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福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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大阪/アロマフィールズ勉強会
大阪でセミナーに出席してまいりました。

残高も心細いことだし、ちょっとおとなしくしとこうという年頭の誓いも空しく(一応立ててたんですね)、昨年11月のセミナーでお世話になったウッドさんが発起人の1人でいらっしゃる、セラピストさんのための勉強会「アロマフィールズ」さんに三上杏平先生がお越しになる、しかも昨年出版された著書、「エッセンシャルオイル総覧」をテキストとするセミナーである、とうかがいましていてもたってもいられなくなったのです。



交通手段はやっぱり夜行バス。西日本内とは言っても大阪ですから侮れない距離です。新幹線の格安チケットなども探してみたのですが、どうやってもバスの倍くらいのお値段になってしまう。1回きりのセミナーならともかく(6回コースなのです)いつもそれではきつすぎる。青春18きっぷも1人ならそんなに得でもないし、第一時間がかかりすぎ。なので体力の落ちた身には少々ハードながらも往復夜行バスという選択になりました。福岡を夜発って朝大阪着、またその夜大阪を発って次の朝福岡着という「車中2泊」のコースです。

今回は予約がぎりぎりだったので3列シートのバスがとれず、往復とも4列シートになってしまいました。座席が2つずつ2列並んでいる、観光バスなどに使われる車種なので一人旅の場合は知らない人と隣りあわせということになります。路線バスなどは当たり前のことでも8~9時間それでは少々辛い。行きはお隣がおられなかったのでかなりよかったのですが、帰りは満席だったので体のあちこちが痛くなってしまいました(いやもう無理をしてはいかん年だとわかっているのですが)。しかしまあねえ、何回か乗ったことのある「はかた号」(日本最長距離の夜行バス。新宿~博多間を走ります)に比べれば楽なもの。なにしろあちら16時間でしたから…。夜が明けてからがまた長かったですからね。

到着地は梅田、セミナーも梅田なので地理的には楽なのですが、着いたのは予定よりかなり早い午前6時。どのお店も開いていない時間なので、24時間営業のネットカフェはとてもありがたい。フラット席(マットみたいなのが敷いてある)で寝ころがりたかったのですが、塞がっていたのでリクライニング席でうとうとしてました。

9時頃梅田駅でウッドさんと合流し、会場へ向かいます。さすがは大都会大阪、迷路のような地下街に「こりゃー来月も1人じゃ行けんのでは」と早くも不安にかられる方向音痴のわたくし。



他の方がいらしてない時にとりあえず撮った会場写真。どうせならセミナーの模様を撮っとけよって感じなのですが、そっちは夢中で忘れました。
午前中はウッドさんによる体表解剖の勉強会(こちらは都合がつく人だけの自由参加)。お昼をはさんで三上先生のセミナー、1時から5時までみっちりと。今回は精油の光毒性や安全性、絶滅危惧種の植物についてのお話が中心でした。来月からもっとテキストに踏み込んだ内容になるようです。

参加人数をうかがいますと20数人、来月はもう少し多くなるのだとか。
昨年などは30数人もいらして座席確保に苦労したとの話もお聞きしました。個人が企画する勉強会でここまで人が集まるのですね。人口密度の違いと言ってしまえばそれまでなのでしょうけど。メーカーやスクール主催のセミナーに参加するという受身の形ではなく、セラピストたち自身がテーマを決め、講師をお招きして学習を進めていこうという姿勢はとても羨ましいです。
福岡でもそういうことができるようになってほしいと願っているのですが…。少なくとも現時点ではそこまで成熟していないように感じます。まあ地域によって事情は異なりますので性急に真似しようとしても無理なこと。地道に流れを変えていかなければいけないのでしょうね。



セミナー終了後、夕食に連れて行ってもらったお店にて。
窓から見える観覧車に「遊園地ですか?」と訊ねましたところ、そういうわけじゃなくビルの屋上に観覧車「だけ」があるのだそうですね。もちろん子供のためではなくて大人仕様。大阪のカップルは面白いデートをするんですな。高所恐怖症の気味のあるわたくしにはちょっと無理そうですが。



