福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/23/Saturday
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キフィ/海のエジプト展
2009/07/03/Friday
2009年5月のフランス旅行記はこちらから(ちょっと更新遅れ気味ですが)。
先日の記事で「最近やたらと『キフィ』の検索語で来る方が多い」と書いたところ早速情報をいただきました。最近いくつかのセミナー等で取り上げられるようになり知名度があがっているたことに加え、現在横浜で開催されている「海のエジプト展」でキフィの香りが再現され展示されていたんですね。エジプト展がスタートしたのは6月27日、そういえばこの頃から「キフィ」の検索語が急に増えてます。ここにいらした方がキフィに興味を持ってネット検索されているのだと思います。
このことを教えていただいたのがなんと上京前夜(所用で一泊することになっていたんです)。まあなんてタイムリーなの!と早速スケジュール変更、横浜まで行ってまいりました。みなとみらい線は初めて乗りましたが、東横線でそのまま行けるので便利ですね。中華街までつながってるし。
さて、「海のエジプト展」の概要は以下の通り。公式サイトよりの引用です。
引用ここから-------------------------
2000年ほど前にクレオパトラの宮殿があったといわれる、エジプト第2の都市アレクサンドリア。「海のエジプト展」は、この地中海に面した街の海底遺跡から発掘された至宝を紹介する国際巡回展です。約5メートルのファラオの彫像や、ヒエログリフが刻まれたステラ(石碑)、スフィンクスや女神などの石像、金や宝石で彩られたアクセサリー、王の横顔が彫られたコインなど、約490点の作品すべてを日本初公開します。紀元前700年から後800年まで、古代エジプトの「末期王朝」から「プトレマイオス朝」、さらには「ギリシア」「ローマ」時代へとつながる1500年間の歴史をたどる展覧会です。
-------------------------引用ここまで
その展示の一環として、「可能な限り忠実に再現された」キフィが展示されているのです。
「クレオパトラの愛した香り」との謳い文句ですが、以前私が調べた限りでは特にクレオパトラが好んでいたという記述は無かったように思います(どこかにあったらご教示いただけますと幸いです)。まあ同時代に使用されていたことは確かであり、重要な香料だったようですから使わなかったわけじゃないでしょうけれど。実際にクレオパトラがよく使用していたのはムスク(麝香)などの動物性香料だったといわれているのです(キフィには動物性の原料は使用されていません)。
では誰がキフィを使っていたかといいますと、神官たちです。礼拝に用いられていたので神殿に製法が残されているのだそうです。薫香として焚くのが最も好ましい使い方とのことですが、清涼飲料の味付けにされていたという記録も残っているそうなので(慣れれば美味しいそうです)、神事に使うだけでなく結構生活に溶け込んでいたものだったのかもしれません。形状は液体というよりペースト状なので案外何にでも使いやすそうでしたし。
さてその香りですが、思っていたより甘いです。ベンゾイン(安息香)のようなバニラ様の香りでした。
かなり昔、香りの勉強を始めたばかりのころに開催された「香りの美学展」でやはりキフィが再現されていたんですが、これはちょっと鋭いような要素を持つ、ひと癖ある香りだったのです。なのでこれまで自分で調香する際はそのイメージで作っていたんですが、今回のキフィはずっと甘い親しみやすい香りでした。今後はこちらの雰囲気を取り入れたものを作ってみるのも面白いかなと思っています。
海のエジプト展、会期は9月23日までです。キフィに興味がおありの方は是非。
ただ有名アニメとタイアップして子連れのお客さんをターゲットにされているようですので、夏休みは混みあうのではないかと思います。ご注意ください。
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先日の記事で「最近やたらと『キフィ』の検索語で来る方が多い」と書いたところ早速情報をいただきました。最近いくつかのセミナー等で取り上げられるようになり知名度があがっているたことに加え、現在横浜で開催されている「海のエジプト展」でキフィの香りが再現され展示されていたんですね。エジプト展がスタートしたのは6月27日、そういえばこの頃から「キフィ」の検索語が急に増えてます。ここにいらした方がキフィに興味を持ってネット検索されているのだと思います。
このことを教えていただいたのがなんと上京前夜(所用で一泊することになっていたんです)。まあなんてタイムリーなの!と早速スケジュール変更、横浜まで行ってまいりました。みなとみらい線は初めて乗りましたが、東横線でそのまま行けるので便利ですね。中華街までつながってるし。
さて、「海のエジプト展」の概要は以下の通り。公式サイトよりの引用です。
引用ここから-------------------------
2000年ほど前にクレオパトラの宮殿があったといわれる、エジプト第2の都市アレクサンドリア。「海のエジプト展」は、この地中海に面した街の海底遺跡から発掘された至宝を紹介する国際巡回展です。約5メートルのファラオの彫像や、ヒエログリフが刻まれたステラ(石碑)、スフィンクスや女神などの石像、金や宝石で彩られたアクセサリー、王の横顔が彫られたコインなど、約490点の作品すべてを日本初公開します。紀元前700年から後800年まで、古代エジプトの「末期王朝」から「プトレマイオス朝」、さらには「ギリシア」「ローマ」時代へとつながる1500年間の歴史をたどる展覧会です。
-------------------------引用ここまで
その展示の一環として、「可能な限り忠実に再現された」キフィが展示されているのです。
「クレオパトラの愛した香り」との謳い文句ですが、以前私が調べた限りでは特にクレオパトラが好んでいたという記述は無かったように思います(どこかにあったらご教示いただけますと幸いです)。まあ同時代に使用されていたことは確かであり、重要な香料だったようですから使わなかったわけじゃないでしょうけれど。実際にクレオパトラがよく使用していたのはムスク(麝香)などの動物性香料だったといわれているのです(キフィには動物性の原料は使用されていません)。
では誰がキフィを使っていたかといいますと、神官たちです。礼拝に用いられていたので神殿に製法が残されているのだそうです。薫香として焚くのが最も好ましい使い方とのことですが、清涼飲料の味付けにされていたという記録も残っているそうなので(慣れれば美味しいそうです)、神事に使うだけでなく結構生活に溶け込んでいたものだったのかもしれません。形状は液体というよりペースト状なので案外何にでも使いやすそうでしたし。
さてその香りですが、思っていたより甘いです。ベンゾイン(安息香)のようなバニラ様の香りでした。
かなり昔、香りの勉強を始めたばかりのころに開催された「香りの美学展」でやはりキフィが再現されていたんですが、これはちょっと鋭いような要素を持つ、ひと癖ある香りだったのです。なのでこれまで自分で調香する際はそのイメージで作っていたんですが、今回のキフィはずっと甘い親しみやすい香りでした。今後はこちらの雰囲気を取り入れたものを作ってみるのも面白いかなと思っています。
海のエジプト展、会期は9月23日までです。キフィに興味がおありの方は是非。
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