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福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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注意して使いましょう、ペパーミント精油
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今回は女性の悩みを解消するハーブについてです。詳しくはこちらから。
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連日の暑さ対策にペパーミントを!という記事をあちこちで見つけますのでちょっとだけ注意喚起のための記事。

ペパーミントは様々な作用をもち、幅広い症例に適応するのでアロマテラピーではとてもよく使用されています。清涼感のある香りは嗅いだだけで涼しさを増しますし、主成分であるメントールに冷却作用がありますので皮膚につけるとヒンヤリして快適です。しかしそれなりに強い作用の成分を含みますので、けっこう禁忌事項の多い精油でもあるのです。

●禁忌・・・これはやめときましょう
ナードのケモタイプ精油事典(ver.7)によりますと、5歳以下の乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者、高血圧症の人にペパーミントは禁忌となっています。ペパーミントにはケトン類のl(エル)-メントンが多く含まれ、その成分には神経毒性や流産惹起作用、血圧上昇作用があるとされるからです。
また、皮膚につけるとヒンヤリするのは主成分であるモノテルペンアルコール類のl(エル)-メントールに冷却作用があるからですが、体温が下がりすぎるおそれもあるため広範囲での使用は控えるようにと書かれています。

ですから皮膚塗布、沐浴、内服(日本では一般的じゃないですが)に使用する場合には気をつけなければならないのです。健康に問題ない大人が用量を守ってやる分には問題ないのですが、どんな人が見ているかわからないブログやサイトで使い方を紹介する場合には必ず上記の禁忌も伝えなければなりません。誰が使っても大丈夫なような錯覚を起こさせてはいけないのです。万に一つであっても危険性がある限り、情報の伝達を怠ってはならないと思います。
ちなみに、日本薬局方のハッカ油でもペパーミントと同様に注意が必要です。ペパーミントに比べると少しだけ禁忌が緩いですが、内容成分は似たようなものですから気をつけなければならないことに変わりはありません。

ペパーミントをお風呂に使うのはとても快適で、私も以前は夏になるとペパーミント以外でのお風呂は考えられないくらいでした。温水プールくらいのぬるいお湯でアロマバスにすると最高で、暑かった日には思い切り長風呂してこのヒヤヒヤ感を楽しんだものです。お湯の中にいるのに背中に氷があたっているような不思議な気持ちよさと言ったらなかった。しかし血圧が気になるようになったここ数年はさすがに止めました。どちらが大事なのかは言うまでもありませんからね。

●どうすれば安全?
いきなり脅かしましたが、上記の禁忌を持つ人であっても香りを楽しむだけならばペパーミントは安心して使えます。ディフューザー、アロマランプ、ルームスプレーなど通常使用の範囲内ならば健康に被害が出ることはまずないと考えられています。

●意外と刺激あります
禁忌のない人でもちょっと気をつけたほうが良いこと。それはペパーミントの皮膚刺激。
冷たいおしぼりに1~2滴たらして手などを拭くととてもさっぱりしますが、精油のついた部分に触ってしまうとその部分がヒリヒリするような刺激を感じます。うっかりして目などこすってしまうとさらに悲惨なことに。おしぼりやタオルに垂らす場合は手に触れる可能性が少ない端っこの方にちょっとつけましょう。
それから上記禁忌のない方でも、お風呂に使う場合は必ず基剤(重曹など)を使用しよくお湯になじませましょう。めんどくさがってポタポタ直接垂らしてしまった場合、精油のかたまりがお湯の表面にプカプカ浮いた状態となっています。もしそれが皮膚にくっついたまま、気づかずにあがってしまったら?タオルで拭いたくらいではとれませんから、あとからかぶれてくることも十分ありえるのです。これはペパーミント以外の精油にも言えることですが、重曹や粗塩などに加えてしっかり混ぜて、お湯に入れた後はよくかき混ぜてから入浴しましょう。

以上、ざっと気づいた注意点を挙げてみました。
精油は「植物から抽出し、人の手を一切加えていないもの」です。それによるメリットとデメリットの両方があるのです。自然のもの=どんだけ使っても安全なものではありません。場合によっては薬と同じくらい強く作用することもあるのです。
もちろん過剰に恐れる必要はありませんが、安全に使いこなすにはある程度の知識が必要なものだと私は考えています。ハヤリに乗っかって安易に人に広めてしまう前に、禁忌を調べるくらいの気持ちが欲しいよなあと思ってしまいます。そんなに難しいことじゃないのですから。

※このブログを引用される場合の注意点はこちら。リンク先の注意をお守りいただき、常識の範囲内の引用をしてくださるのならば大歓迎です。

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続編書きました。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(3)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(4)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(5)

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プロフィール
NAME:  かすみはら(かすみ屋)
福岡市中央区大名でひっそりとアロマサロンをやっています。エッセンシャルオイルに限らず、いい香りのお話が大好物です。香水作りのワークショップ、セラピストさんの勉強会なども時々やっています。
mixiコミュニティ:Aromahausかすみ屋
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