美味しかったお料理のひとつ。
「スジコのオムレツ」かと思ったら「スジコン」なんだそうです。聞きなれない響きでしたが牛すじと糸コンニャクを煮込んだもののことで、こちらでは当たり前のおかずなんだとか。よく煮込まれた牛すじがとろっとして美味しかったです。

食事のあと、ちょっとばかりわかりにくいところにあって不安だった帰りのバス集合所まで丁寧に教えていただき、無事に帰途につくことができました。バスは満員でしたが濃い一日の後だったのでそれなりに眠りにつくことができ、またもや早朝に博多駅着。用があったのでそのまま実家へ帰ったのですが、早起きの両親の朝食に間に合ってしまいました。

ウッドさんをはじめ大阪の皆様お世話になりました。来月もどうぞよろしくお願いします。
多分すっかり地理を忘れてまたキョロキョロしていることと思います。




ワークショップ/エジプトの香り キフィ
2008年3月14日または15日 14:00-16:00

古代エジプトで安らかな眠りのために用いられていたとされる香料、キフィ。
今回はそれをモチーフに蜜蝋を基材とした練香水を作ります。


長くなってすみません。もうひとつお知らせです。
オーガニック農場体験ツアーの参加者を募集しています(私は一参加者で主催ではありません)。

イタリア研修2008 
デメター農業体験&ピエモンテ・アグリツーリズモ

6月20日(金)-6月25日(水)4泊+機内1泊

一緒にイタリアで草むしりしませんか?

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ハンネ・マルクワット氏のセミナー
1/19-20の2日間にわたって行われた、ハンネ・マルクワット氏(英語読みでマルカートと呼ぶ方もいらっしゃるようですが、こちらではドイツ語の表記に従います)のリフレクソロジーのセミナーに参加してきました。今回の上京の主目的はこれだったのです。

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マルクワット氏はドイツリフレクソロジー領域の第一人者。リフレクソロジーの神様と呼ぶ人さえいらっしゃる方です。その著書フット・リフレクソロジー療法事典の日本語出版を記念して来日され、セラピスト向けのセミナーを開催されたのです。もともと1/12-13のみの開催の予定だったのですが、あまりのキャンセル待ちの多さに急遽追加講座が決定、勢いに乗じて申し込んだもののこんなところに私などが参加していいのだろうかなんか見るからに凄そうな方々ばかりだし、と小さくなって(気持ちだけは)いたのですが、幸い同じスクールだった友人を発見できたので随分と心強かったです。
この日は雑誌「セラピスト」の方々が取材にいらしていました。多分次号あたりに掲載されるでしょうから(アバウトですが)、セミナーの詳細が知りたい方はそちらでお読みください。ここでは個人的な感想ばかりになってしまっていますので。

080124_2.jpg  080124_3.jpg

会場に飾ってあったドイツのマルクワット氏のスクールの写真。右側の写真は足をかたどった温度計。なんとも素朴で可愛らしいですね。
分校は世界中にちらばり、その数は10指に余るほどとのこと。そのいずれもが医療従事者を対象としており、今回のように医療資格を持たないセラピストへのセミナーは異例のことなのだそうです。

ドイツでは「治療」として行われるリフレクソロジーですので(マルクワット氏は「リフレクソセラピー」と呼んでおられました)、日本でのように足全体をやるのは初回だけ。それで悪いところを見つけ、2回目からはそこへの施術が中心となるのです。

1933年生まれのマルクワット氏は現在75才でいらっしゃいます。年齢を感じさせないとてもエネルギッシュな講義でしたので、終了後は立ち上がれないほど疲れておられたとお聞きしてとても驚きました。私たちの前ではそのようなそぶりを一切お見せにならなかったのです。そして何故そんなにしてまでセミナーをやるのかと問われ「日本のリフレクソロジーが(治療ではなく)ウェルネスの領域でしかないことは承知している。しかし私はそのレベルを少しでも上げたいのです」と答えられたのだそうです。日本のセラピスト達にその可能性を見ていただけたと思って良いのでしょうか。それはとても嬉しいことですが、同時に大きな責任も感じます。

