福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/22/Friday
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フランジパニのこぼれ話
2007/07/27/Friday
8月はじめのワークショップ(以下WS)に向けて資料を作っています。効能だの薀蓄だのは置いといて、とにかく香りを感じていただこうというWSなので簡単なものなんですがなかなか進まない。「ドロナワ」という言葉がしきりと頭に浮かんでくる今日この頃でございます。
フランジパニのことを調べなおしていたら以前飛ばし読みしてたと思われる面白い話が出てきました。WSでお話しする余裕は多分ないだろうと思いますのでこちらに書きます。
オーデコロンの元祖というと「ハンガリーウォーター」って話、検索すると飽きるほど出てきますが、これは植物のみを原料としており、もともとは治療のために作られたもの。
そのしばらく後に、イタリアで「フランギパニ香水」が作られました。多分スペルはフランジパニと同じではないかと思います(便宜上この香水のことを「フランギパニ」、精油のことは「フランジパニ」と呼びます)。これは医薬品としてではなく香りをつけることが主な目的であり、また初めてムスク、シベットなどの動物性香料を使用したとされる点から現代香水の祖と呼ばれているそうです。
この香水にフランジパニ精油が使われているわけではないようですが、少なくとも名前が関連している可能性は高いらしいのですね。
ざっと調べただけでも「フランジパニの花が発見された際、フランギパニ香水と香りが似ているのでこの名がついた」あるいは反対に「フランジパニの花の香りをイメージして香水が作られた」などといくつもの説がありました。鶏が先か卵が先か、みたいな話なんですが。
その中に「1492年のコロンブスの大航海に同行した植物学者がこの花の香りを最初に記録に残し、彼のイタリア人の親戚がこの花からジャスミンに似た香りの香水(多分フランギパニ香水のこと)を作った」という記述を見つけました。冒険の果てに持ち帰った記録の中の花の香りを香水に再現、という点にとてもロマンを感じます。個人的にはこの説を支持したいですね。
さて、さっきのハンガリーウォーターに話が戻ってしまいますが、エリザベート王妃が70すぎてハンガリーウォーターのお陰でリューマチ治って若返って隣国の18才の王子から求婚されたって例のお話(検索すれば山のように出てくるので詳細は控えます)、18才に求婚される70過ぎもすごいが、70過ぎに求婚する18才も違う意味ですごいですね。しかし身も蓋もないんですがどうも真に受ける気にならんのですよ。ただの伝説としてであっても。
確かに健康を取り戻した女王は若々しく見えたのかもしれません。でもそれと政治の道具であった結婚とはまた別なんじゃないかと思うのです。領土問題か何かで政略結婚が企てられ、未亡人で言葉は悪いが立場的に「手ごろ」であった王妃に白羽の矢が立った、しかし彼女は老齢を理由に断り、「こんなお婆ちゃんに何をおっしゃるの」「いやいやまだまだお美しくていらっしゃる」みたいな軽いやりとりがあったのではないか、それが誇張されて後世に伝わった、くらいのことじゃないかなーと邪推しています。
さて逃避終わり。ああでももう遅いなちょっとワインでも…(これがいかんのですね)。
私事ではございますが、もうすぐ妹が子供2人をつれて帰省します。3才と6才児のパワーはそれはすごいものがありまして孫可愛さに祖母ちゃんの花道まっしぐらだった母も最近疲れが見えてきており、彼らが来たら「お姉ちゃん(私のこと)に頑張ってもらう」と言っているのだそうです。なぜに本人のいないところで決める…。
ヤツらはわたくしを伯父と思い込んでいるふしがあるので相手をするのはとても大変です。この時期にWSをやるのは早計だったかも知れません。ははは(乾いた笑い)。
あんまり日にちがないんですが、改めましてワークショップの宣伝です。
かすみ屋のフレグランス講座
フランジパニの夏香水作りワークショップ
日時:8/5(日)または8/6(月) 14:00〜16:00 (全一回)
効能にとらわれず、またスピリチュアルな観点とも違う、精油を純粋に「香りの素材」として扱うワークショップです。トップ、ミドル、ラストのバランスを考えて、本格的なオーデコロンを作りましょう。
フランジパニのことを調べなおしていたら以前飛ばし読みしてたと思われる面白い話が出てきました。WSでお話しする余裕は多分ないだろうと思いますのでこちらに書きます。
オーデコロンの元祖というと「ハンガリーウォーター」って話、検索すると飽きるほど出てきますが、これは植物のみを原料としており、もともとは治療のために作られたもの。
そのしばらく後に、イタリアで「フランギパニ香水」が作られました。多分スペルはフランジパニと同じではないかと思います(便宜上この香水のことを「フランギパニ」、精油のことは「フランジパニ」と呼びます)。これは医薬品としてではなく香りをつけることが主な目的であり、また初めてムスク、シベットなどの動物性香料を使用したとされる点から現代香水の祖と呼ばれているそうです。
この香水にフランジパニ精油が使われているわけではないようですが、少なくとも名前が関連している可能性は高いらしいのですね。
ざっと調べただけでも「フランジパニの花が発見された際、フランギパニ香水と香りが似ているのでこの名がついた」あるいは反対に「フランジパニの花の香りをイメージして香水が作られた」などといくつもの説がありました。鶏が先か卵が先か、みたいな話なんですが。
その中に「1492年のコロンブスの大航海に同行した植物学者がこの花の香りを最初に記録に残し、彼のイタリア人の親戚がこの花からジャスミンに似た香りの香水(多分フランギパニ香水のこと)を作った」という記述を見つけました。冒険の果てに持ち帰った記録の中の花の香りを香水に再現、という点にとてもロマンを感じます。個人的にはこの説を支持したいですね。
さて、さっきのハンガリーウォーターに話が戻ってしまいますが、エリザベート王妃が70すぎてハンガリーウォーターのお陰でリューマチ治って若返って隣国の18才の王子から求婚されたって例のお話(検索すれば山のように出てくるので詳細は控えます)、18才に求婚される70過ぎもすごいが、70過ぎに求婚する18才も違う意味ですごいですね。しかし身も蓋もないんですがどうも真に受ける気にならんのですよ。ただの伝説としてであっても。
確かに健康を取り戻した女王は若々しく見えたのかもしれません。でもそれと政治の道具であった結婚とはまた別なんじゃないかと思うのです。領土問題か何かで政略結婚が企てられ、未亡人で言葉は悪いが立場的に「手ごろ」であった王妃に白羽の矢が立った、しかし彼女は老齢を理由に断り、「こんなお婆ちゃんに何をおっしゃるの」「いやいやまだまだお美しくていらっしゃる」みたいな軽いやりとりがあったのではないか、それが誇張されて後世に伝わった、くらいのことじゃないかなーと邪推しています。
さて逃避終わり。ああでももう遅いなちょっとワインでも…(これがいかんのですね)。
私事ではございますが、もうすぐ妹が子供2人をつれて帰省します。3才と6才児のパワーはそれはすごいものがありまして孫可愛さに祖母ちゃんの花道まっしぐらだった母も最近疲れが見えてきており、彼らが来たら「お姉ちゃん(私のこと)に頑張ってもらう」と言っているのだそうです。なぜに本人のいないところで決める…。
ヤツらはわたくしを伯父と思い込んでいるふしがあるので相手をするのはとても大変です。この時期にWSをやるのは早計だったかも知れません。ははは(乾いた笑い)。
あんまり日にちがないんですが、改めましてワークショップの宣伝です。
かすみ屋のフレグランス講座
フランジパニの夏香水作りワークショップ
日時:8/5(日)または8/6(月) 14:00〜16:00 (全一回)
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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