福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/23/Saturday
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京都薬用植物園
2012/05/15/Tuesday
※5/17 初心者にも楽しめるアロマレッスン開催。
ローズマリーの石けんと化粧水を作ります。詳しくはこちらから。
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武田薬品工業さんの京都薬用植物園を見学してきました。
比叡山山麓にあるこの薬草園は一般公開を行っておらず、見学には申込みが必要です。いつも勉強会に参加させてもらっている大阪のアロマフィールズさんで今回の見学会を企画されていたのでご一緒させていただきました。アロマテラピーに使う植物ばかりではなかったのですが、珍しいものをたくさん見せていただき大変有益な体験でした。
1933(昭和8)年に開設されたこちらの植物園では、世界中から集められた約2500種類の植物を栽培・展示し、薬用植物の基礎研究を行っておられます。
これだけ植物があるのに職員さんは6名しかいらっしゃらないのだそうで、お1人で400種類くらい担当されているのだとか!(これがなかなか見学を受け付けられない理由です、と園長さんが仰っていました)
とにかく広大な敷地に多種多様の植物が栽培されており、見学時間内では全部廻りきれないほど。また尋ねる機会があったら今回行けなかった温室の中も拝見してみたいもの。
背の高い門を閉めておられるのが今回案内していただいた職員さん。
シカ、イノシシ、サルなどの野生動物の被害もあるのだそうです。こんなに高い門でもシカなんかは本気になったら飛び越えてしまうのだとか。
見学の我々はウグイスの声を聞きながら自然を満喫していられるのですが、栽培されている方のご苦労はこんなところにもあるのだなと感じました。
面白かったのがこちらの漢方処方園。葛根湯とか当帰芍薬散とか、著名な漢方の処方ごとに薬用植物が植えられています。写真は「屠蘇散」に使用する植物たち。お正月に飲むあの薬用酒の中身はこうなっているのです。
これは「カラタネオガタマ」。以前盛り上がってた某アプリでさんざん育てましたが…(笑)。
この花、開くとバナナのようなあまーい美味しそうな香りなんです!写真はやや開きかけのつぼみ。もっとちゃんと開いた花もあったんですがピンぼけでした…orz
タイザンボクかな?と思ったのですが、朴の木(ホウノキ)の花だそうです。葉っぱは飛騨高山の郷土色として有名な朴葉味噌の原料となります。タイザンボクよりはやさしいふわっとした香りでした。
こちらは肉桂。いわゆる「ニッキ」です。シナモンの仲間ですが、同じ植物ではありません。京都名物の八ツ橋の香りはこのニッキによるもの。「ニッケ水」なんてのもありますが、その香り付けも多分こちらなんでしょうね。
シナモンは樹皮を利用するのに対し、肉桂は「根の皮」を使うのだそうです。これは知らなかった!葉からも十分香りはあるんですけれどね。有効成分が最も集まるのがそこなんでしょうね。
肉桂の木はたくさんありまるで並木のような趣でしたが、これらの木は日本中から種を集めて育てられたもので、それぞれの出自をあらわす立て札が根元に立てられていました。
こちらは展示棟にありました甘草(リコリス)。噛んでいいですよ、と言われてやってみましたが…。お試しになる方がいらっしゃいましたら、あんまり大きいのは選ばないようお勧めします。そういえばフランスでも乾燥したリコリスの小枝を売っているのを見かけました。あちらでは歯磨き代わりに噛むのだとか。
たっぷり案内していただき、建物内に戻って桜茶(もちろん自家製)をいただいた後は三条で夕食、ボリュームのあるおばんざいと地ビールと日本酒で至福のひと時。
翌朝は関西空港で朝からタコ焼きを食べて福岡に戻りました。
今回も楽しくてためになってとても美味しい関西の勉強会でした。
ローズマリーの石けんと化粧水を作ります。詳しくはこちらから。
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武田薬品工業さんの京都薬用植物園を見学してきました。
比叡山山麓にあるこの薬草園は一般公開を行っておらず、見学には申込みが必要です。いつも勉強会に参加させてもらっている大阪のアロマフィールズさんで今回の見学会を企画されていたのでご一緒させていただきました。アロマテラピーに使う植物ばかりではなかったのですが、珍しいものをたくさん見せていただき大変有益な体験でした。
1933(昭和8)年に開設されたこちらの植物園では、世界中から集められた約2500種類の植物を栽培・展示し、薬用植物の基礎研究を行っておられます。
これだけ植物があるのに職員さんは6名しかいらっしゃらないのだそうで、お1人で400種類くらい担当されているのだとか!(これがなかなか見学を受け付けられない理由です、と園長さんが仰っていました)
とにかく広大な敷地に多種多様の植物が栽培されており、見学時間内では全部廻りきれないほど。また尋ねる機会があったら今回行けなかった温室の中も拝見してみたいもの。
背の高い門を閉めておられるのが今回案内していただいた職員さん。
シカ、イノシシ、サルなどの野生動物の被害もあるのだそうです。こんなに高い門でもシカなんかは本気になったら飛び越えてしまうのだとか。
見学の我々はウグイスの声を聞きながら自然を満喫していられるのですが、栽培されている方のご苦労はこんなところにもあるのだなと感じました。
面白かったのがこちらの漢方処方園。葛根湯とか当帰芍薬散とか、著名な漢方の処方ごとに薬用植物が植えられています。写真は「屠蘇散」に使用する植物たち。お正月に飲むあの薬用酒の中身はこうなっているのです。
これは「カラタネオガタマ」。以前盛り上がってた某アプリでさんざん育てましたが…(笑)。
この花、開くとバナナのようなあまーい美味しそうな香りなんです!写真はやや開きかけのつぼみ。もっとちゃんと開いた花もあったんですがピンぼけでした…orz
タイザンボクかな?と思ったのですが、朴の木(ホウノキ)の花だそうです。葉っぱは飛騨高山の郷土色として有名な朴葉味噌の原料となります。タイザンボクよりはやさしいふわっとした香りでした。
こちらは肉桂。いわゆる「ニッキ」です。シナモンの仲間ですが、同じ植物ではありません。京都名物の八ツ橋の香りはこのニッキによるもの。「ニッケ水」なんてのもありますが、その香り付けも多分こちらなんでしょうね。
シナモンは樹皮を利用するのに対し、肉桂は「根の皮」を使うのだそうです。これは知らなかった!葉からも十分香りはあるんですけれどね。有効成分が最も集まるのがそこなんでしょうね。
肉桂の木はたくさんありまるで並木のような趣でしたが、これらの木は日本中から種を集めて育てられたもので、それぞれの出自をあらわす立て札が根元に立てられていました。
こちらは展示棟にありました甘草(リコリス)。噛んでいいですよ、と言われてやってみましたが…。お試しになる方がいらっしゃいましたら、あんまり大きいのは選ばないようお勧めします。そういえばフランスでも乾燥したリコリスの小枝を売っているのを見かけました。あちらでは歯磨き代わりに噛むのだとか。
たっぷり案内していただき、建物内に戻って桜茶(もちろん自家製)をいただいた後は三条で夕食、ボリュームのあるおばんざいと地ビールと日本酒で至福のひと時。
翌朝は関西空港で朝からタコ焼きを食べて福岡に戻りました。
今回も楽しくてためになってとても美味しい関西の勉強会でした。
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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