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福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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スリープサシェの作り方


先日Facebookにちょっとアップしたのですが、久しぶりに人に差し上げる羽目になってスリープサシェ(スリープバッグともいいますね)を作りました。
簡単でかつ少しくらいは見栄えのする作り方を探したのですが思うようなものが見つからず、結局適当に作ったものが「まあまあ使いやすいかな」くらいのレベルには達したと思いますので覚書も兼ねてアップしておきます。

家庭科の成績がものすごく悪かった私のレシピですから簡単さは折り紙つきです。私はミシンで作りましたが、細かく縫える方は手縫いでもOKと思います。



★用意するもの
・12×23cmの布(外袋になります)
・大き目のお茶パック(120mm×95mm、ダイソー購入)
・ラベンダーなどのドライハーブ カップ1杯弱



中身と外袋に分け、詰め替えが出来るように作ります。



まずは中身です。
ダイソーで見つけたLサイズのお茶パックを使います。そもそもこれを見つけたことでこの作り方を思いつきました。同じものが手に入らない場合は薄手の布で同サイズに作ってもいいです。



ハーブを詰めます。
ラベンダーだけでしたら小粒なので作りやすいですが、レモングラスやペパーミントなどお庭で採れたものを乾燥させて使う場合は細かく切ってください。



量はかなり適当です。結構詰め込んでも使っているうちにつぶれてきます(もちろんあんまりぱんぱんだと内袋が破れてしまうかも)。
入れ終わったら袋の口を縫いつぶしてしまいます。
縫い目がかなりユニークなのでじっくり見ないこと。拡大などもってのほか。



次は外袋です。短い側の端を始末します。
きちんとやるならば三つ折でしょうが、ズボラソーイングですから。



中表にして両端から内に折り重ねます。
幅はそれぞれ5~6cmくらい。
この時中身を入れてみて、だいたいどのくらい折り返したらよいか測ると楽です。



待ち針しているあたりをまっすぐ縫います。
しつけ糸?ああ丁寧な方はお使いになるようですね(目をそらしながら)。



両端を縫い終わったら裏返します。
要はファスナーを使わないクッションカバーとかを作る要領ですね。



中身を入れて完成です。枕の下などに入れてお使いください。軽く揉むと香りがたちます。
香りが薄れてきたら新しい中身に取り替えてください。

少しの材料であっという間に完成するスリープサシェ、なかなか楽しいです。
精油の香りはさっさと揮発してしまいますが、ドライハーブだとゆるく長く楽しむことができるのです。良かったら作ってみてください。私にできたんですからきっとどなたでも楽勝です。

実は中身のお勧めレシピなんかも書こうかなと思っていましたが、長くなってしまったのでまた後日。メディカルハーブというよりポプリの領域ですねえこういうのは。なんか懐かしい。

追記:実は使用後の中身をバスサシェに再利用する方法を書いておりましたが、密封していないハーブを入浴剤として使用することは衛生上の観点からあまりよろしくないことだと思えてきましたので(それ以外にも若干の問題点もあり)この記述は削除いたします。取り替えたら古い中身は破棄しましょう。
よく考えずに記事にしてしまいましたことをお詫び申し上げます。


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すいませんけど無断転載はおやめくださいね
(念のためしばらくこちらからもリンクしておきます)

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11月のレシピ/ジュニパー
11/26のとっても実用的なアロマトリートメントのための解剖学セミナーについてはこちらから
11/27のアロマトリートメント実技セミナーについてはこちらから
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しばらくご無沙汰しておりましたマンスリーレシピ、やっとアップです。
今月はジュニパーをピックアップします。

ジュニパー Juniperus communis



科名:ヒノキ科
蒸留部位:実つき小枝
主な産地:フランス・スロベニア・バルカン

主要有効成分と平均的含有量

・モノテルペン炭化水素類
α-ピネン 30~55%
サビネン 微量~20%
β-ミルセン 3~10%

写真は2008年のイタリア旅行の時のものです。あまりよく撮れていませんが、6月でしたのでまだ実が青いままでした。これが紫色に熟してから蒸留するのだと思います。葉っぱはチクチクととがっていて触っただけで痛いくらいでした。

ここでは「ジュニパー」と書きましたが、「ジュニパーベリー」の商品名で販売されていることもあります。大体において「ベリー」の方は実だけを蒸留したもので、「ジュニパー」は実の他に葉や枝も入っているということのようです。今は私はジュニパーだけしか使っていませんが、「ベリー」の方は甘さが強かった記憶があります。もちろん成分にそれほど大きな違いはありませんから、どちらか好きな方を1つ持っていれば十分と思います。

成分のほとんどがモノテルペン炭化水素類ですので、鬱滞除去、抗炎症、抗ウィルス作用などがあります。ダイエットやむくみケアのブレンドにとてもよく使われる精油です。また、抗炎症作用があるのでリウマチや関節炎などにも適用されます。

実だけを乾燥させたものがハーブティーとして売られており、これには利尿作用があるといわれていますが、精油の方には確認されていません。つまりジュニパーの利尿作用のある成分は水溶性であり、水に溶けない精油の中には含まれていないのだと考えることが出来ます。

