福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/22/Friday
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2月のレシピ/ユーカリ・ラディアタ
2010/02/01/Monday
しばらく放置していたマンスリーレシピを再開いたします。
この時期のレシピとなるとどうしても「スギ花粉症対策」を無視するわけにはいかず、今月はユーカリ・ラディアタをピックアップいたします。
ユーカリ・ラディアタ Eucalyptus radiata フトモモ科
撮影場所は山梨県のナード・アロマテラピー協会の農場です。
昨年秋農場研修に参加した際に撮ってきました。
科名:フトモモ科
蒸留部位:葉
主な産地:オーストラリア
主要有効成分と平均的含有量
・酸化物類
1.8シネオール 60~75%
・モノテルペン炭化水素類
リモネン 微量~10%
α-ピネン 2~5%
・モノテルペンアルコール類
α-テルピネオール 5~10%
ユーカリ属には800以上も品種があるのだそうで、我々の生活に使用されているのはそのうちのほんの一部です。その中で最もポピュラーと言えるのがこのユーカリ・ラディアタだと思います。清涼感のある香りで呼吸器系のトラブルによく使用され、初心者の方にも使いやすい精油です。
ローズマリーの香りととても良く似ており、最初の頃はよく間違えました。今でも時々わからなくなることがあったりします。あえて言えばユーカリの方が若干軽く、ローズマリーはグリーン感がより強いというところでしょうか。
さて、ユーカリと言えばもう1つ、ユーカリ・グロブルスEucalyptus globulusという品種があります。
これもラディアタと香りが似ており、よく使われるユーカリの1つですが、内容成分が若干違います。ラディアタに60~75%含まれている酸化物類の1.8シネオールが、このグロブルスには80~90%もあるのです。免疫調整や抗炎症などのとても有効な作用を持つ1.8シネオールですが、多すぎると刺激を感じることがあるため、グロブルスの使用には注意が必要とされています。
「早く何とかしたいというレスキュー的の用途ならばグロブルス、継続的に使うならラディアタ」といわれているようですね。自分ではアロマバスやトリートメントにはラディアタ、ルームスプレーなどにはグロブルスを使うことが多いような気がしています。
こちらはユーカリ・グロブルスの写真。やはりナードの農場にて撮影。
植物を見ると違いは一目瞭然ですね。香りが似ているので外見ももうちょっと近しい感じかと思っていました。
これ以外にもユーカリ・レモンやユーカリ・ディベスなどユーカリには沢山あるのですが書いていたら長くなってしまいますので割愛します。またの機会に。
ではレシピです。
●ルームスプレー
作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。
NO.1
ライム 3滴
ユーカリ・ラディアタ 3滴
ラヴェンダー 2滴
スコッチパイン 2滴
ユーカリの特徴を引き立たせるグリーン感の強いブレンド。
朝の寝覚めなどに。
No.2
ベルガモット 4滴
ユーカリ・ラディアタ 2滴
プチグレン 2滴
ローレル 2滴
これもさっぱりした香りですが、プチグレンが入っているので少しフルーティに感じる方もあるかと思います。ローレルなんてあまりメジャーじゃない精油を使ってしまいましたが、ない場合の代用は…。うーんラベンサラ(ラビンツァラ)かなー。
もう1つ、ナード・アロマテラピー協会の「アロマニュース」というテキストにユーカリを用いたブレンドがありましたのでご紹介します。
●インフルエンザ及びカタル性悪寒の初期症状が現れたときあるいは予防
ユーカリ・ラディアタ 3ml
ラベンサラ(ラビンツァラ) 3ml
ニアウリCT1 3ml
CTとはケモタイプ(※)のことであり、ここでいうニアウリCT1は1,8シネオールを多く含むタイプのニアウリです。
※ケモタイプとは・・・植物の科・属・種が同じであっても、生育する環境により含有する成分が大きく異なるものがあります。これらはケモタイプ(化学種)と称されています。
各3mlですから合計9mlのブレンドができます。1,8シネオールを多く含むものばかりですからスーッとした良い香りになると思います。
使い方ですが、「このブレンド6~8滴を、成人は1日6回胸と背中に塗布する。小児の場合は3~4滴を3滴のヘーゼルナッツオイル、またはスイートアーモンドオイルに混ぜて胸と背中に塗布する」とあります。3滴の植物油で希釈とは!「ほんの気持ちだけ薄める」という感じですね。
申し上げるまでもないと思いますが、このブレンドを過信せず、家庭でのケアの範囲を超えた症状になったらすぐに病院へいらしてくださいね。