マルクワット氏が「ヒーラーという言葉は好きではない。私には『癒す』ことはできず、クライアントの自己治癒の手助けをするだけだからです」とおっしゃっていたのが印象的でした。多分この場合の「癒す(heal) 」という言葉は、「治癒」に近い意味を持つのでしょう。その真摯な姿勢が、いろいろな意味で多くの人を「癒して」きたのだろうと思います。

予想通りレベルは高く、優しく教えていただいたにも関わらず私はついていくだけで精一杯、というか本当についていけてたのかというべきか。まだまだ道のりは遠いと思い知らされたセミナーでしたが、マルクワット氏には技術だけではないたくさんのことを教えていただきました。何か一つだけでも身につくものがあればと参加したのですが、期待以上のものをいただいた気がします(それを生かせるのはいつの日になるのやら)。

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嬉しい修了証とサインしていただいた本。名前のサインの他に一言書き添えてくださったのですが、「英語がいい?ドイツ語?」と聞かれましたのでドイツ語でお願いしました。「たくさんの夢を」という意味だそうです。家宝がまた一つ増えました。

ワークショップ/バレンタイン・フィズ
ころんとかわいいハート型の入浴剤。お湯に入れるとしゅわしゅわ溶けます。

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ウッドさんの東洋医学的トリートメント講座レポ
どうしていつもこう長いタイトルになってしまうのでしょう…。

11月26日に大阪からウッドさんをお招きしまして、東京医学的なアプローチのトリートメント講座をお願いしました。そちらのレポです。

朝早い新幹線で大阪からお越しいただきましたウッドさんをお迎えし、まずは座学で東洋医学の基礎から講座スタートです。
内容は陰陽論や五行説、五臓や経絡についてなど。馴染みがないとなかなかとっつきにくい部分もありますが、奥深くて面白い。このザルのような頭でも、何度も聞いているうちに少しずつ理解できるようになった気がします(錯覚かもしれませんが…)。

後半は実習。組になって揉んだり揉まれたり。東洋医学だけでなく、解剖生理的な筋肉へのアプローチの仕方もはいります。全部取り入れるわけではなくても、どこかでヒントになりそうな手技がたくさん。
いつもジャンケンの弱い私ですが、珍しく上半身のオイルトリートメントモデルの座を勝ち取ることが出来ました。至福のひとときだったのは言うまでもありません。もしかして運を使い果たしてしまったのではとの気がしないでもないのですが…。
そうこうしているうちに終了時刻、まだまだ教えていただきたいことはたくさんあったのにもう?という感じでした。

今回はゆっくり買う時間がなさそうなので先にお土産用意しときますよ、とウッドさんに欲しいものをお聞きしましたらばそのお返事の内容も数量も半端でない。辛子高菜はともかくチャンポン麺10玉とか。塩クジラとか。土産ってより買い出しですかと。マニアックなのはウッドさんのご両親がこちらの出身でいらっしゃるからなのです。今更ながら写真に撮っておけばよかったと思うくらいの量と重さでしたが、ウッドさんは元気にお持ち帰りになりました。

一時はどうなることかと思っていましたが、とても楽しい勉強会になりました。
遠いところを早起きしてお越しくださいましたウッドさん(朝の新幹線の時間まで指定してしまいましたオニはわたくしです)、お集まりくださいました皆さん、どうもありがとうございました!
できればときどきこういう勉強会をやりたいなと考えています。参加ご希望の方はご一報くだされば幸いです。ある程度の人数が集まったら企画しようと思っていますので。




●かすみ屋のクリスマスワークショップ
クリスマスの練香
今回はアルコールではなく、蜜蝋を基材とした練香水を作ります。
キリストに捧げられたといわれる乳香、没薬などの精油を使い、甘くスパイシーなクリスマスの香りを作りましょう。

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フランスのアロマセミナー
先日フランスで活動なさっている方のアロマセミナーが近所で開かれましたので受講してきました。先生が福岡ゆかりの方で、年一回いらした際に行われるもののようです。これがとても充実の内容で、ここまでのものが東京まで行かずとも受けられるというのは本当にありがたい。次は来年といわず何回でもやっていただきたいものですが…。