お酒のジンの原料となるものということもあり、「カクテルのような香り」という感想を持つ方も多いです。ブレンドによって甘くもなり渋くもなる面白い香りです。森林浴の雰囲気を出したいブレンドによく使用されている精油です。

それではレシピです。

●アロマバス

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

No.1
オレンジ 2滴
ジュニパー 2滴
レモングラス 1滴

夜行バスで帰宅した際の登場頻度が最も高いブレンド。
じっくり温まるとスッキリします。

No.2
ジュニパー 3滴
ゼラニウム 1滴
ジンジャー 1滴

こちらはジンジャーを加え、温まることを意識したブレンド。
甘めの香りなので眠る前のお風呂に。

No.3
グレープフルーツ 2滴
ジュニパー 2滴
サイプレス 2滴

このブレンドも夜行バス後のお風呂でよく使います。
独特の甘さにグリーン感と苦味が加わったブレンド。


●ルームスプレー

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/

森林浴的ルームスプレーを2本。

No.1
レモン 4滴
ペパーミント 1滴
ジュニパー 3滴
スコッチパイン 2滴

No.2
ライム 3滴
シダーウッド 2滴
ジュニパー 3滴
ローズマリー 2滴

どちらも軽めのブレンドです。どちらかというと朝向きかも。
森林浴的雰囲気を出したいときにはオレンジはあまりあわない気がして、レモンやライムを良く使います。

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6月のレシピ/スペアミント
またもやお休みの告知の後放置で申し訳ありません。無事戻りまして通常営業しております。

遅くなりましたが6月のレシピはスペアミントです。
妙にうすら寒い日が続いておりましたが、6月に入ってようやく蒸し暑くなりはじめました。梅雨に向けて湿度も高くなりますので、清涼感のあるスペアミントでスッキリしましょう。

スペアミント Mentha spicata

スペアミント

科名:シソ科
蒸留部位:全草(根以外)
主な産地:アメリカ、インド
和名:ミドリハッカ、オランダハッカ
中国では留蘭香というそうです

主要有効成分と平均的含有量

・ケトン類
l(エル)-カルボン 60~70%

・モノテルペン炭化水素類
リモネン 9~10%

・酸化物類
1,8シネオール 2~3%

ミントは沢山の種類がありますが、ペパーミントの次くらいに有名なのがこのスペアミント。
精油としての内容成分は大きく異なります。

使用禁忌のあるl(エル)-メントンやl(エル)-メントールが主成分のペパーミントに比べ、スペアミントの主成分はl(エル)-カルボンです。カルボンはケトン類ではありますが、現在特筆すべき毒性が報告されておらず乳幼児や老人等にも使用できる安全な精油といえます。

その分、アロマテラピーでは特に目立った治療特性を持たないようです。ナード・ジャパンの精油事典にも記載がありません。カルボンには中枢神経刺激作用があり、l(エル)体の場合は鎮静に働きますので、ラベンサラやカモミールなどと合わせて神経過敏用としてのブレンドが紹介されていました(カラーグラフで読む精油の機能と効用より)。

生産されている精油は食用や歯磨粉等のフレーバーとしての使用が主なようで、中でもチューインガムの香りとしてなじみ深いですね。
また、ヨーロッパでミントティーというと大部分がこのスペアミントなのだそうです。前述のように禁忌のある成分が含まれていないからというのがその理由です。とても丈夫で家庭でも育てやすいので、生のまま熱湯を注いで飲んでも美味しいです。

それではレシピです。

●重曹歯磨

精油以外に用意するもの、作り方はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/39/

スペアミントのクラフトというと一番に挙げられるのがこれ。
歯磨き粉には口に入れてもOKな精油を使うことが重要ですので、フレーバーに多く使われているスペアミントは最も適した精油の1つです。爽やかでさっぱりした歯磨き粉になります(しかし入れすぎにはくれぐれもご注意を)。

No.1
ベルガモット 2滴
スペアミント 1滴
最も好感度が高い柑橘系とのブレンド。ベルガモットの代わりにレモンでもOK。

No.2
スペアミント 1滴
シナモン、またはクローブパウダー(香辛料として売られているもの) 耳かき半分1杯くらい
これは好みが分かれるかもしれません。シナモンやクローブは殺菌作用を持ちますので歯磨き用としては適していますが、精油1滴では多すぎるのでパウダー状のものが便利です。シナモンパウダーの場合は砂糖が入っていないものを。

●ルームスプレー

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/

No.1
グレープフルーツ 3滴
ラベンサラ 2滴
スペアミント 3滴
ラベンダー・アングスティフォリア 2滴
上記のリラックス用ブレンドを少しアレンジしました。
気分が高ぶって眠れない時などに。

No.2
スペアミント 3滴
ペパーミント 3滴
ローズマリー 2滴
スコッチパイン 2滴
こちらは朝向き。甘さが抑えられたさっぱりした香りです。

ちなみに、園芸用ハーブとしてはスペアミントの方がポピュラーなように思います。そしてこちらをペパーミントだと思い込んでおられる方も案外多いようです。おそらくペパーミントの名前の方がよく知られているため、ミント=ペパーミントとなってしまうのでしょうね。何を隠そう私もハーブの勉強をはじめるまではそういう認識でいました。

