福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/22/Friday
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4月のレシピ/イランイラン
2010/04/01/Thursday
早いものでもう4月、福岡は花冷えで夜は冷え込んでいます。
今月はイランイランのレシピをお届けします。
イランイラン Cananga odorata
撮影:東京都薬用植物園
科名:バンレイシ科
蒸留部位:花
主な産地:マダガスカル
主要有効成分と平均的含有量
・セスキテルペン炭化水素類(-)
ゲルマクレンD 15~30%
α-ファネッセン 5~15%
β-カリオフィレン 5~15%
・エステル類
酢酸ベンジル 2~10%
酢酸ゲラニル 2~10%
安息香酸ベンジル 5~10%
・モノテルペンアルコール類
リナロール 3~20%
・フェノールメチルエーテル類
パラクレゾールメチルエーテル 微量~20%
鎮静、精神安定、性的強壮、鎮痙攣、血圧降下、不整脈改善、糖尿病予防などに効果があるとされる精油です。女性に人気のある精油ですが、結構好き嫌いは分かれるようですね。
私は調香講座に通っていた際、この精油をトップノートとして教わりましたが、アロマテラピーを始めてみるとミドル~ラスト(ベース)ノートに分類している本が多いのに驚きました。香り立ちの面を重視するとトップ的な部分を十分持っている精油だと思いますが、同時に持続力も強いのでミドル~ラストに分類する方がいらっしゃるのでしょう。
合成香料も使用する一般的な調香の世界では、香料の種類がアロマテラピーと比較にならないほど多いのでイランイランの香り立ちが重視されトップに分類されているのだと思います。合成香料も含めればイランイランより持続力のある香料はいくらでもありますしね。
精油の場合は香りにやや金属的な部分を感じることがありますが、生花は本当に甘くてよい香りです。インドネシアかどこかで新婚カップルのベッドにこの花を撒いた、というのは有名な話ですが、この花ならばそれもアリだなと思わせる素晴らしい香りでした。お近くの植物園などにあったら是非花の時期に行ってみて下さい。熱帯の植物なので温室にあると思います。上記の写真は小平市の東京都薬用植物園で撮影しました(確か7月頃)。
比較的長い時間の蒸留に耐える植物のようで、時間により3~4段階にわけて精油が採れます。エキストラと呼ばれるものが一番搾りで、もっとも香りの良いものとされますが、中にはサード(三番蒸留)くらいの方が柔らかくてよいという方もいらっしゃいました。
※ノートとは
香料はその持続性、揮発度によって3つのノート(香調)に分類されます
・トップノート:揮発度が高く2時間以内に拡散してあとに匂いが残らないもの。香りの第一印象を決める 柑橘系、ミント系
・ミドルノート:中程度の揮発度を有し、3~6時間匂いが持続する程度のもの。香りの骨格をなす重要な部分 本体とでも言うべき部分 フローラル系、ハーブ系
・ラスト(ベース)ノート:ベースノートとも呼ばれる。揮発度が低く保留性に富んだもので、6時間以上匂いが持続するもの。香りの特徴を示す部分。土台となる ウッディ系、樹脂系
ではレシピです。
●ルームスプレー
作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。
No.1
オレンジ 5滴
イランイラン 2滴
ゼラニウム 2滴
サンダルウッド 2滴
かすみ屋のプチワークショップでお作りいただいているスプレーのサンプルレシピの1つ。
甘く親しみやすい香りで、お休み前のリラックスに最適です。
No.2
ベルガモット 4滴
イランイラン 2滴
ラベンダー 3滴
安息香(ベンゾイン) 2滴
こちらもリラクゼーションのブレンド。安息香のバニラっぽさとイランイランはよく合います。ラベンダーの代わりにカモミールローマンでも。
●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
No.1
レモン 2滴
イランイラン 2滴
アンゼリカ 1滴
イランイランはスパイス系の精油ととても良く合うと思うのですが、中でもベストカップルはアンゼリカ。それをお湯に入れるとさらにまた複雑なよい香りになるのです。動物性香料のムスクに近い感じになると個人的には思います。アンゼリカがなければブラックペッパーで代用してください。同じようにはなりませんが、やはり良い香りです。
レモンは光毒性(日光にあたるとシミを作る作用)があるので夜のお風呂のみで。
No.2
ライム 2滴
イランイラン 2滴
乳香(フランキンセンス) 1滴
少しだけ甘さをおさえ気味の組み合わせ。キリリとした香りの乳香が全体を引き締めてくれます。
