福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2025/01/22/Wednesday
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桜薫る草木染体験
2015/03/02/Monday
漢∞蘭アロマ講座でお世話になっております倉津先生からお誘いをいただき、早春の武雄市で草木染の体験講座に参加させていただきました。
「染め物するけど行く?」「行きます!」みたいな軽いノリで電車を乗り継ぎ(節約旅行なので特急は使わない)武雄温泉へ向かいます。倉津先生との合流前に有田の陶器屋さんを巡ったり、茹だりそうなくらいのんびり温泉につかったりなどプチ旅行気分を堪能し、翌朝茜染色工房主宰の緒方義彦氏の工房へ。
茜染色工房さんはもともと国の重要文化財であります如蘭塾を拠点とされていたのですが、その改修・復元に伴い昨年末に武雄市若木町川古に移転されました。室内には大量の資料や染色材料が溢れ、お引越しはさぞかし大変だったことだろうとご苦労が偲ばれます。
今回は桜染めです。細い枝は小さく切り、太いのは樹皮を剥ぎます。
桜染めは材料の調達が難しいそうで(桜の木を切ることってそんなにありませんものね)、体験することができたのは大変幸運でした。初心者にこんな貴重な材料使わせていただいてしまってほんとすみません。
加熱していくと染め液が次第に赤く染まっていきます。やや紫がかった、赤ワインのような色になりました。枝を煮出してこんな色になるなんて驚き。これは本来なら桜の花に使われるはずだった色素なんだそうです。
そしてタイトルに「桜薫る」と書いたのは比喩ではありません。本当に桜の香りが漂うんです。そうです、あの「桜餅の香り」です!
あの香りは塩漬けにした桜の葉によるものですが、生葉でもうっすら感じることはできますし、少ないですが花にも香りを持つ品種はあります。ですが枝にもこんなにしっかり香りがあるとは初めて知りました。やはり色と同じように、葉や花にいくはずだった香りなのでしょうか。
この独特の香りはクマリン(化学式:C9H6O2)という成分によるものです。
構造式は↓こんな感じ。ベンゼン環があるので、香り・作用共に強めのものであることがわかりますね。
写真ではわかりづらいですが、染め上がりはややグレーがかった優しいピンクになりました。もう少し温かくなったら活用できそうです。
緒方先生の工房にはところ狭しと染色材料が置かれていたのですが、この写真は苔を乾燥させたもの。キクラゲか海草みたいな見た目ですが、オークモス精油みたいな香りがほんのり漂っていました。
どんな色に染まるのかはもちろんですが、煮出した時の香りがすごく気になります。そしてできれば自分で蒸留してみたい、あるいはアルコールに漬け込んでみたい欲望が膨れ上がってしようがありません。いつかやってみたい!苔ってどこに行ったら摘めるのでしょうか?
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●ナードジャパン認定 アロマ・アドバイザー養成クラス生徒募集中です。
マンツーマンのフリースクール制ですのでお仕事が忙しい方でもご自身のペースで勉強していただけます。トリートメントや精油の割引、アロマ本の貸し出し等各種特典もあり。
無料説明会も随時承っておりますのでお気軽にどうぞ。
詳しくはこちらから
●すいませんけど無断転載はおやめくださいね
(念のためしばらくこちらからもリンクしておきます)
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茜染色工房さんはもともと国の重要文化財であります如蘭塾を拠点とされていたのですが、その改修・復元に伴い昨年末に武雄市若木町川古に移転されました。室内には大量の資料や染色材料が溢れ、お引越しはさぞかし大変だったことだろうとご苦労が偲ばれます。
今回は桜染めです。細い枝は小さく切り、太いのは樹皮を剥ぎます。
桜染めは材料の調達が難しいそうで(桜の木を切ることってそんなにありませんものね)、体験することができたのは大変幸運でした。初心者にこんな貴重な材料使わせていただいてしまってほんとすみません。
加熱していくと染め液が次第に赤く染まっていきます。やや紫がかった、赤ワインのような色になりました。枝を煮出してこんな色になるなんて驚き。これは本来なら桜の花に使われるはずだった色素なんだそうです。
そしてタイトルに「桜薫る」と書いたのは比喩ではありません。本当に桜の香りが漂うんです。そうです、あの「桜餅の香り」です!
あの香りは塩漬けにした桜の葉によるものですが、生葉でもうっすら感じることはできますし、少ないですが花にも香りを持つ品種はあります。ですが枝にもこんなにしっかり香りがあるとは初めて知りました。やはり色と同じように、葉や花にいくはずだった香りなのでしょうか。
この独特の香りはクマリン(化学式:C9H6O2)という成分によるものです。
構造式は↓こんな感じ。ベンゼン環があるので、香り・作用共に強めのものであることがわかりますね。
写真ではわかりづらいですが、染め上がりはややグレーがかった優しいピンクになりました。もう少し温かくなったら活用できそうです。
緒方先生の工房にはところ狭しと染色材料が置かれていたのですが、この写真は苔を乾燥させたもの。キクラゲか海草みたいな見た目ですが、オークモス精油みたいな香りがほんのり漂っていました。
どんな色に染まるのかはもちろんですが、煮出した時の香りがすごく気になります。そしてできれば自分で蒸留してみたい、あるいはアルコールに漬け込んでみたい欲望が膨れ上がってしようがありません。いつかやってみたい!苔ってどこに行ったら摘めるのでしょうか?
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NAME: かすみはら(かすみ屋)
SITE: Aromahausかすみ屋
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