とりあえず並べた写真をアップしておきますので、何かの参考になれば幸いです。

左がスペアミント、右がペパーミント

相変わらず写りはあまりよくないですが。左がスペアミント、右がペパーミントです。
ペパーミントはペパー(コショウ)の名の通り、ややスパイシーでシャープな香りです。色もこちらの方が深い緑です。スペアミントはペパーミントに比べると香りが柔らかいです。日当たりのよいところでは結構葉が大きくなるように思います。

ところで、先日うちで栽培していたペパーミントを何本かウォーキング仲間に分けました。
それが短期間に恐ろしい勢いで根を伸ばしているそうでえらくビビられているんですが、あれが正常なミントの発育です。別に私が地球外生物を押しつけたわけではありません。私など到底及ばぬ根気よさで栽培日記をつけておられますのでぜひご覧ください。→Marble-Labさんの栽培日記 勤勉ってかもう物好きの域ですこりゃ(笑)

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5月のレシピ/クラリーセージ
お休みのお知らせしたっきりで申し訳ありません。
無事帰ってまいりまして、サロンも営業しております。

遅くなりましたが5月のレシピはクラリーセージです。

クラリーセージ Salvia sclarea


写真は2008年夏のイタリア/ピエモンテツアーにて

科名:シソ科
蒸留部位:花房と茎葉
主な産地:フランス、ロシア

主要有効成分と平均的含有量

・エステル類
酢酸リナリル 60~80%
酢酸ゲラニル 微量~ 2%

・モノテルペンアルコール類
リナロール 10~20%
α-テルピネオール 微量~ 2%

・セスキテルペン炭化水素類
ゲルマクレンD 微量~10%

・ジテルペンアルコール類
スクラレオール 微量~ 5%

作用としてはエストロゲン様、静脈強壮、神経強化安定、鎮痙攣、抗真菌、抗癲癇、リラックスなどの各作用があげられます。
クラリーセージというと更年期障害など女性特有ののトラブルによく使われる精油ですが、それは「スクラレオール」という成分のおかげ。この成分には「エストロゲン様(よう)」と言われる作用があり、体に女性ホルモンのように働くのです。
アロマの学校では「クラリーセージ=スクラレオール」のように教わることも多いのですが、上記に書きましたように別に主成分というわけではないのですね。多くても5%程度。他に酢酸リナリルやリナロールなどの成分がたくさん入っていますので、リラックス作用や痙攣を鎮める作用も持つのです(ですから生理痛に関するブレンドには必ずと言ってよいほど登場するのですね)。

このエストロゲン作用により、基本的に妊産婦、乳腺炎、ガン患者には禁忌です。わりと強い香りですので禁忌に該当しなくても少量ずつ様子をみながら使ってください。それからクラリーセージの使用後はぼーっとすることが多いので車の運転など慎重を要する作業は避けた方が良い、また使用後飲酒をすると悪夢をみることがあるなどとも言われています。皆にあてはまることではないかもしれませんが、少量で作用の強い精油であることは意識しておく必要があると思います。

クラリーセージの香りを言葉で表現するのはとても難しいです。本などにも「ハーバルな香り」などとしか記述がなかったりします。まず、甘くはないです。シャープな面もあり、そして多分わかっていただける方は少ないと思うのですが「さくさく」した部分があると思います。それから冷たくはないです。むしろ熱感を感じます。女性のトラブルに使われる精油でありながら香りはむしろ男性的な気がします。

ではレシピです。

●ルームスプレー

作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

ライム  3滴
ペパーミント 3滴
ラベンダー 2滴
クラリーセージ 2滴

これからの季節に適した、軽めのルームスプレー。
いつもであればベースノート(揮発度の低い、土台となる香り)として重めの樹木系精油を使いますが今回ははずし、クラリーセージがその役回りを担っています。本来クラリーセージの香りはミドルノート(揮発度は中くらいの、中心となる香り)に分類されていますが、軽めの香りを作るのであればベースノート的にも使えると思います。

●アロマバス

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

No.1

レモン  2滴
イランイラン 1滴
クラリーセージ 1滴

イランイランとクラリーセージはPMSなど女性のトラブルによく使用される組み合わせ。
どちらも香りが強いので使いすぎないようにしてください。

No.2
マンダリン 2滴
クラリーセージ 2滴
ネロリ 1滴

実践540アロマセラピーブレンド事典を参考にしたブレンド。吸入用のブレンドでしたがバス用にも良いと思い量を変更しました。生理前のイライラの際、ぐっすり眠れるレシピとして紹介されています。

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4月のレシピ/イランイラン
早いものでもう4月、福岡は花冷えで夜は冷え込んでいます。
今月はイランイランのレシピをお届けします。