●励みになっています。よかったらクリックお願いします。
(もしできることなら1日1回。そしてできることなら3つとも。どこまでもあつかましい)
今月はイランイランのレシピをお届けします。
イランイラン Cananga odorata
撮影:東京都薬用植物園
科名:バンレイシ科
蒸留部位:花
主な産地:マダガスカル
主要有効成分と平均的含有量
・セスキテルペン炭化水素類(-)
ゲルマクレンD 15~30%
α-ファネッセン 5~15%
β-カリオフィレン 5~15%
・エステル類
酢酸ベンジル 2~10%
酢酸ゲラニル 2~10%
安息香酸ベンジル 5~10%
・モノテルペンアルコール類
リナロール 3~20%
・フェノールメチルエーテル類
パラクレゾールメチルエーテル 微量~20%
鎮静、精神安定、性的強壮、鎮痙攣、血圧降下、不整脈改善、糖尿病予防などに効果があるとされる精油です。女性に人気のある精油ですが、結構好き嫌いは分かれるようですね。
私は調香講座に通っていた際、この精油をトップノートとして教わりましたが、アロマテラピーを始めてみるとミドル~ラスト(ベース)ノートに分類している本が多いのに驚きました。香り立ちの面を重視するとトップ的な部分を十分持っている精油だと思いますが、同時に持続力も強いのでミドル~ラストに分類する方がいらっしゃるのでしょう。
合成香料も使用する一般的な調香の世界では、香料の種類がアロマテラピーと比較にならないほど多いのでイランイランの香り立ちが重視されトップに分類されているのだと思います。合成香料も含めればイランイランより持続力のある香料はいくらでもありますしね。
精油の場合は香りにやや金属的な部分を感じることがありますが、生花は本当に甘くてよい香りです。インドネシアかどこかで新婚カップルのベッドにこの花を撒いた、というのは有名な話ですが、この花ならばそれもアリだなと思わせる素晴らしい香りでした。お近くの植物園などにあったら是非花の時期に行ってみて下さい。熱帯の植物なので温室にあると思います。上記の写真は小平市の東京都薬用植物園で撮影しました(確か7月頃)。
比較的長い時間の蒸留に耐える植物のようで、時間により3~4段階にわけて精油が採れます。エキストラと呼ばれるものが一番搾りで、もっとも香りの良いものとされますが、中にはサード(三番蒸留)くらいの方が柔らかくてよいという方もいらっしゃいました。
※ノートとは
香料はその持続性、揮発度によって3つのノート(香調)に分類されます
・トップノート:揮発度が高く2時間以内に拡散してあとに匂いが残らないもの。香りの第一印象を決める 柑橘系、ミント系
・ミドルノート:中程度の揮発度を有し、3~6時間匂いが持続する程度のもの。香りの骨格をなす重要な部分 本体とでも言うべき部分 フローラル系、ハーブ系
・ラスト(ベース)ノート:ベースノートとも呼ばれる。揮発度が低く保留性に富んだもので、6時間以上匂いが持続するもの。香りの特徴を示す部分。土台となる ウッディ系、樹脂系
ではレシピです。
●ルームスプレー
作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。
No.1
オレンジ 5滴
イランイラン 2滴
ゼラニウム 2滴
サンダルウッド 2滴
かすみ屋のプチワークショップでお作りいただいているスプレーのサンプルレシピの1つ。
甘く親しみやすい香りで、お休み前のリラックスに最適です。
No.2
ベルガモット 4滴
イランイラン 2滴
ラベンダー 3滴
安息香(ベンゾイン) 2滴
こちらもリラクゼーションのブレンド。安息香のバニラっぽさとイランイランはよく合います。ラベンダーの代わりにカモミールローマンでも。
●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/
No.1
レモン 2滴
イランイラン 2滴
アンゼリカ 1滴
イランイランはスパイス系の精油ととても良く合うと思うのですが、中でもベストカップルはアンゼリカ。それをお湯に入れるとさらにまた複雑なよい香りになるのです。動物性香料のムスクに近い感じになると個人的には思います。アンゼリカがなければブラックペッパーで代用してください。同じようにはなりませんが、やはり良い香りです。
レモンは光毒性(日光にあたるとシミを作る作用)があるので夜のお風呂のみで。
No.2
ライム 2滴
イランイラン 2滴
乳香(フランキンセンス) 1滴
少しだけ甘さをおさえ気味の組み合わせ。キリリとした香りの乳香が全体を引き締めてくれます。
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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