控えるべき」とは思っていなかったのです。水分そのものは体に必要なのだから多めにとったほうがいいというように考えていました。しかしそうではなかったのですね。もともと人間の体にそんなに沢山の水分は必要ないという理論に基づいているのですね。
しかし「水は多く摂った方がいい」という正反対の説も存在します。
アメリカの統合医療の第一人者であるアンドルー・ワイル氏(癒す心、治る力の著者)は著書でこう述べています。
「のむ水の量が少ないと、細胞が血流から水をとり入れはじめる。血液が粘っこくなり、心臓の負担がまし、からだは緊急度の低い部分には血液を送らなくなる。のどの渇きを自覚する前から脱水症状は静かにはじまっている。からだはひじょうな苦痛を強いられる。なぜなら、水分の不足が血液の浄化という腎臓の重要な機能を阻害して、毒物の除去作業ができなくなるからだ。」
アンドリュー・ワイル著 ワイル博士の健康相談 (1) 自然治癒力
あまりの説得力にキッチンにすっとんでいって水をがぶ飲みなさった方がいらしても驚きません...。
ワイル博士が一日に必要とされる量は約1.8リットル(230グラム入りのコップに8杯)とのこと。「気がついたら水をのむという習慣をつけていただきたい」とまで仰っています。うーん一体どっちなんだ!?
多分どちらも間違ってはいないのだと思います。欧米は乾燥しているから水を多く摂るべきだが、湿度の高い日本では控えた方がいいのだという説もとても尤もに思えます。しかし最近は生活様式の変化により空調の中で過ごす時間も増えてきています。ずっとオフィスの中で仕事をしていると、とても喉が渇くものです。また、食事の多様化による影響もあると思います。ご飯は水分が80~90%ほどあるそうなので和食中心の人はそれでまかなえているかもしれませんが、パンの場合はそうはいかないでしょう。
なので非常にぱっとしない結論ですが、ケースバイケースで考えるしかないのではと思っています。
個人的にはちょっと控える方向でいってみようかなと思っています。私はかなりのお茶のみで常に手元に何か飲み物を置いており、花粉症以外にも冷えやむくみなど「水毒」に合致する症状があるのです。ストレスになるほど我慢はしませんが、とりあえず「だらだら飲み」を減らせるよう努力してみます。
今までは「わんこそばか酒席のお酌か」というくらいサロンのお客様にハーブティーをお勧めしておりましたが、これを機会にちょっとおとなしくなるかもしれません。
え?お酒ですか?
...。
アルコールの吸収は早いので滞留はしないってことでひとつ!
ちなみにワイル博士は上記の著書で日本酒を「清浄」な酒として推奨されておられます。「日本酒ならついのみすごしても二日酔いにならない」のだそうです。ひょっとして博士はすごくお強いのでしょうか。それともわたくしが飲みすぎるだけなのでしょうか。
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