イランイラン Cananga odorata


撮影:東京都薬用植物園

科名:バンレイシ科
蒸留部位:花
主な産地:マダガスカル

主要有効成分と平均的含有量

・セスキテルペン炭化水素類(-)
ゲルマクレンD 15~30%
α-ファネッセン  5~15%
β-カリオフィレン 5~15%

・エステル類
酢酸ベンジル 2~10%
酢酸ゲラニル 2~10%
安息香酸ベンジル 5~10%

・モノテルペンアルコール類
リナロール 3~20%

・フェノールメチルエーテル類
パラクレゾールメチルエーテル 微量~20%

鎮静、精神安定、性的強壮、鎮痙攣、血圧降下、不整脈改善、糖尿病予防などに効果があるとされる精油です。女性に人気のある精油ですが、結構好き嫌いは分かれるようですね。

私は調香講座に通っていた際、この精油をトップノートとして教わりましたが、アロマテラピーを始めてみるとミドル~ラスト(ベース)ノートに分類している本が多いのに驚きました。香り立ちの面を重視するとトップ的な部分を十分持っている精油だと思いますが、同時に持続力も強いのでミドル~ラストに分類する方がいらっしゃるのでしょう。

合成香料も使用する一般的な調香の世界では、香料の種類がアロマテラピーと比較にならないほど多いのでイランイランの香り立ちが重視されトップに分類されているのだと思います。合成香料も含めればイランイランより持続力のある香料はいくらでもありますしね。

精油の場合は香りにやや金属的な部分を感じることがありますが、生花は本当に甘くてよい香りです。インドネシアかどこかで新婚カップルのベッドにこの花を撒いた、というのは有名な話ですが、この花ならばそれもアリだなと思わせる素晴らしい香りでした。お近くの植物園などにあったら是非花の時期に行ってみて下さい。熱帯の植物なので温室にあると思います。上記の写真は小平市の東京都薬用植物園で撮影しました(確か7月頃)。

比較的長い時間の蒸留に耐える植物のようで、時間により3~4段階にわけて精油が採れます。エキストラと呼ばれるものが一番搾りで、もっとも香りの良いものとされますが、中にはサード(三番蒸留)くらいの方が柔らかくてよいという方もいらっしゃいました。

※ノートとは
香料はその持続性、揮発度によって3つのノート(香調)に分類されます

・トップノート:揮発度が高く2時間以内に拡散してあとに匂いが残らないもの。香りの第一印象を決める 柑橘系、ミント系
・ミドルノート:中程度の揮発度を有し、3~6時間匂いが持続する程度のもの。香りの骨格をなす重要な部分 本体とでも言うべき部分 フローラル系、ハーブ系
・ラスト(ベース)ノート:ベースノートとも呼ばれる。揮発度が低く保留性に富んだもので、6時間以上匂いが持続するもの。香りの特徴を示す部分。土台となる ウッディ系、樹脂系


ではレシピです。

●ルームスプレー

作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

No.1
オレンジ 5滴
イランイラン 2滴
ゼラニウム 2滴
サンダルウッド 2滴
かすみ屋のプチワークショップでお作りいただいているスプレーのサンプルレシピの1つ。
甘く親しみやすい香りで、お休み前のリラックスに最適です。

No.2

ベルガモット  4滴
イランイラン 2滴
ラベンダー 3滴
安息香(ベンゾイン) 2滴
こちらもリラクゼーションのブレンド。安息香のバニラっぽさとイランイランはよく合います。ラベンダーの代わりにカモミールローマンでも。

●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

No.1
レモン 2滴
イランイラン 2滴
アンゼリカ 1滴

イランイランはスパイス系の精油ととても良く合うと思うのですが、中でもベストカップルはアンゼリカ。それをお湯に入れるとさらにまた複雑なよい香りになるのです。動物性香料のムスクに近い感じになると個人的には思います。アンゼリカがなければブラックペッパーで代用してください。同じようにはなりませんが、やはり良い香りです。
レモンは光毒性(日光にあたるとシミを作る作用)があるので夜のお風呂のみで。

No.2

ライム 2滴
イランイラン 2滴
乳香(フランキンセンス) 1滴

少しだけ甘さをおさえ気味の組み合わせ。キリリとした香りの乳香が全体を引き締めてくれます。

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3月のレシピ/レモン
遅くなりました。3月のレシピです。
今月はアロマテラピーをご存じない方にも馴染み深い、レモンをピックアップいたしました。

レモン Citrus limon


Photo by eyespic

科名:ミカン科
蒸留部位:果皮
主な産地:イタリア、コートジボアール、スペイン

主要有効成分と平均的含有量

・モノテルペン炭化水素類
 d-リモネン60~75%
 β-ピネン微量~15%
 γ-テルピネン微量~10%

その他にテルペン系アルデヒド類のシトラールという成分が微量含まれており、これがレモン特有の香りの決め手になっています。

レモンというとほとんどイコールのようになっている言葉が「すっぱい」。
あの誰でもご存知の酸味を連想なさる方がほとんどだと思います。しかし精油の香りだけをとりあげれば、それほどの酸味があるとは私には思えません。爽やかではありますが、むしろかなりな甘さを含んでいるように感じられます。実際ブラインドでテストしてみると、オレンジとレモンの香りの区別がつかないことも多いのです。嗅ぎ比べてみればレモンの方が若干上品さで勝るような気がします。

