福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/21/Thursday
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ベルガモットでアールグレイ
2013/03/30/Saturday
少し前の写真です。
あいかわらずピンボケですみません。
ベルガモットの果実をいただいたので、「生アールグレイ」を楽しんでみました。市販のアールグレイは紅茶(緑茶)にベルガモット精油で香りづけをしたものですが、ここは贅沢にレモンティーのように放り込んでしまいます。輪切りにしたけどカップに入りきらずさらに半分にカット。わりと大きな果実です。
紅茶を注ぐ前にちょっとかじってみましたが、果肉は酸味が強いものの苦味は少なくわりとあっさり、そして果皮からやっぱりあの独特の爽やかさを持つベルガモット精油の香り。いわば搾りたての精油なわけですから!感動でした。
ベルガモットの学名はCitrus aurantium ssp. bergamia(ssp.は「亜種」の意)。Citrus aurantiumはダイダイのことですから、日本語で言うと「bergamiaと呼ばれるダイダイの亜種」ということになります。
ちなみにビターオレンジはCitrus aurantium ssp. amaraです。資料によってはCitrus aurantium=ダイダイ=ビターオレンジ のように記述されているのも見かけますが、プラナロムの分析表ではssp. amaraが後ろにくっついているのでそれに従っています。このことからどちらもダイダイの仲間でかなり近しい植物だということがわかりますが、亜種が違うだけでずいぶん香りが違ってくるものですね。
さて、アロマテラピーを学ぶ人々の間では、「ベルガモットの実は食用には適さない」というのが定説です。苦すぎるらしいですね。大抵の本にそのように書いてありますし、私もそう教わってきました。
ですが今回わけていただいたベルガモットは製菓用として売られていたようですし、果実も食べられないほど苦くありません。それとずっと以前のことですが、私は東京のスーパーで「ベルガモットのジャム」というのを買ったことがあるのです。残念ながらあまり人気がなかったようで特売になっていましたが…。味はマーマレード、香りは一癖あって言われてみればベルガモットかも、という感じでした。まあ一般ウケは難しそうな味だなとは思いましたが。私は嫌いではありませんでしたけれどね。
つまり精油を採取するのとは品種が違う、食用のベルガモットというのが存在するみたいなんです。検索してみたところ「ベルガモットオレンジ」と呼ばれる品種がどうもそれらしい。学名は残念ながら現時点ではわかりません。
さらに検索していくと、アールグレイの原料として、しきりに「バロチンベルガモット」という名前が出てきます。学名はCitrus balotina Poit. et Turp.とのこと。ネットで調べただけなので正確さはいまいち保証できないのですが、aurantium ではないのでダイダイの仲間じゃない。そういうベルガモットも存在するのですね。
茶葉に香り付けするフレーバー用の精油はこのバロチンベルガモットで、アロマテラピーや香水や化粧品の原料となるベルガモット精油はCitrus aurantium ssp. bergamiaと単純に分けちゃって良いものなのでしょうか。そしてこれら以外にどんなベルガモットがあるのでしょうか。興味はつきませんが資料があまりありません。国産の柑橘とは違いベルガモットはまだ日本であまり知られておらず、栽培の歴史が浅いからだと思います。何かいい資料が見つかって、面白い事実が出ましたら追記しますね。
この「バロチンベルガモット」は苗を取り扱うお店もいくつかあるようで、春になるとうずきだす私の「何か育てたい病」に激しくヒットしています。葉っぱがどんな香りなのか知りたくてしょうがないのですよね。日当たりの良くないうちのベランダでは可哀想な気もするので迷っているのですが…。
それからついでに:
「ベルガモット」の名前でこういう植物が紹介されているのをご存知の方も多いと思います。
これはシソ科のモナルダMonarda fistulosaといい、Citrus aurantium ssp. bergamiaとはまったく別の植物です。葉の香りが柑橘のベルガモットに似ていたところからそう呼ばれるようになったらしいですね。確かに言われてみればちょっと似ています。あまり一般的ではないようですが精油も採取されています。
ベルガモット以外にもヤグルマハッカ、ビーバーム、タイマツバナなど別名の多い植物です。花もきれいですし扱いやすいハーブのようですね。バロチンが駄目だったらこちらを育ててみようかと考え中です。
