福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/23/Saturday
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オレンジ・ポマンダー作り
2007/10/18/Thursday
あまり暑いといけないだろうと我慢していたオレンジ・ポマンダー、ようやく作ることができました。まだ本来の時期からすると随分早いのですが、クリスマス時期のワークショップのひとつにしようと思っているので早めに試作品が必要なのです。
今回使った果実は二種類。右はオレンジですが、左の緑色のは実家でできた「木酢(『もくさく』ではなく『きず』と読みます)」という柑橘類。カボスやスダチのように果汁をしぼって調味料にします。昔から実家にあったので私にはなじみ深いものでしたが、あんまりポピュラーな実ではないようですね。レモンなどより甘みの少ない、鋭い爽やかさをもつ芳香です。
ポマンダーは他にもレモンやリンゴなどいろいろな果実で作られますが、香りとしてはオレンジの右にでるものはないようですね。クローブや他のスパイスともっとも調和する香りとされています。あまり大きいと乾燥の前に腐ってしまうこともあるようですので、小さめの果実で作るのがコツだと言われます。
この果実にどんどんクローブを突き刺していきます。クローブの和名、「丁子」は「釘」の意で、確かに似た格好をしていますが、先がそれほど鋭いわけではありません。なので竹串や爪楊枝などで果実に穴を開けてクローブを挿しこんでいくのです。果皮にキズをつけますので、オレンジの香りがスパイスと混ざり合った芳香が部屋中に立ちこめます。出来上がりより製作過程が楽しめるとされるクラフトのひとつです。
ひととおり挿し終わった状態。乾燥後リボンを結ぶ場所を残すため、サージカルテープを十字にかけています。これにスパイスミックスをまぶし、1〜2日なじませたあと乾燥させるのです。
クローブやスパイスに防腐作用があるとはいっても果実1個まるごとですから果汁はたっぷり、それを腐らせないよう乾燥させるのは結構大変。じわりと熱を加えるのがいいので、昔は暖炉の上などにつるしていたのだそうです。暖炉のない現代ではストーブの上部やエアコンの吹き出し口など、温かい空気の出るところで乾燥させます。
なんと紙袋にいれてコタツで乾かす、という日本ならではの方法もありました。そのくらいのゆるい熱がいいんだそうですね。残念ながら今うちにはコタツがないので試すことはできないのですが(それ以前にコタツ出すような気候じゃないって)。暖房器具に頼ることの出来ない今の気候、なんとかきれいに乾かしたいものです。
さてこれでポマンダーのサンプルは終了、後は他の資料…、って思ってたけど近所の果物屋に姫リンゴ売ってたな。あれでポマンダー作ったら可愛いだろうなー(すでにサンプルでなく自分の愉しみと化している)。
今年はアロマセラピー学会の総会が福岡で開催されるとのこと、思いがけず参加できることになりました。
このスカスカの頭でどのくらい理解できるか不安ですが頑張ってきます。
●かすみ屋のフレグランスワークショップ
初秋のキンモクセイ香水づくり
効能にとらわれず、またスピリチュアルな観点とも違う、精油を純粋に「香りの素材」として扱うワークショップです。トップ、ミドル、ラストのバランスを考えて、本格的なオーデコロンを作りましょう。
今回使った果実は二種類。右はオレンジですが、左の緑色のは実家でできた「木酢(『もくさく』ではなく『きず』と読みます)」という柑橘類。カボスやスダチのように果汁をしぼって調味料にします。昔から実家にあったので私にはなじみ深いものでしたが、あんまりポピュラーな実ではないようですね。レモンなどより甘みの少ない、鋭い爽やかさをもつ芳香です。
ポマンダーは他にもレモンやリンゴなどいろいろな果実で作られますが、香りとしてはオレンジの右にでるものはないようですね。クローブや他のスパイスともっとも調和する香りとされています。あまり大きいと乾燥の前に腐ってしまうこともあるようですので、小さめの果実で作るのがコツだと言われます。
この果実にどんどんクローブを突き刺していきます。クローブの和名、「丁子」は「釘」の意で、確かに似た格好をしていますが、先がそれほど鋭いわけではありません。なので竹串や爪楊枝などで果実に穴を開けてクローブを挿しこんでいくのです。果皮にキズをつけますので、オレンジの香りがスパイスと混ざり合った芳香が部屋中に立ちこめます。出来上がりより製作過程が楽しめるとされるクラフトのひとつです。
ひととおり挿し終わった状態。乾燥後リボンを結ぶ場所を残すため、サージカルテープを十字にかけています。これにスパイスミックスをまぶし、1〜2日なじませたあと乾燥させるのです。
クローブやスパイスに防腐作用があるとはいっても果実1個まるごとですから果汁はたっぷり、それを腐らせないよう乾燥させるのは結構大変。じわりと熱を加えるのがいいので、昔は暖炉の上などにつるしていたのだそうです。暖炉のない現代ではストーブの上部やエアコンの吹き出し口など、温かい空気の出るところで乾燥させます。
なんと紙袋にいれてコタツで乾かす、という日本ならではの方法もありました。そのくらいのゆるい熱がいいんだそうですね。残念ながら今うちにはコタツがないので試すことはできないのですが(それ以前にコタツ出すような気候じゃないって)。暖房器具に頼ることの出来ない今の気候、なんとかきれいに乾かしたいものです。
さてこれでポマンダーのサンプルは終了、後は他の資料…、って思ってたけど近所の果物屋に姫リンゴ売ってたな。あれでポマンダー作ったら可愛いだろうなー(すでにサンプルでなく自分の愉しみと化している)。
今年はアロマセラピー学会の総会が福岡で開催されるとのこと、思いがけず参加できることになりました。
このスカスカの頭でどのくらい理解できるか不安ですが頑張ってきます。
●かすみ屋のフレグランスワークショップ
初秋のキンモクセイ香水づくり
効能にとらわれず、またスピリチュアルな観点とも違う、精油を純粋に「香りの素材」として扱うワークショップです。トップ、ミドル、ラストのバランスを考えて、本格的なオーデコロンを作りましょう。
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
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