オレンジ同様日本人に馴染み深い香りですので使用頻度も高く、アロマトリートメントは勿論、ルームスプレーなどのアロマクラフトにも良く使用されます。作用としては抗菌、浄化、抗ウイルス作用の他、結石溶解作用や血液流動化(いわゆる「血液サラサラ」)作用を持つとても有用な精油です。気持ちを集中させる作用があるとも言われますので、勉強やお仕事の際アロマランプで焚く方も多いですね。

ご注意:レモン精油は光毒性(日光に当たるとシミになる作用)を持ちますので、皮膚に使用した場合4~5時間は日に当たらないようご注意ください。

ではレシピです。

●ルームスプレー

作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

No.1
レモン 4滴
オレンジ 2滴
ゼラニウム 2滴
イランイラン 1滴

柑橘とフローラル系だけで構成される香り。ゆったりしたい時に。
サンダルウッドやフランキンセンスなどを1~2滴加えても良い香りです。

No.2
レモン 4滴
ライム 2滴
ローズマリー 2滴
スコッチパイン  2滴

こちらはすっきりしたい時、気持ちを引き締めたい時などに。
ローズマリーの代わりにユーカリ、スコッチパインの代わりにシダーウッド・アトラスなども良いですね。

●アロマバス

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

レモン 2滴
ネロリ 2滴
サンダルウッド 1滴

これは文句なしに贅沢な組み合わせ。
香水のブレンドにも良さそう。

レモン 3滴
ゼラニウム 2滴
ジンジャー 1滴

ジンジャーも柑橘に合うと思います。
意外と朝風呂にも良かったり(光毒性の問題がありますので外出しないで良い日にしましょう)。

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2月のレシピ/ユーカリ・ラディアタ
しばらく放置していたマンスリーレシピを再開いたします。
この時期のレシピとなるとどうしても「スギ花粉症対策」を無視するわけにはいかず、今月はユーカリ・ラディアタをピックアップいたします。

ユーカリ・ラディアタ Eucalyptus radiata フトモモ科



撮影場所は山梨県のナード・アロマテラピー協会の農場です。
昨年秋農場研修に参加した際に撮ってきました。


科名:フトモモ科
蒸留部位:葉
主な産地:オーストラリア

主要有効成分と平均的含有量

・酸化物類
 1.8シネオール 60~75%

・モノテルペン炭化水素類
 リモネン 微量~10%
 α-ピネン 2~5%

・モノテルペンアルコール類
 α-テルピネオール 5~10%

ユーカリ属には800以上も品種があるのだそうで、我々の生活に使用されているのはそのうちのほんの一部です。その中で最もポピュラーと言えるのがこのユーカリ・ラディアタだと思います。清涼感のある香りで呼吸器系のトラブルによく使用され、初心者の方にも使いやすい精油です。
ローズマリーの香りととても良く似ており、最初の頃はよく間違えました。今でも時々わからなくなることがあったりします。あえて言えばユーカリの方が若干軽く、ローズマリーはグリーン感がより強いというところでしょうか。

さて、ユーカリと言えばもう1つ、ユーカリ・グロブルスEucalyptus globulusという品種があります。
これもラディアタと香りが似ており、よく使われるユーカリの1つですが、内容成分が若干違います。ラディアタに60~75%含まれている酸化物類の1.8シネオールが、このグロブルスには80~90%もあるのです。免疫調整や抗炎症などのとても有効な作用を持つ1.8シネオールですが、多すぎると刺激を感じることがあるため、グロブルスの使用には注意が必要とされています。
「早く何とかしたいというレスキュー的の用途ならばグロブルス、継続的に使うならラディアタ」といわれているようですね。自分ではアロマバスやトリートメントにはラディアタ、ルームスプレーなどにはグロブルスを使うことが多いような気がしています。



こちらはユーカリ・グロブルスの写真。やはりナードの農場にて撮影。
植物を見ると違いは一目瞭然ですね。香りが似ているので外見ももうちょっと近しい感じかと思っていました。


これ以外にもユーカリ・レモンやユーカリ・ディベスなどユーカリには沢山あるのですが書いていたら長くなってしまいますので割愛します。またの機会に。

ではレシピです。

●ルームスプレー

作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

NO.1
ライム 3滴
ユーカリ・ラディアタ 3滴
ラヴェンダー 2滴
スコッチパイン 2滴

ユーカリの特徴を引き立たせるグリーン感の強いブレンド。
朝の寝覚めなどに。

No.2
ベルガモット 4滴
ユーカリ・ラディアタ 2滴
プチグレン 2滴
ローレル 2滴

これもさっぱりした香りですが、プチグレンが入っているので少しフルーティに感じる方もあるかと思います。ローレルなんてあまりメジャーじゃない精油を使ってしまいましたが、ない場合の代用は…。うーんラベンサラ(ラビンツァラ)かなー。