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あいかわらずピンボケですみません。
ベルガモットの果実をいただいたので、「生アールグレイ」を楽しんでみました。市販のアールグレイは紅茶(緑茶)にベルガモット精油で香りづけをしたものですが、ここは贅沢にレモンティーのように放り込んでしまいます。輪切りにしたけどカップに入りきらずさらに半分にカット。わりと大きな果実です。
紅茶を注ぐ前にちょっとかじってみましたが、果肉は酸味が強いものの苦味は少なくわりとあっさり、そして果皮からやっぱりあの独特の爽やかさを持つベルガモット精油の香り。いわば搾りたての精油なわけですから!感動でした。
ベルガモットの学名はCitrus aurantium ssp. bergamia(ssp.は「亜種」の意)。Citrus aurantiumはダイダイのことですから、日本語で言うと「bergamiaと呼ばれるダイダイの亜種」ということになります。
ちなみにビターオレンジはCitrus aurantium ssp. amaraです。資料によってはCitrus aurantium=ダイダイ=ビターオレンジ のように記述されているのも見かけますが、プラナロムの分析表ではssp. amaraが後ろにくっついているのでそれに従っています。このことからどちらもダイダイの仲間でかなり近しい植物だということがわかりますが、亜種が違うだけでずいぶん香りが違ってくるものですね。
さて、アロマテラピーを学ぶ人々の間では、「ベルガモットの実は食用には適さない」というのが定説です。苦すぎるらしいですね。大抵の本にそのように書いてありますし、私もそう教わってきました。
ですが今回わけていただいたベルガモットは製菓用として売られていたようですし、果実も食べられないほど苦くありません。それとずっと以前のことですが、私は東京のスーパーで「ベルガモットのジャム」というのを買ったことがあるのです。残念ながらあまり人気がなかったようで特売になっていましたが…。味はマーマレード、香りは一癖あって言われてみればベルガモットかも、という感じでした。まあ一般ウケは難しそうな味だなとは思いましたが。私は嫌いではありませんでしたけれどね。
つまり精油を採取するのとは品種が違う、食用のベルガモットというのが存在するみたいなんです。検索してみたところ「ベルガモットオレンジ」と呼ばれる品種がどうもそれらしい。学名は残念ながら現時点ではわかりません。
さらに検索していくと、アールグレイの原料として、しきりに「バロチンベルガモット」という名前が出てきます。学名はCitrus balotina Poit. et Turp.とのこと。ネットで調べただけなので正確さはいまいち保証できないのですが、aurantium ではないのでダイダイの仲間じゃない。そういうベルガモットも存在するのですね。
茶葉に香り付けするフレーバー用の精油はこのバロチンベルガモットで、アロマテラピーや香水や化粧品の原料となるベルガモット精油はCitrus aurantium ssp. bergamiaと単純に分けちゃって良いものなのでしょうか。そしてこれら以外にどんなベルガモットがあるのでしょうか。興味はつきませんが資料があまりありません。国産の柑橘とは違いベルガモットはまだ日本であまり知られておらず、栽培の歴史が浅いからだと思います。何かいい資料が見つかって、面白い事実が出ましたら追記しますね。
この「バロチンベルガモット」は苗を取り扱うお店もいくつかあるようで、春になるとうずきだす私の「何か育てたい病」に激しくヒットしています。葉っぱがどんな香りなのか知りたくてしょうがないのですよね。日当たりの良くないうちのベランダでは可哀想な気もするので迷っているのですが…。
それからついでに:
「ベルガモット」の名前でこういう植物が紹介されているのをご存知の方も多いと思います。
これはシソ科のモナルダMonarda fistulosaといい、Citrus aurantium ssp. bergamiaとはまったく別の植物です。葉の香りが柑橘のベルガモットに似ていたところからそう呼ばれるようになったらしいですね。確かに言われてみればちょっと似ています。あまり一般的ではないようですが精油も採取されています。
ベルガモット以外にもヤグルマハッカ、ビーバーム、タイマツバナなど別名の多い植物です。花もきれいですし扱いやすいハーブのようですね。バロチンが駄目だったらこちらを育ててみようかと考え中です。
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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