福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2025/01/22/Wednesday
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ルワンダの石鹸
2015/04/14/Tuesday
やっと開封する機会が巡ってきました。
昨年秋にバザーで入手してそのままになっていた、ルワンダの手作り石鹸です。
なんともカラフルな生地でラッピングされていますが、この布は現地の女性の衣服に使われるのと同じもの。綺麗だったので再利用しようと思っていますが、洗っても皺になりにくい丈夫な布です。
1994年4月、大統領の暗殺をきっかけにルワンダでジェノサイドが発生しました。それはつい先日まで普通に近所づきあいをしていた隣人にナタや棍棒で襲われるという、想像するだけでも恐ろしい出来事でありました。正確な犠牲者数は明らかとなっていませんが、100日間でおよそ50万人から100万人が命を落としたといわれています。
事件から20年が過ぎ、死は免れたものの未だ心身に深い傷を抱えたままの生存者たち、そして刑を終えて元の住まいに戻るしかなく被害者側からの復讐に怯える加害者たち、双方の共生をはかるための「平和と和解」のプログラムが現地のNGO等によって実施されておりまして、石鹸作りはその一つ。
NGOや青年海外協力隊の協力のもとに被害者側、加害者側の女性たちが集まって「TURIUMWE」という協同組合を作りました。パッケージにも書かれている「TURIUMWE(ツルンミュイ)」とはルワンダの言葉で「私たちはひとつ」という意味。虐殺によって家族や親しい人を亡くした女性、また家族が虐殺の加害者になってしまった女性、それぞれ憎しみや恐れを乗り越えて共に石鹸を作っているのです。その指導をしたのは青年海外協力隊の日本人女性だそうで、JICAのサイトに記事がアップされていました。
パッケージをとるとこんな感じ。
薔薇の花をかたどって作られています。凝ってますね。
では原料は何なのだろう?と追求してみたくなるのがこういう仕事をしている者のサガ。日本のような詳細な内容説明は望むべくもありませんが、パッケージにEucalyptus soapの文字がありますのでユーカリ精油で香りづけしたらしいことはわかりました。ルワンダではユーカリグロブルス精油が採れるらしいので多分それでしょう。
では石鹸自体を作る油脂は何?日本が援助してアボガド石鹸作ってるプロジェクトもあるらしいけどアボガドじゃこんな真っ白にならないはずだし…、といろいろ検索しましたらどうやら「パーム油」のようです。状況からしてあまり贅沢な材料は使えないと思うので、おそらくルワンダで入手しやすい材料なのでしょう。パーム油って固めに仕上げたい時に使う植物油ですよね(使ったことはあったくせにあんまり知らなかったんで今回調べなおしたんですけれど)。道理で固くてしっかりしてるはずだ。複雑な形をしているので溶け崩れが心配だったけどこれなら大丈夫そう。
洗い上がりはしっとりつるつるで、とても心地よい使用感です。ユーカリの香りはごく控えめで(言われないとわからないくらい)、強い香りが苦手な方にも抵抗なく使えると思います。
ただ泡が立ちにくいのが欠点といえば欠点でしょうか。洗顔に使う場合は泡立てネットが必需品です。
残念ながらこの石鹸は販売在庫がないので(多分日本にほとんど流通していないと思います)お分けすることはできません。しばらくの間でしたら個人用のストックがありますのでお手にとっていただくことができます。ご希望の際はお申し出ください。
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●ナードジャパン認定 アロマ・アドバイザー養成クラス生徒募集中です。
マンツーマンのフリースクール制ですのでお仕事が忙しい方でもご自身のペースで勉強していただけます。トリートメントや精油の割引、アロマ本の貸し出し等各種特典もあり。
無料説明会も随時承っておりますのでお気軽にどうぞ。
詳しくはこちらから
●すいませんけど無断転載はおやめくださいね
(念のためしばらくこちらからもリンクしておきます)
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昨年秋にバザーで入手してそのままになっていた、ルワンダの手作り石鹸です。
なんともカラフルな生地でラッピングされていますが、この布は現地の女性の衣服に使われるのと同じもの。綺麗だったので再利用しようと思っていますが、洗っても皺になりにくい丈夫な布です。
1994年4月、大統領の暗殺をきっかけにルワンダでジェノサイドが発生しました。それはつい先日まで普通に近所づきあいをしていた隣人にナタや棍棒で襲われるという、想像するだけでも恐ろしい出来事でありました。正確な犠牲者数は明らかとなっていませんが、100日間でおよそ50万人から100万人が命を落としたといわれています。
事件から20年が過ぎ、死は免れたものの未だ心身に深い傷を抱えたままの生存者たち、そして刑を終えて元の住まいに戻るしかなく被害者側からの復讐に怯える加害者たち、双方の共生をはかるための「平和と和解」のプログラムが現地のNGO等によって実施されておりまして、石鹸作りはその一つ。
NGOや青年海外協力隊の協力のもとに被害者側、加害者側の女性たちが集まって「TURIUMWE」という協同組合を作りました。パッケージにも書かれている「TURIUMWE(ツルンミュイ)」とはルワンダの言葉で「私たちはひとつ」という意味。虐殺によって家族や親しい人を亡くした女性、また家族が虐殺の加害者になってしまった女性、それぞれ憎しみや恐れを乗り越えて共に石鹸を作っているのです。その指導をしたのは青年海外協力隊の日本人女性だそうで、JICAのサイトに記事がアップされていました。
パッケージをとるとこんな感じ。
薔薇の花をかたどって作られています。凝ってますね。
では原料は何なのだろう?と追求してみたくなるのがこういう仕事をしている者のサガ。日本のような詳細な内容説明は望むべくもありませんが、パッケージにEucalyptus soapの文字がありますのでユーカリ精油で香りづけしたらしいことはわかりました。ルワンダではユーカリグロブルス精油が採れるらしいので多分それでしょう。
では石鹸自体を作る油脂は何?日本が援助してアボガド石鹸作ってるプロジェクトもあるらしいけどアボガドじゃこんな真っ白にならないはずだし…、といろいろ検索しましたらどうやら「パーム油」のようです。状況からしてあまり贅沢な材料は使えないと思うので、おそらくルワンダで入手しやすい材料なのでしょう。パーム油って固めに仕上げたい時に使う植物油ですよね(使ったことはあったくせにあんまり知らなかったんで今回調べなおしたんですけれど)。道理で固くてしっかりしてるはずだ。複雑な形をしているので溶け崩れが心配だったけどこれなら大丈夫そう。
洗い上がりはしっとりつるつるで、とても心地よい使用感です。ユーカリの香りはごく控えめで(言われないとわからないくらい)、強い香りが苦手な方にも抵抗なく使えると思います。
ただ泡が立ちにくいのが欠点といえば欠点でしょうか。洗顔に使う場合は泡立てネットが必需品です。
残念ながらこの石鹸は販売在庫がないので(多分日本にほとんど流通していないと思います)お分けすることはできません。しばらくの間でしたら個人用のストックがありますのでお手にとっていただくことができます。ご希望の際はお申し出ください。
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