もう1つ、ナード・アロマテラピー協会の「アロマニュース」というテキストにユーカリを用いたブレンドがありましたのでご紹介します。

●インフルエンザ及びカタル性悪寒の初期症状が現れたときあるいは予防

ユーカリ・ラディアタ 3ml
ラベンサラ(ラビンツァラ) 3ml
ニアウリCT1 3ml

CTとはケモタイプ(※)のことであり、ここでいうニアウリCT1は1,8シネオールを多く含むタイプのニアウリです。
※ケモタイプとは・・・植物の科・属・種が同じであっても、生育する環境により含有する成分が大きく異なるものがあります。これらはケモタイプ(化学種)と称されています。

各3mlですから合計9mlのブレンドができます。1,8シネオールを多く含むものばかりですからスーッとした良い香りになると思います。
使い方ですが、「このブレンド6~8滴を、成人は1日6回胸と背中に塗布する。小児の場合は3~4滴を3滴のヘーゼルナッツオイル、またはスイートアーモンドオイルに混ぜて胸と背中に塗布する」とあります。3滴の植物油で希釈とは!「ほんの気持ちだけ薄める」という感じですね。

申し上げるまでもないと思いますが、このブレンドを過信せず、家庭でのケアの範囲を超えた症状になったらすぐに病院へいらしてくださいね。

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9月のレシピ/サイプレス
2009年5月のフランス旅行記はこちらから(ちょっと更新遅れ気味ですが)。

アワアワしているうちにもう9月、早いですね。やらねばならないことの山を目前に焦りまくっています。
それにしてもかなり涼しくなってまいりました。今年の秋は気温が高いといわれていますが、昨年の今頃より随分しのぎやすい気がします。

それでは今月のレシピです。9月はサイプレスです。

サイプレス Cupressus sempervirens ヒノキ科



サイプレスは南フランスで沢山見かけました。とても背の高いすらっとした木でした。
写真を撮ってきたつもりでいたんですが、アップできるようなめぼしい出来ではなかったのでこの写真は西南学院大学の聖書植物園で撮影したものです。まだまだ若木なので、これから大きく育ってくれることと思います。

蒸留部位:葉付き小枝
主用産地:モロッコ、フランス

主要有効成分と平均的含有量
・モノテルペン炭化水素類
 α-ピネン 40~60%
 δ-3-カレン 15~30%
 リモネン tr.~5%

・セスキテルペンアルコール類
 セドロール 2~10%

・セスキテルペン炭化水素類(+)
 α-セドレン tr.~5%

・モノテルペンアルコール類
 テルピネン-4-ol tr.~5%

・エステル類
 酢酸テルピニル tr.~5%

ホルモン様作用があるので、乳腺症やガンなどのホルモン依存型疾患には禁忌とされています。また妊娠初期の方にも禁忌です。

サイプレスの作用と聞いてすぐに思い浮かぶのは「ひきしめ」ですね。
静脈のうっ血やリンパのうっ滞を除去する作用がありますので、むくみや静脈瘤のケアのレシピではよく名前が挙がる精油です。また、「出過ぎる体液を調整する」という働きもありますので発汗過多にも良いようです。制汗スプレーやフットスプレーに良く使われています。
ホルモン様作用がありますので婦人科関係でも使用されます。上記の「出過ぎるものの調整」という働きから、月経過多に効果があるとされています。

有名な精油ではありますが、実はこの香りは私にとって言葉で表現しにくいものの1つです。苦いような重いような軽いような、とらえどころのない香りに感じてしまうのです。「森林の香り」という表現もありますが、どこがどうとは言えないもののちょっと違う気がする…。ピッタリの表現にこれまで出会ったことはありません。決して嫌いな香りではないのですけれどね。フレグランスの世界ではメンズものに多く使われています。

ではレシピです。

●トリートメントオイル
材料:
スイートアーモンドなどの植物油 15ml(大さじ1杯)
精油 3~4滴

植物油に精油を加えてよくかき混ぜ、遮光ビンで保存します。
2週間程度で使ってしまうようにしてください。

レモングラス 1滴
ジュニパー 1滴
サイプレス 2滴

血行を良くし、引き締め効果のあるブレンド。
アロマバスにも向いています。今の時期はあがった後ちょっと暑くなるかもしれませんが。

●ルームスプレー

作り方:無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

ライム  4滴
ラヴェンダー 2滴
スコッチパイン  2滴
サイプレス  2滴

サイプレスには気持ちを落ち着ける作用もあります。
イライラした時に手軽に森林浴気分を味わえるブレンドです。

●オーデコロン

作り方は上記ルームスプレーと同じ、違うのは精油の量だけです。
無水エタノール20mlに精油を加え、よくかき混ぜてスプレーボトル(ガラス製のもの)に入れて使用します。火気は絶対に避けてください。アルコールに水を8:2の割合で加えることもできます(その場合はアルコールに精油を混ぜてから水を加えます)使用時には皮膚にかからないようご注意ください。

調香教室の先輩S氏に教えていただいたシンプルなオーデコロン。
精油配分まではお聞きしていないので、そこは自分で考えました。男女を問わず使える爽やかで深みのある香りです。単純な構成なのにこんなに良い香りになるんだーと開眼させていただいたブレンドでした。好みによってはもう少しベルガモットを減らしても良いかもしれません。