●励みになっています。よかったらクリックお願いします。
(もしできることなら1日1回。そしてできることなら3つとも。どこまでもあつかましい)
この時期のレシピとなるとどうしても「スギ花粉症対策」を無視するわけにはいかず、今月はユーカリ・ラディアタをピックアップいたします。
ユーカリ・ラディアタ Eucalyptus radiata フトモモ科
撮影場所は山梨県のナード・アロマテラピー協会の農場です。
昨年秋農場研修に参加した際に撮ってきました。
科名:フトモモ科
蒸留部位:葉
主な産地:オーストラリア
主要有効成分と平均的含有量
・酸化物類
1.8シネオール 60~75%
・モノテルペン炭化水素類
リモネン 微量~10%
α-ピネン 2~5%
・モノテルペンアルコール類
α-テルピネオール 5~10%
ユーカリ属には800以上も品種があるのだそうで、我々の生活に使用されているのはそのうちのほんの一部です。その中で最もポピュラーと言えるのがこのユーカリ・ラディアタだと思います。清涼感のある香りで呼吸器系のトラブルによく使用され、初心者の方にも使いやすい精油です。
ローズマリーの香りととても良く似ており、最初の頃はよく間違えました。今でも時々わからなくなることがあったりします。あえて言えばユーカリの方が若干軽く、ローズマリーはグリーン感がより強いというところでしょうか。
さて、ユーカリと言えばもう1つ、ユーカリ・グロブルスEucalyptus globulusという品種があります。
これもラディアタと香りが似ており、よく使われるユーカリの1つですが、内容成分が若干違います。ラディアタに60~75%含まれている酸化物類の1.8シネオールが、このグロブルスには80~90%もあるのです。免疫調整や抗炎症などのとても有効な作用を持つ1.8シネオールですが、多すぎると刺激を感じることがあるため、グロブルスの使用には注意が必要とされています。
「早く何とかしたいというレスキュー的の用途ならばグロブルス、継続的に使うならラディアタ」といわれているようですね。自分ではアロマバスやトリートメントにはラディアタ、ルームスプレーなどにはグロブルスを使うことが多いような気がしています。
こちらはユーカリ・グロブルスの写真。やはりナードの農場にて撮影。
植物を見ると違いは一目瞭然ですね。香りが似ているので外見ももうちょっと近しい感じかと思っていました。
これ以外にもユーカリ・レモンやユーカリ・ディベスなどユーカリには沢山あるのですが書いていたら長くなってしまいますので割愛します。またの機会に。
ではレシピです。
●ルームスプレー
作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。
NO.1
ライム 3滴
ユーカリ・ラディアタ 3滴
ラヴェンダー 2滴
スコッチパイン 2滴
ユーカリの特徴を引き立たせるグリーン感の強いブレンド。
朝の寝覚めなどに。
No.2
ベルガモット 4滴
ユーカリ・ラディアタ 2滴
プチグレン 2滴
ローレル 2滴
これもさっぱりした香りですが、プチグレンが入っているので少しフルーティに感じる方もあるかと思います。ローレルなんてあまりメジャーじゃない精油を使ってしまいましたが、ない場合の代用は…。うーんラベンサラ(ラビンツァラ)かなー。
もう1つ、ナード・アロマテラピー協会の「アロマニュース」というテキストにユーカリを用いたブレンドがありましたのでご紹介します。
●インフルエンザ及びカタル性悪寒の初期症状が現れたときあるいは予防
ユーカリ・ラディアタ 3ml
ラベンサラ(ラビンツァラ) 3ml
ニアウリCT1 3ml
CTとはケモタイプ(※)のことであり、ここでいうニアウリCT1は1,8シネオールを多く含むタイプのニアウリです。
※ケモタイプとは・・・植物の科・属・種が同じであっても、生育する環境により含有する成分が大きく異なるものがあります。これらはケモタイプ(化学種)と称されています。
各3mlですから合計9mlのブレンドができます。1,8シネオールを多く含むものばかりですからスーッとした良い香りになると思います。
使い方ですが、「このブレンド6~8滴を、成人は1日6回胸と背中に塗布する。小児の場合は3~4滴を3滴のヘーゼルナッツオイル、またはスイートアーモンドオイルに混ぜて胸と背中に塗布する」とあります。3滴の植物油で希釈とは!「ほんの気持ちだけ薄める」という感じですね。
申し上げるまでもないと思いますが、このブレンドを過信せず、家庭でのケアの範囲を超えた症状になったらすぐに病院へいらしてくださいね。
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