福岡市のアロマサロン「かすみ屋」の日記。お手軽なアロマレシピや香りにまつわるお話をお届けします。
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2024/11/27/Wednesday
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柑橘系精油の光毒性について
2007/04/03/Tuesday
日々暖かくなって、窓を開けて外の空気を楽しめる時期になってきました(今年は花粉症軽くて本当によかったー)。一時的にではありますが、早くも冷房を入れたオフィスさえあるなんて話さえ聞きます。当然陽射しも強くなり、そろそろ気をつけなければならない季節になってきましたね。今日はあの困りものの光毒性のお話を少し。
熱を加えず果皮を圧搾して得られる柑橘系精油にはフロクマリンという成分が含まれ、それが皮膚についたまま日光に当たるとシミなどの原因になるといわれています。代表的なのがベルガモットに含まれるベルガプテンですね。
私は冬場はあまり気にせず柑橘系を使用しています。寒い時期は皮膚のほとんどが衣服で覆われますので、よほどお天気がいい日(及びとても敏感なお客さん)を除いてはそれほど神経質になる必要はないと考えるからです。
しかし、露出が多くなるこれからの季節にはそういうわけにはいきません。使用に制限がかからざるを得なくなります。大抵の場合トップノートに柑橘系を持ってくる(融通がきかないともいう)私のブレンドには大きなハンデです。それに本当は暑い季節にこそ爽やかな柑橘系を使いたいじゃないですか。上手くいかないものですね。
どこまで柑橘系の光毒性に気をつければいいのか、実は諸説あります。
念のためにすべての柑橘系を避けるべきという強硬な意見もあれば、ベルガモット以外ならばそんなに気にすることはないなど、もうこれは使う人の判断に任せるしかないというのが現状ではないでしょうか。しかしどの説でもベルガモットだけは避けるというのは共通していますね。最も好きな柑橘精油にがっつり光毒性があるというのは悲しい話です。フロクマリンを除去したもの(FCF)も売られてはいますが、「成分をいじった」精油を好まない方もいらっしゃるようですし、香りも「似て非なるもの」になってしまっている気がします。詳しくは知らないのですが、圧搾した精油をさらに蒸留のようなことをしてフロクマリンを除去するのだとか。その際に他の香気成分も一緒に抜けてしまっていると考えていいのじゃないでしょうか。なので私はFCFベルガモットをあまり使う気になれません。
先日購入しましたエッセンシャルオイル総覧2007によりますと、柑橘系精油の光毒性のあるなしは下記のようになっています。
●なし
・スイートオレンジ
・マンダリン
●あり
・ビターオレンジ
・グレープフルーツ
・ベルガモット
・ライム
・レモン
●柑橘系ではないが、光毒性が認められるもの
・アンゼリカ(根)
・キャラウェイシード(低レベルで可能性あり、不確定)
・クミンシード
・ジンジャー(低レベルで可能性あり、不確定)
・レモンバーベナ(但し、希釈後光毒性なし)
ユズやスダチ、カボスなど和の柑橘については、「分析表を良く確認し、光毒性に注意」とあるにとどまりました。まだ資料として出せるような検査結果が出ていないものと思われます。なので夏は避けた方が無難でしょうね。
あと、どこかでネロリに光毒性があるという説を見かけましたが、ないです。ビターオレンジの花だから混同されたんじゃないでしょうかね。ネットだとこういう情報の混乱も起きがちですし。
スイートオレンジが使えるのはありがたい。マンダリンだけではどうもねえ、と思っていたのでした。あと、ベルガモットミントなどのハーブ系、水蒸気蒸留されるリツェアなどで柑橘系の不足を補いつつ、これからのブレンドを組み立てていこうと思っています。
熱を加えず果皮を圧搾して得られる柑橘系精油にはフロクマリンという成分が含まれ、それが皮膚についたまま日光に当たるとシミなどの原因になるといわれています。代表的なのがベルガモットに含まれるベルガプテンですね。
私は冬場はあまり気にせず柑橘系を使用しています。寒い時期は皮膚のほとんどが衣服で覆われますので、よほどお天気がいい日(及びとても敏感なお客さん)を除いてはそれほど神経質になる必要はないと考えるからです。
しかし、露出が多くなるこれからの季節にはそういうわけにはいきません。使用に制限がかからざるを得なくなります。大抵の場合トップノートに柑橘系を持ってくる(融通がきかないともいう)私のブレンドには大きなハンデです。それに本当は暑い季節にこそ爽やかな柑橘系を使いたいじゃないですか。上手くいかないものですね。
どこまで柑橘系の光毒性に気をつければいいのか、実は諸説あります。
念のためにすべての柑橘系を避けるべきという強硬な意見もあれば、ベルガモット以外ならばそんなに気にすることはないなど、もうこれは使う人の判断に任せるしかないというのが現状ではないでしょうか。しかしどの説でもベルガモットだけは避けるというのは共通していますね。最も好きな柑橘精油にがっつり光毒性があるというのは悲しい話です。フロクマリンを除去したもの(FCF)も売られてはいますが、「成分をいじった」精油を好まない方もいらっしゃるようですし、香りも「似て非なるもの」になってしまっている気がします。詳しくは知らないのですが、圧搾した精油をさらに蒸留のようなことをしてフロクマリンを除去するのだとか。その際に他の香気成分も一緒に抜けてしまっていると考えていいのじゃないでしょうか。なので私はFCFベルガモットをあまり使う気になれません。
先日購入しましたエッセンシャルオイル総覧2007によりますと、柑橘系精油の光毒性のあるなしは下記のようになっています。
●なし
・スイートオレンジ
・マンダリン
●あり
・ビターオレンジ
・グレープフルーツ
・ベルガモット
・ライム
・レモン
●柑橘系ではないが、光毒性が認められるもの
・アンゼリカ(根)
・キャラウェイシード(低レベルで可能性あり、不確定)
・クミンシード
・ジンジャー(低レベルで可能性あり、不確定)
・レモンバーベナ(但し、希釈後光毒性なし)
ユズやスダチ、カボスなど和の柑橘については、「分析表を良く確認し、光毒性に注意」とあるにとどまりました。まだ資料として出せるような検査結果が出ていないものと思われます。なので夏は避けた方が無難でしょうね。
あと、どこかでネロリに光毒性があるという説を見かけましたが、ないです。ビターオレンジの花だから混同されたんじゃないでしょうかね。ネットだとこういう情報の混乱も起きがちですし。
スイートオレンジが使えるのはありがたい。マンダリンだけではどうもねえ、と思っていたのでした。あと、ベルガモットミントなどのハーブ系、水蒸気蒸留されるリツェアなどで柑橘系の不足を補いつつ、これからのブレンドを組み立てていこうと思っています。
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