ベルガモット 10滴
サイプレス 6滴
サンダルウッド 4滴

注:ベルガモットはつけたまま日光に当たるとシミをつくる性質(光毒性)があります。
このオーデコロンは日光にあたらない部分につけるようにしてください。


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8月のレシピ/グレープフルーツ
2009年5月のフランス旅行記はこちらから(ちょっと更新遅れ気味ですが)。

8月のレシピはグレープフルーツです。
湿度も気温も上昇するこの季節、さっぱりした柑橘の香りで爽やかに過ごしたいですね。

グレープフルーツ(果皮)  Citrus paradisii(Ze) 科名 :ミカン科


phpto:http://eyes-art.com/pic/

●蒸留部位:果皮
●蒸留方法:圧搾
●主な産地:イスラエル、アルゼンチン、イタリア
●主要有効成分
 ・モノテルペン炭化水素類
  d-リモネン:90~99%
  β-ピネン:微量~2%

柑橘系の主成分であるd-リモネンが最大99%と、柑橘系の中で最も多い精油です。微量ですがケトン類のヌートカトンという分子を含み、これがグレープフルーツ特有の香りの決め手となります。このヌートカトンはダイエット効果のある成分として、数年前に有名になりましたね。
皆さんおなじみの、少し苦味のある爽やかな柑橘系の香りです。大抵の方が名前を聞いただけで香りを連想されるのではないかと思います。 多くの人に好まれると同時に抗ウイルス、抗殺菌作用も持ちますのでルームスプレーとしてとてもすぐれています。また、うっ滞除去作用があるとされますので、サイプレスやジュニパーと組み合わせてスリミングのために使われているレシピも多いですね。
ただ注意事項としては、フロクマリン類を含みますので皮膚への使用後4~5時間は日光に当たらない方が良いです。シミになる可能性があります(いわゆる光毒性と呼ばれるものです)。またグレープフルーツに含まれるフロクマリン類はある種の薬剤の作用を亢進させてしまう可能性があるので併用はしない方がよいといわれています。私は常用のお薬がある方のトリートメントにはグレープフルーツを使わないようにしています。ルームスプレーなどで微量吸い込むくらいは問題ないと思いますけれどね。

ではレシピです。

●重曹歯磨き

他に用意するもの、作り方はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/39/

グレープフルーツ 2
ティートリー 1

ティートリーは歯磨き粉に良く使われる精油の1つですが、これに合う柑橘系といったらダントツでグレープフルーツです。共通する部分がとても大きいように思うのです。

●スプレー

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/24/

No.1
グレープフルーツ 4
ペパーミント(スペアミント) 3
ローズマリー 2
スコッチパイン 1

いかにも夏らしい、さっぱりした香りのスプレーです。

No.2
グレープフルーツ 3
ライム 2
ラヴェンダー 2
プチグレン 1
バルサムファー 2

これは皮膚につけてもいいかも、と思い立ち、精油を倍量にしてオーデコロンにしてみました。仕上がりが楽しみです。
先日フランスで購入したバルサムファーを使ってみました。これは代用が難しい…。バルサムがなくてもグランドファーかダグラスファーか、とにかく「ファー」の名がついているものでお願いします。あんまり身近な精油じゃなくてすみません。「ファー」の精油には人の皮膚に近いあったかみがあると思うのです。
もしどうしても手に入らないならスコッチパインで。香りはまったく違ってきますがこれはこれでいいと思います。

●アロマバス

精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

グレープフルーツ 3
ローズマリー 2

寝苦しかった朝の目覚めにしゃきっとする香りです。

オレンジ 1
グレープフルーツ 2
サイプレス 2

足がむくんで疲れたとき、私はこのアロマバスにつかります。
浴槽で可能な限りリラックスしながら血液がスムースの流れていくさまをイメージするのです。

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7月のレシピ/マンダリン
2009年5月のフランス旅行記はこちらから(ちょっと更新遅れ気味ですが)。

また遅れて申し訳ありません。7月のレシピはママンダリンです。

マンダリン Citrus reticulata 科名 :ミカン科



●蒸留部位:果皮
●蒸留方法:圧搾
●主な産地:イタリア、アルゼンチン、ブラジル
●主要有効成分
 ・モノテルペン炭化水素類
  d-リモネン75~90%
  γ-テルピネン5~20%

他の柑橘類精油と同様、モノテルペン炭化水素類のd-リモネンを主成分としますが、微量ながら脂肪族アルコール類のノナノール、オクタノール、脂肪族アルデヒド類のデカナールという芳香分子を含みます。これらがマンダリン特有の香りになる重要な分子です。
また、抗不安作用を持つエステル類のアンスラニル酸ジメチルも微量含みますので、気分を落ち着ける効果も期待できます。
マンダリンにはレッドとグリーンの2種類の精油があります。熟れた実の果皮を使用したものがレッド、未熟な青い果実の皮から採取し、少し渋い香りを持つのがグリーンです。プリマベラのマンダリン・グリーンはとても爽やかで好感度の高い香りですのでとても重宝しています。