私は今「フランス式アロマ」と言われる協会の勉強をしていますが、実際にフランスで精油がどのように扱われているかについてとても興味がありました。たくさんのことをお話しいただいた中でわかったのは以下の通り。

・治療として精油を処方するためには医師免許が必要
・指圧など他の療法に取り入れる(この先生は指圧師さんでした)、
 個人でアロマ教室を開く、などはOK。勿論基礎的な知識があることが条件。
・座薬になるタブレット(?)などが販売されており、任意の精油を垂らして使用したりも出来る。


「フランスでは薬として」とあんまりあちこちで言われてるもんだからもしかして医師の処方箋がないと買えないのかしらと思ってましたが、そういうわけじゃないんですね。万一日本で精油が薬として認可されるなんてことになったらすべて薬事法の管轄となり、医療関係者でないと入手できなくなってしまうだろうと思うのですが、あちらの法律ではそうはならないのですね。

ちなみに私の知る範囲でのドイツの現状は下記の通り。アロマテラピー(療法)とアロマケア(日常のケア)が厳重に区別されています。参考サイトはこちら

・アロマテラピーが行えるのは(つまり治療目的での使用)医師または
 ハイルプラクティカー(自然療法士)だけ。
・アロマケアは看護、介護やホームケアの目的でそれに関わるすべての人が行える


英国の現状も知りたいと思っていますが今のところ機会がありません。リラクゼーション、メンタル的な研究が主と言われていますが、病院で使われていたりもするようですしね。

さて、フランスのアロマと聞いてお気づきのかたもいらっしゃるでしょう。あちらでは精油の内服が普通に行われているのです。先生のデスクの脇に角砂糖を盛ったうつわがあり、一見途中のティーブレイク用に思えたのですがさにあらず、精油を垂らして食するためのものなのですね。食べてみたい人いますか〜とのお声に手を挙げた私がいただいたのはクローブとラビンツァラを落とした角砂糖。元気になるブレンドだそうです。確かにすばらしくしゃきっとなりましたが口の中がしばらくびりびりしていました(真似なさらぬよう)。
実は私は内服に関してあまり抵抗がありません。習いはじめのころ結構やっていたからかもしれません。アロマのブームの始まりの頃は資料というと海外の翻訳本しかありませんでしたから、内服についても普通に書いてあり、その内容を授業でやる先生もいらしたのですね(トシがばれそうですがアロマ検定のはじまるずっと以前のことだったんじゃないかと思います)。やっぱりその時も角砂糖でした。
それからしばらく離れたりまた気まぐれに始めたり、ということをしてて本格的に仕事にしようと思ったときにはどちらをむいても内服は絶対ダメという状況でした。なのでどういう経緯で禁止されていったのかはっきりとは知らないのです。問題が起きてからでは困るから全面禁止にしちゃおうという感じなのかなと思います。
しかしまあ自分でやることと他人にお勧めすることはまったく別です。おわかりとは思いますが私が平気だから自分も、とは考えないでくださいね。特にこれから子供を望まれる方は(遺伝子レベルで影響するという説を聞いたことがあるのです)。

セミナー中、信頼できる精油メーカーの条件として成分分析表の添付が挙げられました。しかしこれは日本では大事だろうからということで先生が条件に加えたとのこと、実際にフランスで成分表成分表とありがたがる人はあまり多くないのだそうです(医療現場レベルではどうなのか未確認ですが)。確かに私もドイツの病院で、看護師さんの詰め所の戸棚を開けるとプリマライフ精油のビンがズラッと並んでいるのを見ました。このメーカーも成分分析表はありません。それでもドイツの病院で使用されている、対するに日本では成分表がないと医療機関に売り込みにくいという現状、気質の違いといえばそれまでですが。

あまりの受講料のお安さに少し不安もあったのですが、今回のセミナーは収穫でした。少しずつでもクオリティの高いセミナーが福岡で行われるようになって欲しいと思います。

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プロフィール
NAME:  かすみはら(かすみ屋)
福岡市中央区大名でひっそりとアロマサロンをやっています。エッセンシャルオイルに限らず、いい香りのお話が大好物です。香水作りのワークショップ、セラピストさんの勉強会なども時々やっています。
mixiコミュニティ:Aromahausかすみ屋
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