柑橘系の精油は光毒性(使用後日光に当たるとシミになる)を持つフロクマリンという成分があるため、日差しが強くなる季節には皮膚への使用を控えなくてはなりませんが、マンダリンはオレンジスイート同様この成分を持たないので夏でも使える精油の一つです。

●レシピ
・リップクリーム

用意するもの:
蜜蝋 小さじ1/2
植物油(スイートアーモンド油など) 小さじ1と1/2
精油 3滴

作り方:
植物油に蜜蝋を加え、溶けるまで湯煎または電子レンジで加熱します。
粗熱がとれたところに精油を加え、容器に流し入れる。冷めて固まったら使用可能。

最近あちこちで見かけるようになったリップクリーム用のスティックに丁度いいくらいの量です。
もちろん小さいクリーム容器に入れて指で唇につける形でもOK(個人的にはこちらの方が使いやすいと思います)。

No.1
マンダリン 1滴
オレンジ 1滴
リツェア 1滴

夏にぴったりのリップクリーム。柑橘そのものの爽やかさを味わえます。リツェアがなければレモングラス
でも良いですが、その場合はちょっと癖がでるかもしれません。

No.2
マンダリン 2滴
ペパーミント 1滴

こちらもさっぱりタイプのリップクリーム。この場合、マンダリン・グリーンの方が適していると思います。

●アロマバス
精油以外に用意するもの、手順はこちらから
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/29/

No.1
マンダリン 3滴
プチグレン 2滴

お休み前に。リラックスできる組み合わせです。
ダグラスファー、バルサムファーなどをお持ちでしたら一滴加えるとまた違ったニュアンスを楽しめます。

No.2
マンダリン 3滴
ゼラニウム 1滴
サンダルウッド 1滴

こちらもリラックスを誘う香りです。ゼラニウムの代わりにラヴェンダーでもOK。

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キフィベース
2009年5月のフランス旅行記はこちらから(ちょっと更新遅れ気味ですが)。

最近「キフィ 香水」とか「キフィ 材料」などの検索語でこのブログにいらっしゃる方がとても多いのです。多分昨年やったキフィの練香ワークショップの記事がヒットしているのだと思います。どこかでキフィについて取り上げられたんでしょうか?あんまり多いので自分でもちょっと検索してみましたがよくわかりませんでした。お心当たりのある方はコメント欄等でご教示いただけるとたいへん嬉しく思います(人頼み)。
と、書いてましたら早速お教えいただきました。先生ありがとうございます。
横浜でやってるエジプト展でキフィの展示があるんですね。自分ちの近くじゃないことにはとんと疎くっていけません。


いろいろ検索しているうちにムラムラと作りたくなってきましたので久しぶりにキフィの調香をしてみました。実はフランスで珍しい精油も買ってきたことですし。昨年のような練香ではなく、精油のみのブレンドです。きっちりと資料通りに作ったものではなく、入手できる範囲の材料でおおまかな雰囲気を味わえたらOKという姿勢ですので細かいツッコミは無しの方向で。

ペパーミント 
ジュニパー 
サイプレス 
シナモン
カルダモン
蜂蜜オイル
ナルデ
没薬
ナガルモダ
カラムス

など、トータルで12種類の精油を使用しました。
昨年なかった材料としては以下の2つがあります。5月のフランス旅行で入手しました。

●カラムス Acorus calamus L. Coree
ニオイショウブです。前回のワークショップの際はアイリスで代用しましたが、今回カラムスを入手して大雑把過ぎたと反省しました。同じショウブ科でも香りがまったく違います。スミレっぽいアイリスに比べ、カラムスはちょっと樹脂のようなスパイシーな感じがします。

●ナガルモタ(香附子) Nagarmotha Cyperus scariosus R.Br. Inde
カヤツリグサ科のハマスゲという植物の根で、漢方薬として有名です。昨年は精油がなかったので漢方薬局でドライハーブ状態のものを入手し、粉末にして練香混ぜました。ベチバーをもう少し軽くしたような香りです。

カラムスとナガルモタ

現時点ではジュニパーや蜂蜜オイルの甘さが立っています。これから徐々に他の要素が出てくると思いますが、そもそも重い香りの精油ばかり使っていますのでこのままではフレグランスにはせず、ラスト(ベース)ノートとして用います。これにトップノートやミドルノートの精油を加えてフレグランスの完成となるわけです。あと一週間くらい寝かせて香りが馴染んだところで「キフィベースのフレグランス」を作ってみたいと思います。

最後に、キフィに興味をお持ちの方におすすめの本をご紹介します。

ファラオの秘薬―古代エジプト植物誌




amazonには画像が無かったのでうちにある本の写真です。

キフィワークショップの資料として購入したのですが、古代エジプトで使用されたハーブや香料についてとても詳しく掲載されています。現在絶版で値段も跳ね上がっているようですので、図書館などでお探しください。

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福岡市中央区大名でひっそりとアロマサロンをやっています。エッセンシャルオイルに限らず、いい香りのお話が大好物です。香水作りのワークショップ、セラピストさんの勉強会なども時々やっています。
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